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適応障害で休職中でも前向きに過ごすには?

■はじめに 「もう一つの誕生日」


3月末に退職予定の私。
退職願を提出する日がたまたま自分の誕生日と重なりました。
「新しい自分に生まれ変わるんだ」
そんな気持ちになったのを覚えています。

適応障害と診断されてから約半年。
休職を経て、心と体は回復し、前向きに行動できるようになってきました。

適応障害など精神疾患で休職している人へ
今仕事が辛い人へ
このまま先生を続けようか悩んでいる人へ

私が休職中でも前向きに過ごすためにしたことを紹介していきます。

■あたらしい自分へのステップ
①転職サイトに登録!別の仕事をする自分を妄想して楽しもう

はじめから「よし、転職しよう」とはっきり思ったわけではありません。
「このまま先生続けられるのかな」という不安から、「とりあえず登録は無料だししてみよう」と思い、大手転職サイト3社と教育専門の転職サイトに登録したのです。
登録すると、すぐ企業からオファーがやってきます。自分が求められている気がして、ちょっとうれしくなりました。もちろん、オファーといっても、内定が決まるわけではありませんが。

また、自分のやってみたいと思う仕事を検索してみるのも楽しいです。
もしも編集者になったら…
もしもコンサルタントになったら…
もしもW E Bディレクターになったら…

世の中には、たくさんの仕事があります。特に教員をやっていると、他業種の方と関わることが少ないので、新鮮でした。
勤務時間や給料、福利厚生、休日など様々な条件を見ていくと、自分の仕事のことを冷静に振り返ることができます。そこで、自分が本当に「転職したい」と思えたとき、はじめて本腰を入れれば良いのです。

はじめは気軽に、「どんな会社があるのかな?」と、ウインドウショッピングの感覚で転職サイトを見てみるというのが私のおすすめです。「メールがたくさん届くのがいやだ!」という人は、登録しなくても見られるサイトもたくさんあります。

大切なのは、「将来の自分を楽しく想像すること」。

私は、東京のおしゃれなオフィスで、コーヒーを飲みながらかっこよく仕事をしている妄想をしました。あくまで妄想なのですが、「こんな仕事やってみたいな」と前向きに進む原動力になったと感じています。
みなさんもぜひ、妄想してみてください!

②オンラインスクールなら、出かける気分じゃない日も大丈夫!


休職していて一番辛いことの一つが、何もしなくても時間がどんどん過ぎていくことではないでしょうか。

私も、はじめのころは何もせず時間ばかりが過ぎていくことに焦っていました。
「とにかく休みなさい」と医師に言われたものの、何もしないでいる日が不安。
せっかく平日休めるのだから、何か挑戦できることはないだろうかと考え、W E Bデザインのオンラインスクールに通うことにしました。通うといっても、課題は好きな時間に取り組むことができるので、無理のない範囲で行うことができました。分からないところがあると、チャット形式で答えてくれるのも相手にあまり気をつかわないのもうれしいポイントでした。

さらに、調子に乗り、最近ではライター講座を受講しています。こちらは2週間に1日ZOOMで行うものです。自分の仕事と関係のない人たちとつながれるというのは大きなメリットでした。本音で自分の話ができるからです。

オンラインスクールなら、時間と場所をあまり気にせず、自分のスキルを伸ばすことができます。体調が悪いときでも、オンラインなら振替もしやすいです。
復職するにしても、転職するにしても、新しいスキルを身につけることは、自信につながります。
今までやろうと思ったけど、時間がなくてできなかったこと挑戦してみませんか。


③ 退職も選択肢の一つ 新しい自分になる手段と考えよう


「はやく職場に戻らなきゃ」
「迷惑かけちゃって申し訳ないな」
と思って、無理に復職しようとしていませんか。

私は、最初、2週間の診断書をいただいたとき、「早く復帰できるようにがんばります。」と管理職に伝えていました。がんばる気力がないから、診断を受けているはずなのに、おかしな話ですよね。でも、そのときは申し訳なさでつい「がんばります」と答えていたのです。結局、2週間経ってもよくはならず、約半年休職することになりました。
 
「復帰しなきゃ」と思っているうちは、仕事のことを無意識に考えてしまっていました。夢の中に子どもたちや同僚が出てきて、夜中何度も目を覚ましました。前の学校の怖い校長先生に無理矢理引きずり出されて学校に行く、というのが今まで見た中で最悪の夢でした。

医師から
「適応障害を治すには、環境を変えるか、自分の認知を変えるかだよ」
と言われて、私は環境を変える方を選択しました。自分を変えていくには、時間がかかると思ったからです。

退職を決意してから、いろんなことが前向きに考えられるようになりました。新しいことに挑戦したい気持ちが芽生えたのです。

「退職しよう」と思ってから、実際に退職の意向を伝えるまでは時間がかかりました。しかし、「退職しよう」と思えた時点で、気持ちが前に進んでいたのです。

もし「復帰しなくちゃ」とがんばってしまっている人がいたら、「退職してもいい」という選択肢を一つ増やしてみると、新しいことに挑戦する気持ちが湧いてくるかもしれません。

■まとめ あたらしい自分へ

いろいろ書きましたが、何もする気がおきないときは、心と体が休みたがっているとき。何もしないで、ゆっくり休んでください。
適応障害は原因となるストレスの要因が取り除かれれば、だんだん回復してきます。ちょっと回復して、前に進もうかなと思ったとき、私の記事が新しい自分へのステップになれたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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