話が長い人言葉には句点がない
だらだらと長い話をする人がいる。そういう人たちの話を聞いているのは、非常に苦痛だ。聞きながら私は分析する。この人たちの何がダラダラなんだろう。
会議の発言で
見て分かりますよね。句点「。」が1つもないんです。こんな文章は、書き文章ではありえないので、みなさん「いや、こんなことはないでしょう」と思うかもしれませんが、話し言葉では句点なし文章は存在します。多いですよ。
ちなみに、chatGPTに「句点のない、ダラダラした話の例を作って」と頼んだんですが、生成された文章は、1文1文にちゃんと句点が入っていて、うまく作れなかったので、多少書き換えました(笑)
会議以外、普通のコミュニケーション等でも、ダラダラと話の長い人がいます。もちろん他の原因もあります。構成も悪いわ、要領を得ないわ、結論を先に言わないわ、余計な話を盛り込むわ、自分語りになってるわ、論点がずれているわ……。
でも、たいてい、こういうダラダラ感のある人たちの発言には、句点がないんです。だから、上記全てについてコメント入れる隙間がない。
話し言葉での句点は、何のために入れるか
句点を入れると、「間」が生じる。その「間」で、アイコンタクトを取ったり、その場の雰囲気を共有したり、なんなら相槌を打つ以上のこと、例えば小さい議論を挟むなどができる。話の流れを修正することも。それを一切許さない雰囲気になるのは、句点がないからだ。
一方的に話す状態も良くない。しかし講義など、一方的に話すことがよしとされた現場でも、自分の話が場に受け入れられているのかどうか、適切な「間」を取って、小さなコミュニケーションを挟むことが大事なように思う。そのためには、句点が便利だ。
話し言葉で、句点を打った時に、相手が「もっと聞きたい」という目をしていれば、続きを話す。それぐらいのペースでいいんじゃないかな。
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