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喫茶店の効能と真鶴

雨や気圧の変化のせいか、体がだるくて仕方ない。もう一度寝ようかと思っていたのだけれど、二度寝するとさらにだるくなってしまうので喫茶店へ行ってみるかと思い直し、いま珈琲を飲んでいる。

喫茶店へ行くと体のめぐりがよくなるのはなぜだろう。周りが動いているのを見ていると、灰色の靄に包まれているわたしの新陳代謝も上がっていく気がする。自分と、環境とのあいだで何かが循環していく感じ。

そして海や山へ行くと清々しい気持ちに満たされるのもなぜだろう。それらは頓服のようにはっきりと体に効く。海の潮が、山の木立を抜ける風がわたしの体を洗い流してくれているからなのかもしれない。そうやって体の流れがよくなったところに、新しい感情や発想が、ぽこ、ぽこと浮かんでくるのが心から気持ちいい。

明日、仕事を納品したら仕事がいったん落ち着くので、資料探しを兼ねて近いうちに真鶴へ行きたいと思う。真鶴はとびきりパワフルで、植物や海を見ながら歩いているうちにみるみる元気になる。

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