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2月20日(土)

이월 이십일 토요일

 昨日はどうしても読みかけの本を終わらせたくて(止まらなくて)結局寝たのは12時前。それでも7時半には起きてバイトの前に軽い朝食を摂った。最近は夜もお酒とおつまみをつまむようになってしまったから、さすがに身体の脂肪も戻ってきた。なのに筋トレは簡単に済ませちゃうのでバランスがとれていない。冬の間に太るとその後の暖かい季節はどうしようもなく体型が崩れたままになってしまうのでダメなのだけれど・・・

 帰っていつものように遅めの昼を済ませ、しばらくしてNetflixオリジナルの『Malcolm & Marie』を観た。まあいわゆるお洒落系ではあるが、個人的には特に特筆するほど素晴らしい映画というわけでもなかった。ただひとつ言えるのは、アーティストは人の人生をネタにする盗人であるということは正しい。映画の中で妻であるマリーが責める理由でもあるわけだが、こればっかりはしょうがない。そういう質がある程度でもなければ、創作をすること自体難しい。そういう意味でも、そういった職業もしくは思考を持った人間と一緒になる人は覚悟の上で一緒にいることを選ぶべきではある。もちろん制作者も立場と程度をきちんとわきまえるべきでもある。なかなか難しいけれど。

 今はまた肌寒くなってしまったけれど、映画を見ている夕方はまだ暖かくて風が気持ちよかった。だからベランダの椅子に座って少しワインを飲みながら数本煙草を吸いながら映画を観た。映画が終わって二人の騒がしい会話がようやくおさまったところで上を向いたら、ちょうど真上に月が出ていた。いつもより早い時間だったから、オリオン座も空の真上に並んでいた。こういう時間が、私はいちばん好きだ。寒くなりお風呂に入ることにする。お湯を張っている間、映画の中でも流れたLittle Smithの『Selfish』を久しぶりに聴いた。やっぱり恰好いい。

 今日は今から何をしよう。新しい動画をつくろうか。次に読む本を選ぼうか。もう一本映画を観ようか。韓国語を勉強しようか。親友は家でやることがなくて一人でいるのが寂しいという。私は人生で一度たりともそんな風に感じたことがない。外にいる時の方が手持ち無沙汰で寂しくなる。家に帰ると楽しくなる。いきなり時間が足りなくなる。根っからのインドア派である。

 コンパクトフィルムカメラに長い間入っているフィルムをそろそろ現像したくて適当に風景を撮ったりするのだけれど、なかなか終わってくれない。それでもあと数枚で終わりそうなので、明日の朝散歩がてら終わらせて現像に出そう。現像に出すのも久しぶりだし、ネガをスキャンするのも久しぶりだ。いつでもその作業は楽しいし飽きない。写真を現像する度に、頭の中で新しい物語が広がる。世界はいつだって物語で溢れている。どうして飽きるなんてできようか。

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