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高校生の皆さんへ:ガントチャートを使って宿題をこなすという提案


レポートを1日で仕上げようと思わないこと

私の生徒で、高校生の子たちは、今、テスト1,2週間前って感じ。テスト勉強の計画を上手く立てられないって子がいるけど、そういう子は、たいてい「この日は数学を勉強する」「この日は英語を勉強する」というような感じの計画を立て、前から順番にやっていく。後半は案の定、毎回キツキツになって間に合わない。そこで、寝る時間を削るだとか、国語はもうやらなくていいやとか、そういう羽目になるようだ。

レポートを書くときもそうで「この日にやる」というような決め方だと、急に都合が悪くなったり、具合が悪くなったりすると「ヤバい!全然手がつけられていない!」というような状態に陥ってしまう。そのリスクを避けるためにも、きちんと計画を立てた方がいいんだけど、学校ではあまり計画の立て方を習わないみたい。小学生の時からみんな自己流。

で、そういう時に、ちょっと便利な方法があるよーと、ガントチャートを紹介してみた。レポートならば、完成に向けて、すべきことを全部洗い出し、その個々の行程がどのくらいで完成するかを考えて、開始日と終了日を決定する。それを行程別に、階段状の帯状に配置していく。

例えば、あるレポートを完成させるのに、必要な行程がどんなものかを考えることもすごく大切だよね。「書けばいい」って言っても、材料をそろえないと。
例えば「調べる」とか「先輩に聞く」とか「先生に相談する」とかそういったことね。しかも、それらを一気にやるのでもなく、順番にやるのもなく、一定の期間を利用して、幅を取り、1日の負担を少なくすること。
この方法だと1ミリも手がつけられずに提出期限前日と迎えるようなことがなくなる。

ガントチャートの作り方を説明する時に、よく料理手順に例える。
例えばカレーとサラダを作る時、カレーを煮込んでいる間、黙って鍋の前に突っ立ってるわけじゃないよね。カレーに使う野菜と、サラダに使う野菜は一緒に洗った方が時短だ。
様々な行程を連続して、でも重なりつつ、全ての行為がゴールに向かって流れていく。レポートやテスト勉強と同じで、一気に仕上げたりせず、途中でアドバイスをもらうために止める必要がある行程もあるだろうし、時間を置いた方がいいこともあったりする。

ガントチャートはExcelでも作れるけど、それはガントチャートの理屈や仕組みを分かってる人がやることなので、中高生ぐらいだとアプリを使うのもいいかも。リスケも簡単だし、スマホでできるのもあるし、色々探してみてね。

何か1つ、ガントチャートを使って達成してみることをお勧めします。

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