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半年の節目に、夏越しの大祓。【居木神社@大崎】

6月30日。
あっという間に1年の半分が過ぎた。

神社では、1年の半分の節目として、穢れを祓う「夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)」という行事が行われる。

実はそんなのが存在するなんて知らず、神社によく行くようになって初めて知ったのだが、要は1年の最後の大晦日と同じく、半年ぶんの穢れを祓いましょうね。ということ。

大祓について詳しくはこちらのブログで。



本来なら祝詞をあげる儀式に参加したいところだが、夕方6時~とのことで都合つかず、断念。

その代わり、形代という人型の紙に名前を書いて体を触り、それを納めて、大祓えの儀式で焚き上げてもらう。

形代について詳しくはこちらの方のブログで。

この時期には、茅の輪というのが設置され、それを規定通りにくぐると穢れが祓われるしくみ。


神社や神話に興味を持って、この大祓を知ってからは、できるだけ6月30日に神社にお参りするようにしている。

別に神社にこだわりはなく、その日に用事があればその近くの神社を訪ねる。それもご縁だから。

今日は数年ぶりに高校時代の親友と会うことになり、都内に行ったので、待ち合わせ前にお参りしていこうと、その沿線で行きやすい神社を検索してヒットしたのが、山手線、大崎駅から徒歩3分の「居木(いるき)神社」

駅を出て、ほんとにすぐ到着。


ご祭神は、ヤマトタケルにタカオカミ、オオクニヌシとなかなか大物ばかり。

ちょうど本殿にお参りしているときに、お祓いをお願いしている方がいて、本文が開いていたので直接神様を見てお参りすることができた。ラッキー。

そびえたつご神木。

神さまがいる、いない、とか神道がどうのとか、そういうことではなく、こういう慣習は昔から日本人が暮らしていく中で大事にされてきたから残っているんだな、と解釈している。

それなら引き継いでやった方が良いんじゃないかな。という気持ち。

昔は今のように情報がないからこそ、自然とか見えないものの存在に敬意を払い、節目節目に感謝や儀式を行ったのだろう。

いまはデータがすべてで、なんとなく感性よりも理性が優先されてしまいがちだが、こういう昔から伝わる節目に乗っかって、一瞬でもゆったりした時間を味わうのって大事かなぁと思う。

人生は有限だから大事にしたい。だから節目節目で振り返りをしたり、こういうタイミングで背筋を伸ばすような気持ちで後半の半年を過ごすきっかけを作る。

ちなみにこちらの神社、入り口には遺跡があった。貝塚があるとのことで、このあたりは縄文時代に人が暮らしていたらしい。なんか5000年前にも人がいたと思うと、不思議な感じ。

朝10時ごろに訪れたのだが、アクセスがよいせいか、けっこう人が来ていた。

そのせいか御朱印もバラエティ豊富。

せっかくだから茅の輪くぐりのスタンプのを。


お守りは、溜まってしまいがちだけど、オリジナルで面白いやつはいただくことにしている。

こちらは叶うという字をもじったお守り。御朱印に墨がついて、ちょっと失敗したからごめんね、と疫病退散のアマビエの飴をくれた。可愛い。ラッキー。


形代を納めたら、授与品でお札と、なぜかそうめんいただいた。そうめんハマってるから良いか。


帰りにこの時季限定のお菓子、水無月を買って帰宅。小豆が邪気をはらうんだそうな。甘いの苦手なわたしでも、さっぱりいただける。

こんな感じで、できるだけ毎年、簡単でもよいから1年の半分、区切りとして神社を訪れるようにしている。

去年は伊勢山皇大神宮にいっていたようだ。

こういった和の習慣、知らない方も多いが、知ってみると奥深くて、歴史が身近に感じられる。神社、楽しいっすよ。


そして、せっかくの1年の真ん中。
今日は毎月参加してかれこれ2年になる「未来予知の会」で、半年間の振り返りと、これから半年の目標設定をする予定。

半年後のわたしがどんな風になっているか楽しみにしつつ、忙しいながらも毎日を大切に過ごそうと思う今日この頃だ。

今日もお読みくださりありがとうございました!


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