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中学受験/本番直前の雑感

さて、今日を皮切りに息子の中学校受験が始まりました。お試し受験として、1月のこの時期にテストがある埼玉の中学校の入学試験を受けて、2月1日から都内の学校の入試がバタバタと始まります。

都内だと一般的に小学校3年の2月から塾に入ることが多いのですが、息子は小学校5年生の4月から近所の塾に入りました。周りの子達よりも1年間遅れていたので、最初はチンプンカンプンだったようです。本人の希望で入塾したものの、中学受験にあまり関心のなかった我々夫婦は、”合わなければやめれば良い”と思っていました。でも塾の罠にまんまとはまってしまい(笑)、息子が少しずつやる気を出してしまって(先生たち、乗せるのがお上手で・・・)、結局中学受験をすることになった、というのが我が家の状況です。

私は地方出身なので、中学受験をしたことがありません。実体験がない私が、中学受験に抱いていたイメージはおおよそこんな感じ。

①勉強漬けで友達と遊ぶ時間がない
②塾の宿題が多く、寝る時間がどんどん遅くなる
③小学生には心身ともに負荷が大きすぎる
④親のサポートが必須

で、現実はというと・・・、比較的イメージに近い感じでした(苦笑)。5年生の時はほとんど感じませんでしたが、6年生の夏以降は、結構ハードだなと何度か思いました。①と②に関しては、6年になると週末も塾や模試が入ってくるので、自由時間がどんどん削られてきます。周りも本気モードが増してきて、プレッシャーやストレスを感じる子も少なくないようで、③の懸念が大きくなります。息子の場合は、メンタルが強いのか、単純に能天気なのか、模試のテストが悪くても、それほど荒れたり落ち込んだりすることはありませんでした。が、子どもの性格や親の関わり方によっては、親子共々参ってしまうケースもよく聞きますので、ここはかなり注意が必要だと思いました。④に挙げたように、親のサポート(精神面と健康管理)もまだまだ重要です。こう書いて見ると、やっぱり中学受験ってハードですね(笑)。

では、中学受験への準備がネガティブなものばかりだったかと言うと、物事には常に両面あるように、そうでもないんですよね、これが。以下、良かったと思うことです(あくまでも息子の場合)。

①逃げなくなる
②自分から取り組む
③達成感を感じる

ペーパーテストのみで判断される試験というのは、残酷なまでに逃げようがありません。問題ができるまでやるしかないんです。できなければ、点数が取れないだけです。もちろん、誰か他の人が代わりに勉強してくれるわけではありません。結局は、自分がやるしかないので、自分である程度計画を立てて進めるしかない。でも、やればやっぱりできるようになるんですよね、少しずつだけれども。「わからない」が「わかる」に変わる、その少しずつの達成感を感じることができたとは思います。

上に述べた「良かったこと」は、もちろん勉強以外でも身につきます。わかりやすいのはスポーツかも知れませんね。なので、上記のような成長を感じたいなら、取り組むものは何でも良いと思います。我が家の場合は、取り立ててスポーツが好きなわけでもなく、今の段階では他に打ち込めそうなものがなかったので、たまたま受験勉強になっただけです。

もちろん受験の結果は気になりますし、出来ることなら第一志望の学校に受かって欲しいと思います。でも、結果がどうであれ、彼の今までの頑張りや成長は尊敬に値するし、称されてしかるべきです。なので、全部のテストが終わったら、盛大にお祝いしようと思っています(インドにも行くしね!w)。

私的には、乳がんの手術で入院していた時に息子と交わしたこのLINEのやりとりで、中学受験にトライしてみて良かった!と思いました。そう、全ては学びなのです。人生に無駄なことはない。息子がそれを彼なりに理解できただけで、我が家の中学受験には意味があったと思います。


最後に・・・。小さな体で懸命に頑張る、全ての中学受験生に心からのエールを!!!結果がどうであれ、これからの長い人生において、良い経験になりますように!


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