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平均点は先生の作問能力をみるためのもの「脱:他人との比較」

生徒A:学校のテスト終わって、返ってきました
私:どうだった?
生徒A:まあまあかな。だいたい平均より上だったし

生徒B:学校のテスト終わって、返ってきました
私:どうだった?
生徒B:英語では何が書いてあるか分かる状態でした。夏休みの単語学習が効いてきた感じです!

謙遜もあるんでしょうが、生徒Aは、他人との比較で自分を評価しています。生徒Bは自分の努力がどう反映されたか分析していて、平均の「へ」の字も出てきません。

学校のテストというものは、範囲があるから、その中で自分が何をどのくらい理解しているか、理解が不足しているか、自分で分かればいい。

そもそも平均が良すぎる場合は、問題が簡単すぎだったってことだし、悪すぎる場合は難しすぎだったってことで、つまりそういう場合は、そのテストが生徒の理解度を測るのにふさわしくなかったってこと。だから、だいたいこれくらいになるといいよねってラインが学校ごとに決められている。教科によって違ったら、総合点で評価できなくなっちゃうから。
つまりは、作問する先生の作問能力を診るためにあるんだよね。
塾でもそう。「先生、平均点が低すぎですよ」って注意されるもの。

そんなものに振り回されちゃいけない。テストではどこができたのか、それは何故か、どこができなかったのか、それは何故か自己分析するだけでいい。特に、前者「どこができたのか、それは何故か」が言語化できないと再現性がないから気を付けて。

保護者の方へ
平均と自分を比べる悪癖は、生涯に渡って続きます。
子どもが、平均と自分を比べるようになる習慣は主に学校と家庭でつけられるもの。学校は、仕方がないにしても、家庭では、是非とも、子どもの「成長」部分を見てほしいです。間違っても平均点から何点離れているかなんて数えないでくださいね。偏差値なんかまさにソレですから。

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