二階堂美術館にて「文化勲章受賞者30人で振り返る 近代の日本画」展を拝見して感じたこと
皆様、こんにちは😊
フルート奏者・作家の向(むこう)由佳でございます。
本日もご覧くださり、有難うございます✨
感謝致しております🩷
さて、本日は二階堂美術館にて「文化勲章受賞者30人で振り返る 近代の日本画」展を拝見致しましたので、そこで感じたことを書きますね。
以前から気になっていてお伺いしたいと思っていた美術館なのですが、本日、念願叶ってお伺いすることができました。
二階堂美術館は、麦焼酎で有名な大分の酒造メーカーが運営している美術館です。
ここ数年、日本画に対する関心が私の中で高まっておりまして、地元の美術館でも何度か拝見していたのですが、二階堂美術館の展示が素敵だと伺っておりましたので、ずっと行こうと思いつつも中々行けずじまいでした。このような時は、やはり思い切りが必要ですね。
あまり美術の作品を拝見する際に、人様に対して「こんな風にみた方が良い」ですとか、「私はこのような見方をする」ということは申し上げたくないのです。芸術というのは、見る側や受け手の人生経験によって解釈が幾通りにもなるものですので、先入観を植え付けるようなことはしたく無いと私は思っています。
近年、鑑賞の手引きや美術作品の見方などの解説が多方面で行われておりますが、そのような見方をすると、自分の人生に活かすことが難しくなると私は考えています。
確かに、作者の方々の人生から学ぶことは出来るでしょうけれど、作品そのものから感じるものは人によって違うと思いますし、その違いを否定する必要はないと私は思います。最近は「正しい鑑賞方法」に囚われすぎなのではないかと、私は感じております。勿論、鑑賞のマナーを守ることは大前提ですけどね。
私が日本人の作家の方々の作品を拝見する際に、その時代背景や作品と伝統芸能との関係性を感じることはありますが、「自分の音楽の表現に活かせることはないか」という視点で拝見しております。ですので、その感想を詳細に書くことによって、皆様に要らぬ先入観を植え付ける事になりますので、詳細をお伝えすることは控えたいと存じます。
ただ……本日鑑賞して感じた事を少し述べますと、やはり先人達の残した作品には高度な技術があり、その根元にある日本人の在り方を感じるのですよね。現代は、その部分がかなり薄れてしまっていると感じたのと、ご覧になっておられる方々がご高齢の方が多い事から、日本の良さを感じる元になるものが若い世代の方々にはあまり残されていないのかしら?と思いました。これは、日本の伝統芸能を後世に残したいと思う側からすると、由々しき事だと思いましたし、この状況からどう日本を盛り上げていくかを考えるヒントを頂いたような感覚になりました。
西洋の作品も素晴らしいものが沢山ございますが、日本の作品も素晴らしいですよ。機会がございましたら、是非、日本画の作品もご覧くださいませ。
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