話せることがいとしい
ひとと話す時間がいまとても楽しい。
もともと、コミュニケーションに対する苦手意識がつよくて、うまく話せないことがずっとコンプレックスだった。誰かと話して家に帰ると、あんなこと言わなきゃよかったとか、なんでうまく言えなかったんだろとか、嫌われたかなとか、自分を責めてはひどく落ち込むことが常だった。もう誰にも会いたくないとふさぎこんでばかりだった。
いまはその逆。ひとと会いたい。話したい。まっすぐ向き合って話してくれるひとは、老若男女関係なく、いとしい。かわいい。大好き。と思う。
自分のペースでひとと会えるようになったからだろうか。すこしは自己肯定感がマシになったからだろうか。わからないけれど、すっと靄が晴れたように、目の前のひとの生の姿が見えてくる。それがたまらなくいとしい。
ずっとこうなりたかった。ひとのことをまっすぐ好きだと言いたかったし、魅力的なところを褒めたかったし、そういうとこダメだよなー!って笑って言ってみたかった。いままでできなかったから、いまはそれがとてもうれしい。
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