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【双子の保育園送迎方法】固定概念にとらわれるな!

こんにちは。
2歳の男女の双子を育てている、ゆうかママです。

もうすぐ入園・入学の時期になりますね。
準備を進めている方も多いのではないでしょうか。
私も2年前の今頃、慌ただしく試行錯誤しながら準備に奔走していた記憶があります。

保育園の入園準備で私が1番頭を悩ませたのは、送迎手段でした。
1歳になったばかりの2人の子供を、その荷物と一緒にどうやったら無事に運べるのかというのが意外に難問だったわけです。

入園を控えた2~3月頃は、同い年の双子を育てているママに会うと、いつも送迎方法の悩みを語らったものです。

これが1歳児1人ならこんなに悩むこともないでしょう。
一般的にはベビーカーや自転車に乗せて、保育園の荷物も積んで、運べばいいのです。
抱きかかえてダッシュすることも可能でしょう。

しかし!

1歳児が2人になると、難易度が格段に上がります。

今回はこの難問を私がどうやって解いたか、
私が考える双子の送迎手段ベストアンサーをご紹介します。

双子に限らず、歩行力の未熟な低年齢の年子育児をされている方にも参考にしていただける内容です。

保育園の送迎手段に求める条件

【我が家の前提条件】
・保育園は家から徒歩(大人の足)で10分程度の距離
・通園路は平坦で、坂道はなし
・交通量が多い
・夫婦2人がかりでの送迎は無理なので、1人で子供2人とその荷物を運ぶ必要がある
・車なし。(自動車運転免許は保有)
・私(母親)が小柄で非力。150cm程度

さて、送迎手段として最も大事な条件は、言うまでもなく安全性です。
よほどのトラブルがない限り、無事に保育園(あるいは家)にたどり着けることが必要不可欠です。

次に重要なのは、雨の日対策です。
特に寒い冬の、雨や雪の日にも、歩行力が未熟な幼児2人を大人1人で確実に運ぶことです。

毎日のことなので、なるべく身体的に負担がかからないことも大事です。
特に私(母親)が小柄で、非力なため、荷物(子供を含む)を大量に抱えて移動することができません。

保育園の入園に際しては、衣類やタオル、寝具などの入園準備でとてもお金がかかりましたし、(しかも2人分)、月々の保育料も決して安くはありません。
なので、送迎費用はなるべく抑えたいところです。

送迎にかかる時間も、手段によって全然違います。
毎朝夕のことなので、てっとり早く運べるに越したことはありませんね。

以上が私が送迎手段を検討する際に並べた、比較条件です。

①安全性、②雨対策、③労力、④費用、⑤時間

我が家が検討した送迎手段

子供たちの入園当初に、我が家が検討した送迎手段は5つです。

①徒歩、②2人乗りベビーカー、③自転車、④タクシー、⑤車(マイカー)

1つずつ、具体的に検討してみましょう。
(結論だけ見たいという方は、次の目次へ飛んでください。
マトリクス表にまとめています。
ただし、この記事で私が1番おすすめしたい送迎手段はさらに次の目次でご確認ください。)

①徒歩について

我が家から保育園までは、大人の足で10分程度ですが、1歳の幼児の足ではたどり着けないほど遠い距離です。
したがって、徒歩の場合は親が子供2人とその荷物を全部抱きかかえて運ぶことになります。

実際に抱っこ紐を2つ用意して、抱っこ×おんぶを試しましたが、大人1人では装着が出来ませんでした。
もう1人大人がいて(例えば夫)装着の手助けをしてくれれば、10kg程度の幼児2人を抱っこ×おんぶすることは、小柄な私にも可能でした。

しかし、これに加えて子供2人分の荷物を抱えると両手がふさがり、足元が全く見えない状態になります。
前方も見えづらいです。

足元が全く見えず、前も見えづらい状態で、両手がふさがり、体力的に限界に近い重さの荷物を抱えて歩くのは非常に危険です。
足元がふらふらします。

真似しないことをおすすめします。

雨の日には足元が滑りやすくなるので、さらに危険度が上がります。

用意するものは抱っこ紐だけなので、費用面では1番安上がりです。

送迎にかかる時間ですが、足元がふらふらしながら慎重に歩みを進めるため、とても時間がかかります。

自分一人で子供を抱っこ×おんぶできない時点で徒歩手段はアウトです。
徒歩が無理なので、当然バスや電車も利用できません。

②ベビーカーについて

子供だけなら1人乗りベビーカーに2人を乗せることも物理的には可能でしたが、通園の荷物まで乗せるとひっくり返ってしまうので、我が家は2人乗りベビーカー(ツインバギーとも呼びます。)で検討しました。

