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憧れの場所 大塚国際美術館

こんにちは。Yukaです。
四国一周旅最後の訪問地は徳島県の大塚国際美術館です。米津玄師さんの紅白歌合戦中継で一躍有名になった美術館で、日本の私立美術館の中では最大規模を誇ります。私も紅白歌合戦がきっかけでこの美術館を知り、四国旅行する時があったら絶対に行くと決めていた場所なので、今回の旅行の最後にぴったりの場所と言えます。
気合いを入れて開館前に到着しましたが、土曜日ということもあってか、入り口にはすでに長蛇の列ができていました。しかし、列はとてもスムーズに流れていき、あっという間に中へ入ることができました。

館内に入ってすぐに紅白歌合戦の中継会場となった「システィーナ・ホール」がお出迎え。あまりの壮大さに思わず涙が出そうになりました。長椅子に寝そべってずっと天井を眺めていたい…… 周りの人の迷惑になるので実際にはやりませんが、丸一日いようと思えばいられる、そんな空間だったと思います。システィーナ・ホールでは、美術館の概要やシスティーナ・ホールの解説を聞くことができます。『最後の審判』の制作過程や作品解説を、スタッフの方がユーモアを交えながら分かりやすく説明してくださいました。館内の概要も美術史を踏まえて解説してくださるので、館内を回る前に聞いておくとより楽しめると思います。

館内には教科書で見た名画がたくさん。レプリカとはいえ、大きさも色味もオリジナルに忠実に造られているので、本では分からない細かなタッチや色づかい、サイズ感がよく分かります。レンブラントやカラヴァッジョの劇的な明暗描写はまるで映画のワンシーンを見ているかのよう。フェルメールやゴッホの美しいブルーにぐっと引き込まれ、クリムト作『接吻』の煌びやかな金色に目を奪われます。ダヴィッドの大作『皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠』やピカソの『ゲルニカ』は圧倒的な迫力でした。

後半はかけ足となってしまいましたが、館内を一通り回り終え、システィーナ・ホールに戻ってきました。帰りのバスまではまだ少し時間があります。あの絵が見れて良かった…… あの絵をもう一度見たい…… などいろいろな思いが頭の中を渦巻いており、天井を眺めながらしばらく感慨に浸っていました。今回の滞在時間は約4時間半。じっくり見て回るにはやはり丸一日必要でした。いつか、必ず、また来ます。


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