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そこの綺麗な眼鏡のお姉さん!でおじさんも振り向く。読者ターゲットの絞り方

私は年長さんから小学生、中高生から大人まで、いろいろな人の文章指導をしているし、しかも何だかんだ言いながらこの業界32年なこともあり、いろいろな話が言えるし、書けます。そんな中でも特に気を付けているのは、ターゲットを絞るということ。しかも一人に。

一人? ってよく聞かれるのだけど、ターゲットは一人で良いのです。

仕事では、ペルソナをイメージして書くように依頼されることがあります。私も外注でコラムなど書いているのですが、「40代働く独身女性」とか「意識高めの教育に関心があるママ」という設定で記事を頼まれます。で、私はその時どうしているかというと、そんなぼんやりしたイメージでは書かず、例えば「40代働く独身女性」だったら、YさんやSさん、「意識高めの教育に関心があるママ」だったらAさんやNさんなど、もう具体的にその人に向けて書きます。

だって、40台働く独身女性だったら何万人います? 意識高めの教育に関心があるママだってそうです。でも、私の中でYさんやSさんやAさんやNさんは一人。それでいいんです。

アフィリエイターさんたちも、この点気にした方が良いですよ。例えば、クライアントから「当社のターゲットペルソナはこんな感じです」って文字とか動画で説明くるかもしれませんが、逆に、その文字や動画から真っ先にイメージした友達に届けるつもりで書いた方が良いです。

これ、誰から聞いた話か忘れたんですが(自分が作った例えのような気もしないでもない)「おい」と言っても誰も振り向かないけど、「そこの綺麗な眼鏡のお姉さん!」というと綺麗でなくても眼鏡でなくてもお姉さんでも振り向きますよね。それと同じです。ターゲットを絞ることで、そのことに関心がある日tが全員振り向くんです。特に「綺麗な」という要素を入れることが大切です。

そんなわけで、「4月に小学校に入学する子どもがいる心配性のママ」を設定にしてこの本は書いています。もちろん、目的は彼女の心配を解消するためです。彼女はきっと、あれもしなくちゃ、これもできるようにしておかなくちゃって思っているんです。

大事なことは最後の章にまとめて、ホッと安心させる戦略です。戦略というとすごくえげつない感じがしますが、戦略のない文章なんて、人の心にささらないです。確かに素直なまっすぐな言葉が心に刺さる時はありますが、それはもう、戦略の方が彼らの味方に居る場合に限ります。私みたいなただのおばちゃんは、戦略性を身に付けないと生き残れません(笑)

さて、昨日は第3章を書きました。「死ぬほど外遊びをしておく」です。

なぜ、小学校に上がるまでに外遊びをしておく方がいいのか。それは、健康や体力作りという側面もありますが、何しろ、遊びの中に、学びの要素が、たくさん詰まっているからです。世の中で活躍している天才、秀才はほとんどが田舎育ちです。子どものころに死ぬほど遊んでいます。脳の発達にも関係していますし、異年齢の子と遊ぶことの重要な意味、そして親はどうサポートするか、そんな話を、出不精の私が書きました(笑)

お楽しみに!

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