2人乗りベビーカーの多くは3歳未満の子供を安全に運ぶことを想定して作られているので、安全性は問題ないはずです。

2人乗りベビーカー用のレインカバーも売られています。
実店舗での取り扱いはほとんどありませんが、通販なら問題なく買えます。

子供を1人ずつベビーカーに乗せて、シートベルトを装着するのは地味に面倒ですが、抱っこ紐を使って抱っこ×おんぶする大変さに比べれば楽なもんです。

③自転車について

保育園に入園するとき、我が家の双子はまだ1歳になったばかりで、まだ自転車の後ろに乗せることができませんでした。
体格がまだ小さく、しっかりつかまっていることもできないため、不安定でいつ転げ落ちるかわからない状態でした。

一般的には、子供が2歳~2歳半頃に自転車の後ろに乗せれるようになるケースが多いそうです。

2人ともを自転車の前側に乗せることは、装備の問題とバランスの問題で不可能でした。

したがって、自転車という手段は危険だと判断しました。

ここで余談ですが、双子でなくても、自転車に子供を乗せて移動することは事故の危険性が高いとかかりつけの小児科で注意喚起されています。

安全性以外の条件については、特段の問題点はありません。

④タクシーについて

自家用車がありませんので、車での短距離移動は基本的にタクシー頼みとなります。(カーシェアだと利用する都度、チャイルドシートの設置と撤去が必要になり、非常に面倒です。)

エリア対象に入っているタクシー会社に片っ端から電話をして、事情を説明し、毎朝と夕に送迎をしてほしいとお願いしました。
(できれば定期契約をしたいとお願いしました。)

しかし、朝も夕も利用客が多いため、事前予約を受け付けていないと全部のタクシー会社から返答がありました。

つまり、迎えに来てもらいたいタイミングで毎日タクシー会社に連絡をして配車を待つしかないというわけです。
特に雨が降っている日は利用客が特に多いので、配車できない可能性が高いと説明されました。

朝は通勤の時間に間に合わなくなる可能性を考えるとこの手段はアウトです。
夕方も、保育園に子供を迎えに行ったら、長居をせずに速やかに帰宅するのがルールなので、子供2人を抱えてタクシーの到着を待つのは現実的ではありません。

ちなみに安全性についてですが、双子を同時に抱きかかえてタクシーに乗り込むことは私の体力的に不可能なので、どうしても1人ずつ運ぶことになります。

1歳になったばかりで言葉もほとんど喋れない赤ちゃんを、一時的とはいえタクシーに1人で置いておくことに不安を感じました。

雨対策については、保育園や自宅の玄関から駐車できる場所までの距離が少しあるので、子供や荷物を抱きかかえて何回も往復するのは少し大変です。

④自家用車について

入園を控えて送迎手段を検討しているときは車を所持していませんでしたが、どうしても必要であれば車を買うことも視野に入れていました。

ただし、私は自動車免許を持ってはいるものの、ほとんどペーパードライバーなので、運転の練習が必要でした。(夫は問題なく運転できます。)

私自身は練習さえすれば運転できるようになる自信がありました。
(だって免許を取得できたのですから。)

しかし夫が私の運転スキルに不安がり、心配して難色を強く示してきたのでこの手段は諦めました。

送迎手段と比較条件をマトリクス表で見る

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安全性に✕がついた手段2つ(徒歩と自転車)は、送迎手段として論外です。
真っ先に除外しました。

安全性が△のタクシーと自家用車も除くと、選べる手段はベビーカーしかありませんでした。
条件を5つ並べたものの、1番大事な安全性だけで結論が出てしまいました。

我が家が選んだ送迎手段
(保育園1年目、双子1歳)

以上のとおり、入園当初に私が選んだ送迎手段はベビーカーでした。
もうこれしか、安全に子供たちを運べる手段がないという結論です。

我が家で使っている2人乗りベビーカーは、COOL KIDSです。

決め手はこちら
・先輩双子ママの皆さんからの口コミがダントツで良かったこと
・軽いこと(5kg弱)

我が家は2階なので、私でもベビーカーを持って上げ下げできるように、軽さは重要視しました。
有名ブランドの2人乗りベビーカーでは、13~15kgほどのものもざらにあります。

