5月7日(金)
ゴールデンウィークも特に関係ない私の日々はいつも通り通り過ぎ、曇り空の今朝はLittle Simsの新譜に肩を揺らしている。
しばらく日記をつけていなかった日々に、小説を書くにあたっての気付きやら努力の根源を得たり、今年の夏に出すつもりのzineのための執筆の並行だったり、良い音楽との出会いや、人との出会いや、自分の孤独への愛しさや、自分が欲するものの形の見直しや、韓国語能力の微々たる上達などを感じながら生きていた。
日々が流れていくということが昔は怖かった。ただ流れていくなんてどういうことだと、何に対してかも分からないが憤慨する時もあった。だけど最近時々思うのだ。ただ日々が流れることは、なんたる穏やかなことかと。生まれつき生き急ぐようにプログラミングされた私の生命はやはり時間が速く過ぎることに焦りを感じることは変わらないが、それでもその中から何を汲み出す術を得たようだ。所詮、時間と共にしか生きられないのならば、何故逆らう?そういう単純なことを一つ一つ分解して体内に吸収させることでしか、人間の人生は栄養を生み出すことも次の生命へ繋ぐこともできない。
今から曇り空の下、すぐそばの公園で親友と一緒に朝ご飯。私はバーナーを持って行って、珈琲を淹れる。人からしたら面倒なことが楽しい。面倒だから楽しい。生き物はそもそも、その足だけで何千キロと歩き、一点から一点へと移り住んだ。行く道すがら、危険と隣り合わせに、乗り越えるという幸せを原動力に進んできた。時々馬鹿みたいに、自分の生活が不思議に思える。使わない足を、使わない手を、使わない目を、耳を、舌を感じながら、これはなんだろうと思ってみる。答えは全て辞書に書いてある。しかし辞書に書かれた答えは本当はない。そういうことを、ただぼんやりと思ってみる。
そんな日々の中の一日である昨日、関係ないけれど新しいプレイリストを作った。ぜひ。
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