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ピラティス講師とライター、複業フリーランスの葛藤

こんにちは!ピラティストレーナー・ライターの金田ゆかです。

1年以上ぶりにnoteを書いてみることにしました。というのも、ブログに書くほどではないけど、日々感じていることや思考をアウトプットするのにnoteは使いやすいと思ったからです。

あとは、クライアントのためとかSEOを意識した文章とかではなく、自由に自己表現をしたかったからでもあります。ライターとして活動してきて5年目になりますが、ある意味、人のために書くのが慣れすぎてしまいました。接客業の経験が長いので、相手のニーズを汲み取るのがクセになっているようです。

これからは、自分らしい表現を探しながら、発信活動にも力を入れていきたいと思っています。

さて今日は、複業フリーランスの私のリアルな葛藤についてお話ししたいと思います。

冒頭で書いた通り、私はピラティストレーナーであり、ライターです。あくまでどちらも本業なので、2つの本業を持つ「複業フリーランス」という表現が一番しっくりしています。

ピラティスの指導は、2015年の9月から始めて、コロナ禍だけ8ヶ月ほどライティングに専念していたものの、8年以上続けてきました。ライター活動を始めたのは2019年の11月です。それまでもWordPressでブログを書いたり、SEOを学んだり、ライティング講座に通ったり色んなことをしてきました。

現在は、ピラティスの指導を週3回、残りの時間はクライアントから依頼された記事制作に充てています。数年前のように、徹夜で作業してそのままレッスン…みたいなことはなくなり、仕事自体は両立できてきました。

ただ、いまだに難しいのは、学びの時間に割く時間が十分に取れないことや、1つの仕事だけをしている人よりも技術面で劣ってしまうのでは?という焦りです。

ピラティスの指導も執筆活動も学びに終わりがありません(どんな仕事もそうだと思いますが)。クオリティに対するハードルが上がっているのはあると思うけど、どれだけ経験を積んでも自分の技術に「不足感」があります。

でも、どちらの仕事においても、「やれることを全力でやる」というスタンスでいるので、自信がないわけではないのです。実際に嬉しいお言葉をいただくことも増えたし、誇りを持って仕事をしています。

じゃあなぜ、足りない感情が湧き出てくるのだろう。

結局、自分の思考が自分をジャッジしている状態だから、この謎の不足感がつきまとうのだと思います。私がやるべきことは、「もっともっと」と自ら奮い立たせることよりも、まずは今の自分が十分だと感じることなのかもしれません。そうすれば、もうすでにできていることに目を向けられるし、安心した状態で仕事ができると思うのです。

「自分はまだまだだから、頑張らないといけない」よりも「自分は十分できているから、ゆっくり前進しよう」。

後者は遠回りに見えるようだけど、今の自分を認めて、焦らず進んだほうが目的地に早くたどり着けるのではないかと思っています。そんな心持ちでいれば、きっと学びの時間もアウトプットの時間も楽しくなるし、周りと比べなくなるかな、と。

もうひとつの葛藤は、2つのアイデンティティが影響して、自分自身がどういう人間なのかがわからなくなることです。

ピラティスは対面でお客様と接し、自分の外側に意識を集中させる仕事です。お客様の身体を観察して、修正して、最適なエクササイズを組み合わせて、コミュニケーションを欠かしません。

一方、ライティングは誰とも話さず、ひたすらリサーチや文章づくりを繰り返し、試行錯誤しながら言葉を紡ぎ、自分の内側にこもる仕事です。

外と内。フィットネス業とクリエイティブ業。話すことと書くこと。

正反対な職種なので、それぞれの仕事をしている私を比較すると、まったくの別人に見えると思います。だから脳の切り替えも必要。ピラティスのときは講師モードに、ライティングのときは職人モードになる必要があるので、1日にどちらの仕事もすると、地味に疲れます。

ただ、まだ東京に再上陸(この話はまた今度話します)したばかりでスケジュール余裕があるので、いっぱいいっぱいでもありません。

問題は・・・発信がブッレブレになること!

個人のブログは2つあり、インスタも日本語や英語のアカウントを複数作っては発信が止まって…を繰り返しています。職業は2つだけですが、登山が大好きだったり、国際恋愛やメンタルの話も好きだったり、興味関心が多岐に渡るんですよ。

だから、1つのことだけをずっと発信するのは苦痛。でも色んなことを書いていると結果が出ない。そして続ける気力をなくす。

自由にクリエイトできるnoteでさえ、私はどんな立場で何を書けばええねん、ってなってますから。

でもやっぱり、私は伝えることが好きなんですよね。ダンスをずっとしてきたからかもしれないけど、身体でも言葉でも表現するのが好き。だからブレっブレでも、やっぱり書きたい。

まだ発信軸はブレブレですが、これまで幅広いことに興味を持って挑戦してきたからこそ、私という人間が出来上がったわけだし、失敗も挫折も含めて個性になっているのかなと感じます。

結局は、今持っている素材を活かせるかどうかは、すべて自分のとらえ方次第。複業だからこその強みとか面白さが絶対あるのに、そこに気づけていなかったのかもしれません。

ピラティストレーナーとライター。2つの肩書きに縛られず、ひとりの人間として、金田ゆかとして発信していこうと決めました。

自分の人生に起こることすべて、記事のネタにするくらいのつもりで生きてみよう。仕事の自分だけが自分じゃないもの。日常もプライベートも、人生もコンテンツにしていきたい。


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