ここが変かも、介護保険③~母のヘルパーさんは父のおむつを買いに行けない~
「ここが変かも介護保険」シリーズ第3回です。他の記事もマガジンの中に入っているので、是非読んでみてくださいね。
オムツって、結構な重さですよね。特に大人のオムツは、サイズも大きいし、介護でバンバン使う家では枚数の多いものを買うことが多いです。
母は、要介護2。身体介護を受けていて、お掃除や洗濯買い物などを、補助・代行してもらっています。特に買い物は1週間まとめて色々なものを買ってきてもらっていて、とても助かっています。なにしろ腰が悪いので、少量の買い物でも本当に大変な思いをするんです。なので、この買い物支援、買い物代行はとても助かっています。
が、たとえこの家で必要なものであっても、父の介護に関わるものの買い物代行は、父の介護保険でしなくてはならず、母の介護保険では、賄えないそうです。なので、父のオムツは、母が一人で買いに行かなくちゃいけない。父の買い物だけの為に新規に契約しても良いのですが、もうとっくに限度額を超えた父に対する介護は全額自費になり、家計を圧迫します。
幸い、ウチには、私や妹という子供がいるので、例えば妹が代わりに買って家に届けるとか、私がインターネットで買って家に届けるとか、そういう方法が取れますが、子供がいない、頼る人がいないお家は一体どうしてるんでしょう。
家族がいるなら家族に頼め
そういう時代はもう終わったはずなのに、これから超高齢化社会を迎えるのに、そういう基本方針でいいのでしょうか。
もちろんスーパーマーケット等によっても、配達をしてくれるサービスもありますが、そのような便利なサービスが、全ての介護を必要としてる人にちゃんと届いているか、不安なところでもあります。
特に介護グッズや支援用品などについては、契約上の縛りがあります。おむつも、非課税世帯はある程度の量が無料になりますが、メーカーも限られています。
もっとその辺をまるっと地域を支えるような、ゆるいつながりの関係性を築けたらいいですよね。公的機関であっても、一般企業であっても、個人商店であっても、連携できるような仕組みがあるといいと、本当に思います。
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