COOL KIDSのように小型&軽量であれば、他の荷物と一緒に車に積んで帰省や旅行先へも持っていけます。

このベビーカーと合わせて使っていたレインカバーはこちらです↓

シンプルイズベスト

次に、我が家が選んだ送迎手段
(保育園2年目、双子2歳)

このように悩み抜いて決めた送迎手段ですが、子供たちが大きくなるにしたがって(つまり重くなるにしたがって)、当然ベビーカーを押す負担も大きくなります。

子供たちが2歳を過ぎた頃から、私は身体的負担をずっしりと感じるようになってきました。

だって1日中頑張って働いた後、パソコンなどが入った自分の仕事用荷物を背負って、子供2人とその荷物を積んだベビーカー(総重量は35kg程度)を押して自宅まで歩く。
そして1人ずつ抱きかかえて2階の自宅へ運び、次に荷物を運び、最後にベビーカーを持って上がる。計往復4回。

そこから夕食の準備などの家事や育児をこなすのですから。

はぁ。書いているだけでも疲れてきます。

体力的に限界を感じた私は、このタイミングで保育園の送迎手段を見直しました。
今度は固定概念を取っ払い、ゼロベース思考で攻めました。
インターネットではキャンプ用品やペット用品まで範囲を広げて、あらゆるキャリー用品を検討しました。

そこで見つけたのがチャイルドトレーラーです!
ここまで文章がずいぶん長くなってしまいましたが、これが、この記事で私が1番ご紹介したいおすすめの送迎手段です。

チャイルドトレーラーとは、自転車で牽引できるベビーカーのようなものです。日本で1番乗られているママチャリはもちろん、サイクリング用に利用されているロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクなど、様々な車種に対応しています。

チャイルドトレーラーは、自転車から取り外して前輪を付け、手押しでベビーカーとして使用することもできます。(3輪のベビーカーになります。)
日本ではあまり見かけませんが、欧米では主流だそうです。

【私がチャイルドトレーラーをおすすめする理由】
・このトレーラーには2人乗りベビーカーと同様に、シートベルトが2席分ついているので、走行中の転落の心配が基本的にはないこと
・自転車で牽引できること
・道交法適合サイズ。幅80cm(既出の2人乗りベビーカーと同じ横幅)
 →一般的なドアも通れます。
・安定性が高いため、横転しにくいこと
・通園荷物などを積めるトランクスペースがあること
・自転車への着脱が簡単なこと
 →自転車から取り外せば、ベビーカーとして使える。
・撥水加工のため、別売りのレインカバーを装着しなくても短時間なら浸水しないこと

我が家で使っているチャイルドトレーラーはこちらです。
THULE COASTER XT
1歳から7歳くらいの年子・双子対応
目安身長115cmくらい
積載45kg
LEDライト付
ベビーカー前輪付

我が家で使っているのは2人乗りタイプですが、1人乗りタイプもあります。

販売店の店員さんに、こちらの商品は撥水加工なので短時間(15分程度)であれば別売りのレインカバーを付けなくても浸水しないとアドバイスをいただきました。

なので雨の日もレインカバーを付けずに使っていますが、確かに浸水したことは1度もありません。梅雨の時期も問題ありませんでした。

ベビーカーで送迎をしていた時は、雨の日はレインカバーを付けないといけなかったので、地味に面倒でした。
歩いている途中で雨が降ると最悪の気分になりました。

その点、このチャイルドトレーラーなら、レインカバーを忘れる心配も、取り付ける面倒さもないので便利です。

よく見かける、自転車の前後に子供を乗せる椅子を装着して3人乗りするスタイルと比べて、チャイルドトレーラーに2人を乗せて自転車で牽引するスタイルは、安定性が格段に高いのがポイントです!

