読書感想文課題図書を国語の先生が読んでみた『ふたりのえびす』編
ふたりのえびす
国語の先生として語ると、この本の文章が「入試問題」に適切だって瞬時に分かった。文章が向いている。青森の図書館員さんの方が書いた本。やっぱりね。
入試に限らずこういう本の文章の読解問題というのは、登場人物の心の変化を「本文中から」論理的に推測する問題なんだけど、その場合、誤解が生じては困るよね。そういう意味でこの本はとても良い。文章がストレートでひねくれていない。読解問題として、とても良いってことは、子どもたちにとっても、言葉から感情を読み取る良い練習になるっ