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余裕がない日ほど、やっぱりコーヒーは苦い。

仕事が繁忙期の後半に入りつつある今日この頃

10月頃は繁忙期が始まるから
頑張らなきゃと気合が入り
キラキラとやる気に満ち溢れていたけれど
ここ最近はもう気力だけで身体を動かしている状態

今の仕事を初めて6年以上

若いとき・・・
というとなんか悔しいのだけれど
6年前はもっと動けていたし元気だった

それが今となっては・・・

家に帰ると気づいたら眠っているし
たっぷり寝たはずなのに起きられないし
なんなら夢の中でも仕事している時もある

そんな時に見る夢はいつも悪夢だ

お客様からクレームが来たり
抱えきれないほどの要望に応えきれなかったり
時間通りに仕事が終わらなくて焦ったり・・・

自分で言っていて背筋が凍る内容ばかり

職場でその話をすると
スタッフみんな同じような夢を見ていたり
もっと怖い悪夢を見ている人もいて
一人じゃないんだとちょっと安心する

というか、みんな疲れてんな・・・と思う

きっとどこの職場の人たちもそうなんだろうな

毎日お仕事を頑張るみなさん
本当にお疲れ様です


***

毎年これくらいの時期になると
時間にも心にも余裕がなくなってしまって
頭が回らなくなるのが本当に厄介で仕方ない

わたしの中で日課の一つとなっていた
noteの執筆は停滞するし
いつも豆にこだわって淹れていた
大切なコーヒー時間も蔑ろになって・・・

最近コーヒー豆を買いに行く時間がないから
スーパーの安売りの豆で淹れて
味わうというよりも身体に流し込むだけ

仕事にかまけて
それらが蔑ろになってしまっていることにも
フラストレーションが溜まっていき
トゲトゲした感情が芽生えそうになっては
抑える日々


そんな日々の中で
今日は久しぶりにゆっくりと過ごせる朝だった

いつものようにコーヒーを淹れて
軽食を用意して
椅子に腰掛けてコーヒーを一口

・・・とここで私は驚いた


「え?・・・・苦すぎっ!!」


今日淹れたコーヒーだけが
苦かったわけではない

きっと私はそれに気づく余裕がなかった

スーパーの安い豆だから
というのもあるかもしれないけれど

味や香りにこだわらず
”ただ摂取するだけのもの”となったコーヒーは
ただただ苦かったのだ


(そっか・・・余裕なかったんだな自分)


ある意味コーヒーは
わたしにとってバロメーターのようなものだ

体調が悪いときは美味しくないし
余裕がないときはただただ苦い


いつだったか自分の記事で
心の余裕が大切であると書いた事があるのだけれど
そっくりそのまま今の自分に言葉が刺さる


余裕がないと
いつもならできていた事ができなくなったり
私らしくない感情に飲み込まれたり
良いことなんて一つもない


忙しいことは嫌いじゃないし
むしろ好きなお仕事をさせてもらっているから
仕事をいただけていることに
喜びを感じているけれど

自分の心の余裕だけは
確保していかないといけないなと思う


例えば・・・

コーヒーを飲む時間だけは
ゆっくり過ごすだとか

音楽を聴いて
ただリラックスする時間を作るだとか


ちなみに先日、美容院に行ったときは
2時間ほど何もできない時間ができたので
お店にあるタブレットでずっと雑誌を読み続けた

いつもだったら雑誌なんて読まないのだけれど
意外とこの時間がリラックスできた

旅行雑誌やカフェ特集、
冬に飲みたいスープ特集など
どれも読んでいて楽しくて

”今度のお休みはこのカフェに行きたいな”
なんて想像が膨らんだ


そんなふうに数分でいいから
意図的に余裕をつくることが
大切なんだと改めて思う



さぁ、年末まであと少し

忙しさに飲み込まれて
コーヒーがただの苦い飲み物に
なってしまわぬように

心の余裕を確保しながら
師走を駆け抜けていきたい


花崎 由佳


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