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「SNSカウンセラー」という資格

SNS普及の中で

「SNSカウンセラー」について。

以前から心理学関係に興味があったので、社会人になってからも興味のあるものや講座等、学ぶようにしている。

その中で「SNSカウンセラー」という資格を取得しているのですが、取得して以降、「SNSカウンセラー」としての仕事は特にしていない。

「SNSカウンセラー」とは、LINEなどのSNSを用いてカウンセリングを行う人材のことで、全国心理業連合会(全心連)が認定制度を開始したことで注目されている。

SNSカウンセラーの必要性は高い一方、認知度や普及度はまだ低く、活躍の場も限られている印象がある。

そこで「SNSカウンセラー」の役割や魅力、課題や展望について、個人的雑感を述べてみようかと。

SNSカウンセラーの役割と魅力

対面カウンセリングとは、異なる部分が多い。

SNSカウンセラーの役割は、以下のように定められています。
・相談者の心理状態を理解すること
・相談者の置かれている状況を理解すること
・理解に基づく適切な心理的ケアと助言を提供すること
・心の健康に関する予防・啓発的情報を発信すること
これらの役割は、一般的な心理カウンセラーと同じですが、SNSカウンセラーは、SNSを通じて相談者とコミュニケーションをとることが特徴です。

これには、以下のような魅力があります。

・SNSは若者を中心に広く利用されており、相談しやすいツールである。
・SNSは時間や場所に制約されずに利用できるため、相談者のニーズに応えやすい。
・SNSはテキストやスタンプなどの表現方法が豊富であり、相談者の感情や思考を伝えやすい。
・SNSは相談者の過去の発言やプロフィールなどの情報が参照できるため、相談者の背景や傾向を把握しやすい。

SNSカウンセラーやSNSの展望等


SNSカウンセラーには、上記のような魅力がありますが、同時に以下のような課題もある。

・SNSカウンセラーの資格やスキルが一定ではなく、品質が保証されていない。
・SNSカウンセリングに関する法的・倫理的な基準やガイドラインが不十分である。
・SNSカウンセリングにおける効果測定や評価方法が確立されていない。
SNSカウンセリングに対する社会的な理解や支援が不足している。

これらの課題を解決するためには、以下のような取り組みが必要といえる。

・SNSカウンセラー認定登録制度3やSNSカウンセラー養成講座4などの普及や啓発を行う
・SNSカウンセリングに関する研究やノウハウの共有を行う
・SNSカウンセリングの効果や成果を可視化し、フィードバックを行う
・SNSカウンセリングに関する政策や制度の整備を行う

SNSカウンセラーは、SNS時代の新しいコミュニケーションを追究するために、連携して取り組んでいる。

SNSカウンセラーは、心に重い荷物を抱えている人を支え、励まし、温かく繋がるために、必要な存在なのは確か。

SNSカウンセラーの活躍の場が広がり、多くの人達がSNSカウンセリングの恩恵を受けられるようになることを期待したいところ。

講座の受講はオンラインで受けたのですが、同じ県に住む受講生の人と「東京か大阪でないと『仕事がない』って、どうしましょう。。」と途方に暮れた程、求人が限られている感がある。(多少、緩和はされつつあるようですが)

また、「SNSカウンセラー」だけで生計を立てるのが難しい、雇用形態が不安定等、労働条件・環境にも厳しさがあったり等、「人の役に立ちたい」という志だけでは成り立たない現実もある。

理想と現実、需要と供給のアンバランス等々、心理・福祉系の仕事に限らない問題だと思うのですが、「SNS」に絡んだ事件・事故・トラブル・犯罪も増えているので、SNS利用に際する相談機関・SOS対応、駆け込み寺のような窓口や専門家組織の整備や設置が進むことを期待したいです。

今日も読んで頂きありがとうございました☺


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