『ごはんをつくる前に読む本』ができました
おととい、無事に校了しました。いよいよあとは、製本された実物が手元に届くのを待つだけになりました。ほっとしたような、不安倍増のような。
帯にも掲載されましたが、寄稿文の中に、めんどくさがりの野上さん、と平井さんが書いてくれています。これは本当にそうなんです。以前仕事で、私がなぜお弁当が好きなのか、という話を一緒にした時に、お弁当があることでいかに私が「めんどくさい」と思っていることから全力ダッシュで逃げられるか、を力説したことがあるんです。それを聞いた平井さんは、あまりにも細かくあれもこれもめんどくさいという私を笑っていて、そのときに「ああ、この人は本当にめんどくさがりやなんだ」と思われたのだと思います。
本文中にも書いているのですが、「よくあれこれお料理なさって、まめですよね」と言われることもあるのですが、私は本当にめんどくさがりです。何かをするにあたり、最初によくするのが、スタートからゴールまでをイメージして、それぞれの工程で想定し得る「めんどくさい」または「やだな」と感じること(本書ではそれを「ストレス点」と呼びました)をめちゃめちゃ出しまくって、それぞれ天秤にかけていくんです。これよりはあれのほうがめんどくさい、じゃあこれよりは?と。
本書の18−19ページには、外食と家で食べる、それぞれのストレス点を図で解説しているのですが、その原稿の下書きである私のメモがこちらです。
ほら、ちっちゃい字でいろいろ書いてるでしょう?よくそんなにあれもこれもめんどくさい、と思いつくものです我ながら。これだから、めんどくさがりやさんだと言われるのです。ほんと、重箱の隅をつつくようにいろんなストレス点を想像してみたりします。でも私にはこれが大事で、これをすると、自分が一体何が一番ストレスなのか、めんどくさいのか、がわかります。そして結果的に自分のたどりつきたいゴールにどれが一番ストレスなくたどり着けるかを探る。
私にとって実は自炊は「めんどくさいからの全力ダッシュ回避策」だったりもします。
あとがきに、私がジョギングを始めたきっかけの話を書いているのですが、それもまたこの「めんどくさいからの全力ダッシュ回避策」でした。もしよかったら、読んでみてください。
さて、発売日の5月31日まで、あと9日ほどになりました。予約も受け付けておりますので、もしよかったらぜひ手にとってください。書店では平積みではなく、本棚にささっているかもしれないので、背表紙をみつけてくれたらうれしいです。最初のページで、手にとっていただけたうれしさがこみ上げたうひひ笑いで、お待ちしています。
『ごはんをつくる前に読む本 ー三日坊主をくりかえせば自由に生きられる』
https://www.amazon.co.jp/dp/477302643X
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