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四国の現存12天守全部行ってみた②~高知城編

こんにちは。Yukaです。
四国の現存12天守を全部巡る旅、2城目は高知城です。高知城は10年ほど前に訪れたことがありますが、当時は100名城スタンプを集めていなかったため、スタンプ押印も兼ねての再訪です。

石樋

高知城といえばこの石樋。高知県の降水量は日本トップクラスのため、高知城でも排水のための様々な工夫が見られます。雨が螺旋状に3方向に分かれて排水されるような造りになっていると言われており、排水が直接石垣に当たらないようにするための樋が設けられています。また、この石樋を通じて流れてきた雨水を受けるための敷石や「長押(なげし)型水切り」を地面に設置することで、石垣に水が染み込まないようにしています。訪問日の6月25日はちょうど雨が降っており、石樋から雨水が流れ出ているところも見ることができました。雨は降らないに越したことはありませんが、雨が多い地域ならではの工夫をこの目で見ることができて良かったです。

石樋から雨水が流れ出ているのが見えます。
石垣の下をめぐっている水路のようなものが「長押型水切り」

本丸御殿&天守

天守の最上階から見える景色を眺めていると「当時のお殿様もこうやって城下を見ていたのかなあ…」と想像が膨らみますが、実際にお殿様が天守に上ることはほとんどなかったそうで、生活や政務の場は「御殿」にありました。現存している天守が12あるのに対して、現存御殿は全国にわずか4棟しかありません。その一つが高知城本丸御殿で、高知城は現存天守と現存御殿が揃っている唯一のお城です。

手前の平屋部分が本丸御殿、後ろが天守です。

天守にも高知城ならではの見どころがたくさん。その一つが「忍返し」です。この「忍返し」が現存しているのも高知城のみ。石垣を伝って天守まで登ってこれたとしても、見るからに痛そうな物がずらりと並んでいたら、私が敵兵だったら諦めてるなあ…

天守には古風な美しさがあり、最上階の廻り縁や高欄は漆塗り、様々な形の懸魚や鬼瓦も見ていて飽きません。破風の格子模様もおしゃれだなと感じました。

漆独特のツヤ感がある高欄
中が格子模様になっている破風がおしゃれ。

最後に

ここまでご覧くださりありがとうございます。四国の現存12天守めぐり2つ目は高知城でした。2度目の訪城でしたが、何度訪れても飽きない魅力が高知城にはありました。残り2城の記録についても順次アップしていきますので、これからもよろしくお願いいたします。

おまけ

夕食は高知グルメの定番・カツオの藁焼きでした。炙りたてはやっぱり美味しかったです。

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