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フランス日記:11月25日「語学学校初日とマダムとwifiとの戦い再び」

今日からやっと語学学校が始まる。
昨日ノルマンディーから帰ってきて、旅行で使った鞄の中身を入れ替えて通学仕様にする。といってもノートや文房具を入れるぐらいなんだけど、なんだかワクワクした。
頭の中に「ドッキドキドンいちねんせい〜」のBGMが流れた。

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通学初日の朝だぜー!と勢いよく歩き出して、記念にパリの朝の空を撮っておいた。
しかし学校とは真逆の方向に歩いていることに気づき引き返す。

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語学学校の初日の一番の感想は「いろんなフランス語がある」ということ。
おそらくみんなそれぞれの母国語で訛っている気がする。特に英語圏から来たと思われる人のフランス語はもはや完全に英語にしか聞こえなかった。
私もそれなりにきっと日本語訛りだろうけど、アルファベットを見て日本語と完全に区別してフランス語を読むのと、母国語同様にアルファベットを使った言語を母国語と切り替えて発音したり学んだりすることはまた違った複雑さがあるんだろうな〜と思ったりした。

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帰宅してマダムと一緒に昼食を食べる。私は買い物に、マダムは美術館に行くというから一緒に家を出ようということになったが、急にマダムが「wifiがつながらないわ〜」とPCで調べ物をし出す。
聞いてみるとwifiを使ってコントロールしている(?)暖房のwifiが切れて暖房が使えないのだという。そういえばさっきからどうりで寒いわけだ。
出かける予定は完全にすっ飛ばされて3時間wifi接続にかかりっきりになってしまった。
先日のwifiBoxの取り替え騒動があったので、wifiは取り換えるもんじゃないわねとマダムが嘆いていた。

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夕飯はクレープパーティー。
大阪人の自宅にたこ焼き器があるが如く、フランス人の自宅にはクレープパーティー器があるのだ!(?)

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具材はノルマンディーで買った蟹の身をほぐしたものと、カニとクリームのペースト。ノルマンディー産のカマンベールチーズ。

「クレープパーティーは昔は娘と息子とよくしたんだけど、最近は一人で暮らしているからしていないの。本当に久しぶり」とマダムが少し寂しそうだった。
現在マダムのお子さんはそれぞれニュージーランドと日本にいるのだ。
ちょっとしんみりした。
うちの実家の母親も夕飯に手巻き寿司パーティーをやるのが好きだったが、弟も私の家を出てるからきっともうやってないんだろうなーと思った。


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