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働くということ。
5年近く同じ職場にいると転職活動になかなか気持ちがシフトできないものだ。
私は今の仕事が大好きで、はじめてこんなに長く勤めたし、とても充実した5年間を過ごさせてもらった。できることならもっとここにいたい。それでも契約社員の私はこの5年が満期だ。会社の規定でそれ以上の更新はない。
それでも私はこれが転機だと思った。
ある意味5年という人生の区切りをいただけたと前向きに捉えている。
今の私はやりたいことが無限にある。
さぁ次の仕事は何をしようか。
ただ自分のやりたいことはたくさんあれど、それを生業とするべきか、趣味のままが良いのか、その線引きが凄く曖昧でずっと今まで決めかねていた。
その線引きをするために私はこれまで働いてきた職場で、なぜ楽しかったのか、なぜすぐ辞めたのか、ずっと考え続けた。
(ちなみに私は憧れのブライダルカメラマンを3ヶ月で辞め、某有名カフェを3日で辞めた経歴がある。)
見えてきたのは働く人との相性だ。
すごく憧れていた仕事であるなら、仕事量が多かったり大変なのは全く苦じゃないけど、人間関係が良くなければその苦労を分かち合えないし、楽しい時に楽しいとも思えないだろう。
実際に今勤めている写真スタジオでは、まったくの未経験で覚えることが山積みで、上手くいかなくて歯痒い思いをして、血反吐を吐くくらい辛かったが、職場の雰囲気がものすごく良くて助けられた。
(だからこそ離れ難いのだけれど・・・)
そしてもう一つ見えてきたことがある。
それはこの仕事を通して人に貢献できるかということ。
今私がやりたいと思っていることのなかで、自分が働くことで人のためになることってなんだろうと思った時、そのほとんどが「ただ自分がやりたいこと」だった。
私は音楽や映像、ライティングなど、趣味程度でやってきたが、そのすべてはSNSなどで発信することで満足できている。
ならそれ以外で人に貢献して、それに見合うお金をいただける仕事ってなんだろう。
答えは「なんでも良い」だった。
投げやりなんかじゃない。
職場の雰囲気がよくて、人に喜んでもらえる仕事なら、私の選択肢は無限大だということ。
この2つが揃っていれば自分のモチベーションが上がることがわかった今なら、なんでもできそうだと思った。
長い人生だ。
いろんな道を歩こうじゃないか。
由佳
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