今、世界が注目するインドファッション
広大な土地と豊かな天然資源のおかげで、繊維生産大国として知られるインド。
伝統的な色彩の美しさや、代々受け継がれてきた職人技による手工芸品、木版を使い手作業で染色していくハンド・ブロック・プリント、東西南北各州に伝わる刺繍の数々、インドならではの環境に配慮した素材使い、農村部の女性の雇用を促進させる活動を支えるブランド、フォークアートの麗しさを表現するブランドなど、インドファッションの世界は魅力で溢れています。
繊維産業はインドの経済と文化の重要な一部であり、インドの発展において大きな役割を果たしています。2024年7月23日(火)から25日(木)に、JIIPA日印国際産業振興協会主催、在日インド大使館協力のもと、インドから選りすぐりの250社以上が集結する「第14回 インド トレンド フェア東京」が開催されます。それに先駆けて、7月10日(水)に在日インド大使館にて記者発表会が開催されました。
記者発表会にご臨席されたシビ・ジョージ駐日インド大使は「インドは世界でも3番目にエコシステムが発達した国で、今急激な成長をみせています。日本からは、5兆円もの投資があります。
インドのテキスタイルは、高品質で伝統に基づいたデザインで、インド国内のみならず、世界中で展開しています。インドのテキスタイルは、非常にファッショナブルで長く愛用できます。インドファッションはインドの伝統に基づき、世界中のマーケットで、またインドと日本の架け橋になっています」と語りました。
次に、インドファッションでおすすめのブランドを3点ピックアップします。
1.「Singla Textiles」のワンピース
1993年に設立された、ジャイプールに本社を構えるブランド「Singla Textiles」。1995年より日本のセレクトショップ向けに、メンズ・レディースの衣料品を中心として、バック小物まで生産している「FASHION IMAGES OVERSEAS 」が手掛けるファクトリーブランドです。日本では、ベイクルーズ(ジャーナルスタンダード レリューム)で、Singla Textilesのシャツを取り扱っています。
こちらのレースと刺繍がアクセントになったモノトーンワンピースは、着用した途端、女性らしくエレガントな雰囲気を醸し出すことができます。
2.「TARA BLANCA」の手刺繍ストール
独創的な世界感を奏でるストールブランド「TARA BLANCA(ターラ・ブランカ)」 。職人の卓越した技術や伝統を守りつつ、日本やヨーロッパのアイデアとコラボレーションし、クラシックでありながらもコンテンポラリーな、今までにない新しいストールを生み出しています。オリジナリティに溢れたスタイリッシュな世界観が魅力です。
こちらは、アリー刺繍が施されたストールです。アリー刺繍とは、カシミール地方に伝わる伝統技術で、布を張らず、かぎ針を使って、下から糸を潜らせて刺繍する手法です。大判のストールに、華やかな花の刺繍が上から下まで一つの絵になるように刺繍されている一枚。ターラ・ブランカオリジナルのデザインストールです。
カシミールでは主に男性が刺繍職人として生計を立てていますが、こちらの工場では女性も活躍しています。
3.「TARA BLANCA」の傘とストール
こちらは、ターラ・ブランカの「JAPAN&KASHMIR」というシリーズの一つで、日本とインド・カシミールの職人技と、フランス人デザイナーのグローバルなコラボレーション作品です。
カシミールで日本製の近江麻に手刺繍を施し、日本の傘作りの老舗でもある福井洋傘に手作りで日傘を作り上げてもらった逸品。ストールと傘がお揃いになっています。
以上、今世界中から注目を集めているインドファッションについてご紹介しました。ぜひ、インドファッションの素晴らしさに触れてみてください。
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