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乳腺炎、乳口炎に苦しんだ授乳期。助産師さんに聞いた対策。①【症状・対処法】

産科に入院してるので、授乳時間が辛いとママが話している声をよく聞きます。
産後ボロボロの体で息子をお世話しているとき、乳腺炎になったとき、私も本当に辛かったです。

私は、混合希望だったのですが、分泌過多で乳腺炎になり完母になったタイプで、息子は10ヶ月で卒乳しました。

ネットで授乳についてたくさん情報がありますが正反対の内容もあり、授乳を始めた頃は混乱していました。
結局、授乳や母乳育児の本にお世話になりましたが、結局乳腺炎になってしまいました。

今回は、乳腺炎の症状や助産師さんから教えてもらった対処法をまとめます。

授乳については〇〇式など様々な考え方があり、これが正しいと一概に言うことができません。
この記事は、私が本を読んで助産師さんに質問したり、経験したことをまとめています。
全ての方に対して適切であると言い切れないため、乳腺炎でお困りの方は一度助産師さんに診てもらうことをおすすめします。


母乳育児について

私の母乳育児の考え方

私は、産院で母乳育児は素晴らしいもの!一緒に頑張りましょう!とスパルタ指導を受けました。
今思えばあんなに頑張らなくてよかった・・・
産後のママの体はボロボロなので、辛かったら母子同室でも、授乳できません・お世話をお願いします、と助産師さんに申し出て大丈夫です。

母乳育児は、ミルクを作らなくていいので楽で、経済的で、神秘的なものだ、と思ってる方がいるかもしれません。
でも、ママの負担は相当なものです。
完ミが可哀想なんてことないです。
私は、ママの心と身体を優先した上で授乳した方が、赤ちゃんにとっても良いと思っています。

乳腺炎

私は退院した数日後に完母になりました。
その後、産後1ヶ月過ぎた頃に乳腺炎になりました。

乳腺炎の症状

退院後数日は、胸がカチカチに張る毎日でこれが普通だと思っていました。
本格的に乳腺炎だと気づいたときは、38〜39℃発熱・頭痛・だるさがあり、震えで座っていられなくなりました。

よく考えればこの数日前から、息子は唸ったり泣いたりして授乳を嫌がっていました。
炎症で味が変わっていたからかもしれません。

動けなくなったので、授乳以外全てのお世話を夫にお願いしました。
産後と乳腺炎のときは、ぜひ周りを頼ってくださいね。
旦那さん、日頃の労いのチャンスです。
ここで頑張れない方は一生恨まれてもおかしくないと思います。

助産師さんの所見

私は、両胸が乳腺炎でした。
乳房のしこり・熱感・乳口炎・傷がありました。
分泌過多で吸い付きも浅くなり、乳口炎か傷から細菌感染し乳腺炎になったようでした。

私は授乳に関する本を8冊程読みました。
読みやすく自分に合っていたのは、この本かなと思います。
ただ、らくちん授乳とはいきません。
赤ちゃんの個性もあり正解がわかりません。

今思えば、本を少し読んで、自分の場合はどうしたらいいのか助産師さんに質問してみるのがちょうど良かったかなと思います。

助産師さんの教え

私の記録なので読みづらいかもしれません。
同じような悩みをもつ方の参考になればと思い記載します。

✅水分は2.5L程しっかり摂る
分泌過多の場合、水分は制限すると書いてある本もありましたが、水分は制限しなくて良いそうです。

✅無理な食事制限はしない
分泌過多だけでなく授乳中は、脂肪分の多いものは控えるとよく言われますが、過度に制限しなくても問題ないそうです。
産前の食生活のまま、授乳する分多めに栄養を摂ります。

✅乳頭にラップはしない
私は傷が出来ていたので、ネットで調べて傷に保湿剤を塗ってラップをしてみました。
しかし、嫌気性菌が繁殖するので、ラップは現在では使わない方が良いとされているようです。
その分、保湿はしっかりします。

同じような乳頭保護の保湿剤を3種類試しました。
伸びが良いものもありましたが、基剤が固くて傷がしっかり保護されるので、私はピュアレーンが1番良かったです。

✅傷にデスパコーワは塗らない
乳口炎にデスパコーワが良いとネットで見たのですが、細菌感染を起こしやすいので傷には塗らないそうです。
真皮まで見えているような重度の乳口炎で使用します。

デスパコーワは、第3類医薬品なのでドラッグストアなどでもそのまま購入できます。
もし、使用方法を確認されたときに「乳口炎で」と回答すると明らかに不審なので「口内炎で」と答えて大丈夫です。

✅乳頭付け根の傷にキズパワーパッド水仕事用を使う
傷の箇所にぐるっと巻きます。
ハサミでカットすると赤ちゃんが飲み込む恐れがあるのでそのまま貼るそうです。
3,4日は貼ることになっても授乳はそのまま続けて問題ありません。
ふやけて剥がれたり、赤ちゃんが嫌がったら替えます。

✅乳房が熱を持っている時の対処法
深夜寝ている時は、薄いタオルを濡らして軽く絞って乳頭にかからないように当てます。
特に分泌の多い0〜2時用に、冷蔵庫で冷やしておいたタオルを使うのも良いそうです。
3時間程度つけたまま服を着て寝ても問題ありめせん。
ただ、服が濡れないようにラップしたり密閉はしないようにします。

また、一部のしこりには、保冷剤を包んで当てても良いそうですが、冷えすぎると母乳の出が悪くなります。
熱感がなければ冷ますのをやめます。
日中であれば10分単位で冷やす・離すを繰り返した方が良いそうです。


乳腺炎の恐怖、授乳の痛みなど、特に育児をし始めた頃はトラブルも多く心身ともに辛いと思います。
一気に改善しようとせず、少しずつ赤ちゃんとゆっくり成長していけますように。

以降、②【分泌過多・助産師さんを見つける方法】に続きます。

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