自転車に乗っている重さは自分1人分なので、バランスを取りやすいんです。
というより、普通に自分1人で乗っているのと、運転する感覚は変わりません。
走り出しの1歩目が少し重いくらいですが、小柄な私が難なく踏み込める重さなので、たいていの人には問題にならないはずです。

一つ問題点をあげるなら、チャイルドトレーラーで子供2人プラス荷物を牽引する場合、上り坂はきついと思います。
脚力に相当な自信のある方であれば別でしょうが、少しの傾斜も私には重く感じます。

我が家は幸い、登園路に坂道がほとんどなく平坦なので問題なく使えていますが、坂道をどうしても上らないといけない立地にお住まいの方はご注意ください。

まとめ

我が家の双子の送迎手段は、ベビーカーに始まり、チャイルドトレーラーへと変えました。
もし入園当初から私がチャイルドトレーラーのことを知っていたら、間違いなく初めからチャイルドトレーラーを選んだと思います。
(自分で安定して座れない1歳未満のお子さんにはベビーカーをおすすめします。)

しかし、チャイルドトレーラーはまだまだ日本で普及していないので、街中でも保育園でも目立ちます。

横幅が2人乗りベビーカーと同じとは言っても、縦幅はもっとありますので、全体のサイズ感はベビーカーと比べて大きいです。

つまり、保育園では場所をとってしまい、他の保護者や先生方のご迷惑になる心配があります。

私はチャイルドトレーラーを購入する前から、ベビーカーでの送迎は体力的に限界を感じていることを保育園の先生方や、他の保護者へ普段の会話の中で話していました。

雨の日も風が強い日も、小柄な私が2人分の通園バッグを抱えて、2歳児2人を乗せたベビーカーを全力で押している姿を見て、周りの方々はいつも「大変ですね。」と声をかけてくれていました。

このような経緯があり、ベビーカーがもう限界で自転車も無理なら、奥の手(チャイルドトレーラー)を使うしかないことを黙認いただいている状況です。

保育園の玄関付近が込み合う送迎の時間帯に、うちのトレーラーがスペースをとってしまっていることに心苦しさを感じつつ、周りの方々の温情に感謝しています。

今のところ、うちがお世話になっている保育園でチャイルドトレーラーを使っている家庭は我が家だけです。

もし入園当初から私がベビーカーではなく、チャイルドトレーラーを利用しようとしていたら、他の方々の迷惑になるので断られていたかもしれません。


【子供がこれから保育園に入園するという方へ】
1番おすすめしたい送迎手段はチャイルドトレーラーです。
けれど、購入する前に保育園側へ事情を説明し、送迎手段としてトレーラーを利用することを認めてもらえるか確認した方が宜しいかと思います。
トレーラーは物にもよりますが、5万円くらいはしますので、買ってすぐに断られてしまうともったいないです。


【子供が既に保育園に通っていて、今の送迎手段(ベビーカーや自転車など)に不都合を感じている方へ】
チャイルドトレーラーの導入をおすすめします!
その際、今感じている不都合(負担感や安全性など)を事前に保育園の先生方や保護者の方々に話しておくと、トレーラー導入後のコミュニケーションが円滑になると思います。
つまり、黙認してもらいやすいかと。
あと、通園路に坂道がないか、チェックした方がいいです。

チャイルドトレーラーは便利ですが、少し大き目で場所をとること、つまり邪魔になってしまうことが懸念点です。

これを解決するポイント
1.なるべく邪魔にならないところに停める。
2.周りの方の理解をえる。

いかがだったでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。
何か気になることなどございましたら、お気軽にコメントください。
私もまだ新米ママなので、いろいろな課題を人と一緒に解決していけたらいいなと思います。

今後も、双子育児に関する諸々の事情や解決策を書いていく予定ですので、よろしくお願いします。

【応用編】三つ子の送迎手段

この記事に対して、三つ子を育てている方からTwitterでコメントを頂きました。

三つ子や年の近い3人の子育て世帯のお役に立つと思いますので、追記でご紹介します。

双子の送迎手段では、チャイルドトレーラーに子供2人を乗せて、親が自転車で牽引するのが安全かつ楽でおすすめとご紹介しました。

三つ子の場合は、双子と同様にチャイルドトレーラーに子供2人を乗せて、親が乗る電動自転車のチャイルドシートにもう1人を乗せて、トレーラーを牽引するスタイルだそうです。

(なんと1歳過ぎから小学3年生までこのスタイルで移動されていたそうです。)

素晴らしいアイディアですね。
きっと悩み、考え、試行錯誤を重ねて編み出した技だと思います。

双子育児の大変さは子供1人の3倍といいますが、三つ子育児の大変さは双子育児のさらに3倍だそうです。
つまり、三つ子育児は子供1人の9倍大変ということだそうです。

多胎児ファミリーが育児をもっと楽しめるように、多胎育児の負担がもっと軽くなればいいなと思います。
そのために、みんなでノウハウをシェアし合えたら嬉しいです。
ご意見やご感想などありましたら、お気軽にコメントをください。
大歓迎です!

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