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ドイツの美大に留学に来たはずなのに、なぜかめっちゃドイツ語を勉強して、制作してない

ひとりドイツ

私はドイツにもう1年以上いる。しかしSMSはろくに更新せず、ほとんど何も発信してこずにいた。ドイツに来た当初は日本の社会の窮屈さに嫌気がさしていたということと、語学に集中して取り組まないといけないこともあって、初めの半年、ほとんど日本語で情報を発信するどころか、日本の友達とろくにやりとりすらしてこなかった。

恨みではないが、それに近い感情と、鬱屈とした思いを当時は抱いていた。私は美術でドイツに留学に来ているのだが、交換留学ではなく私費なのですべて自分でやりくりしなければいけない。自分はドイツできっと認められるような作品をつくると意気込んでも(もしくはそれしかない背水の陣感)受かった美大の語学レベルが思いの外難しく、すぐには合格できず、入学を一年先延ばしにすることになったために、制作場所すらままならない。

なぜまた浪人生みたいなことをしなければならないんだろう、とぼんやりした挫折感から完全に無気力になっていた。

先日やっと語学試験が終わったことと、入学までの間やることがなくなったことから、昔の大学の友達とやりとりをはじめると、なんとなく気持ちにも余裕がうまれてきた。少しずつ感じていた日本語でなにか発信したいな、と思いが徐々にふくらんできた。

ドイツに住んでて思う日本のこと

文化の違いについて当然気づくことやおもしろいことはたくさんあるし、逆に日本のことに関して気がかりなこともたくさん出てきている。日本人がナイーブすぎるよ(人目を気にしすぎているよ)という気持ちはいつもある。

あるいは、日本にいて国際社会に目を向けろとかいうけれど、ジャーナリズムが悪くて、海外ドラマ以外からの海外の情報が、まるで入ってこないよな、という気持ち。

前から日本のマスメディアに不満がたくさんあったが、ジャーナリズムが政府によって統制されている事実(キャスターがやめさせられた事件)と、娯楽と消費一直線であること。それに多くの人が飼いならされている状況。

そしてテレビでも時々見られる、あからさまな外国人差別、女性差別!あるいは、フェミニズムが男性だけでなく多くの女性からも嫌われていることなど、たくさん静かな憤りがある。


それはそうと、留学前に日本にいた時にはドイツ語もままならない上に、情報が錯綜していて留学準備は大変だったので、単純に留学情報という多少情報価値があることも書ける。(実際、留学エージェントに近いことはやろうと思えば、正直私もできる。)


そういうことで、何か発信する媒体を考えた時に、ブログだとどうも見た目に凝ってしまって埒があかないので、note ではじめようと思った。


2年ほど前にもnoteを、自分の考えたことメモとして使いながらも、外に公開することで、少し緊張感とそれに対してのレスポンスがあればいいな、と思い始めてみた。しかし、ぼんやり始めただけに決まったテーマもなく、公開するストレスや一応読める一つの読み物にするという億劫さに、すぐにやめてしまった。

さぁ、今回はうまく続くといいけれど。

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