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乳がん全摘手術後1日目の記録【乳がん体験談 10】

乳がんの乳房全摘手術後、1日目の記録。

当日は体調が絶不調で面会もあったためブログは書かなかったが、覚えているうちに書き留めた回想録なので、かなり詳細に覚えているため、参考になるかと思いこちらにもアップしていこうと思う。

別のブログで書いていたものなので文体が違うが
当時のナチュラルハイテンションの雰囲気も感じていただければと思うので、多少の違和感はご容赦いただけますよう。

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記憶があるうちに
乳がんの乳房全摘手術後の経過を
記録していこうと思います。

専門用語なので
乳がんの診断を受けた人にしか分からないと思うが
わたしの乳がんタイプは

トリプルネガティブ
核グレード3

右乳房全摘
リンパ郭清(レベル3)
の手術を受けた。


このあたりのこと、詳しくはこちらのサイトで


手術が終わりました!
さて、まずは術後1日め。

帝王切開のときもそうでしたが
手術後翌日から歩くんです。


ぜったい皮膚、つながってないと思うんだけど
動いた方が早く回復するらしく・・・

麻酔の切れないアタマで
管だらけの状態から
え、歩くんすか?みたいな感じですが
ええ、歩きましたとも。スパルタで無理やり。


手術が終わってからまる1日は
昼夜問わず2時間おきに
検温と心電図を測りに来て
血栓防止のフットマッサージャーが
グォングォンマッサージするので
ぜんぜん眠れない夜を過ごし・・・

そのまま迎えた手術翌日の朝は
けっこう大変でした。


ベッドを起こして
自力で歩く練習をするだけど
看護師さんはかなりのスパルタ。


さらに、
かなり愛想が悪い看護師さんに当たり・・・

はい、起きますからね(棒読み)

ウインウイン電動音がウザかった
血栓予防の電動マッサージャーを
やっと取り外してもらって

ご機嫌になったわたしが
「スッキリしました!」と言ったら


看護師さんは淡々と
「その代わりちゃんと足を自分で動かしてくださいよ」
と冷たいお言葉。

若いのに愛想ないなー
男の前ではかわいいこと言ってんだろ?どーせ
とオッサンみたいなことを思い

で、その低いテンションのまま
痛み止めの点滴もさくっと外され

「はい、立ちますから徐々にベッドあげますー」(棒読み)


と、徐々に電動ベッドの角度を上げて
重力に慣れていく。


15度くらいずつあげて10分放置
それを4回くらい繰り返して90度に。


これが意外に痛い。
重力かかるとこんなに傷って痛いのか・・・


で、90度まで起こしたら


「はい、じゃベッドから降りてください」(棒読み)


とテンション低いまま、
看護師さんからいきなり降りろ宣言。


身体の使い方がわかんなくて
変な場所に力を入れたら
手術した傷口が裂けそうに痛くて


「傷が開くーーーーーー!!!!!!!」
「ギャーーーーーー!!!」


と叫びながら
生まれたての小鹿のような姿勢で
やっとの思いで立ったんですけどね。


看護師さん
「・・・はい、歩いてください」(棒読み)
と棒読みでスパルタな感じ(笑)


おそるおそる足を前に出し
5センチくらいずつヒョコヒョコ歩いたら


「はい、歩けましたんで
おしっこの管を抜きますね
これからは自分で行ってくださいね」


と、これまた塩対応。

一番痛かったのが
電動ベッドにもたれた姿勢から、
自力で起き上がる瞬間で
2度とその動きをしたくなくて
恐ろしくてベッドに寄りかかれず、、


そのあとはずっと
背もたれに寄りかからず正座してた(笑)


でも、午後には背もたれ状態から
腹筋のみを使って起き上がり
ベッドから降りるコツをつかんで
なんとか出来るようになった。


ここでめっちゃ役だったのが
フラメンコの練習。


いま発表会の練習で
椅子からカッコよく立ち上がる練習をしてて。


腕でヨイショ、ではなく
椅子から腹筋のみで立ち上がるんですよ。
背もたれから起き上がるとき
上半身使うとめちゃくちゃ痛いんで
その練習を思い出して
腹筋のみで身体を起こしたら
意外と痛くない!


これは良い!と
腹筋のみで動いて
無事ベッドから降りられるようになりました。


これ、乳がんで手術受ける人に
コツを知っておいて欲しいなぁ。
今度記事にまとめますね。


さて、やっと痛いながらも
ヒョコヒョコ歩けるようになり


午後には旦那さん、息子と母が
会いに来てくれたのだけど
なんと小学生は病室に入れず
わたしがヒーヒー言いながら面会室に行くことに。


歩いてみて、意外に痛かったのがドレーン。
漏れたリンパ液が溜まる袋を
手術時に仕込まれていて
胸の中までストローのような管が通ってる(涙)


で、その出口が皮膚に縫い閉じられてて
つれて痛いので体がまっすぐに出来なくて
右に傾いたまま歩いてました。

こんな感じでした

ダウンロード

歩くのがやっとで
ドレーンで体がまっすぐにならず
えらく小さい歩幅で引きずるように歩いてたので

息子がちょっと引いてました・・・
結構病人ヅラしてたみたいです。


1時間くらい話したけど
さすがに術後すぐで
ずっと固いソファにいたら
めちゃくちゃしんどくなり
指先までむくんできたので面会終了。


息子は道中でゲットした
怪獣フィギュアと漫画に夢中で
あまり話さなかった(笑)


ベッドに戻ったら
かなり疲れていたのか
ベッドも倒さずに
夜までコテっと寝ていました。


術後すぐは
やっぱり疲れるので
面会はなるべく控えてもらったほうが
良いんじゃないでしょうかね。


さて夕方、同じ病気を経験した大先輩から
メッセージをもらい、、


「めっちゃ痛いです!ナメてました!」
と送ったら
「明日にはかなりラクになるよ!」
と励まされたのですが

あまりに痛かったので
「絶対うそだ」
と思ってました(←ごめんなさい)

でも、翌日には
本当にかなりラクになり
ベッドから降りて歩き回るのも
結構できるようになります。


ということで二日目に続く。

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今日もお読みいただきありがとうございました!


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