見出し画像

戦略コンサルの転職は、自主応募 or 転職エージェント経由のどちらがいいのか

結論からいうと、自主応募の方が良いです。
理由は、
理由1:自主応募の方がチャンスが多いから
理由2:自主応募の方が自分のペースで転職活動できるから

です。
上記のように考える背景として、転職エージェントのビジネスモデルに原因があり、下記で詳細を説明していきます。
短い文章ではありますが、どうぞお付き合いください。


理由を説明する前に、まず転職エージェントのビジネスモデルをおさらいします。

転職エージェントのビジネスモデル

転職エージェントはクライアント企業へ自分が人材を紹介し、候補者が採用に至った際その企業から報酬を受け取るビジネスモデルです。
その際に企業から転職エージェントに支払われる成功報酬は、候補者の入社後の年収の約1/3と言われています。
つまり、企業目線で考えたときに、転職エージェントに報酬を支払わなくて良い分、自主応募の候補者を採用する方が安く済むのです。

出所:https://hitocolor.co.jp/nextjob/agent-structure/

上記の背景を認識していただいた上で、「戦略コンサルの転職においてエージェント経由より自主応募の方が良い」理由の説明に戻ります。

理由1:自主応募の方がチャンスが多い

採用コストを安く済ませられるからという理由で、企業は「転職エージェント経由よりは自主応募の候補者を多く採用したい」と考えています。

実際、2023年にマッキンゼーは転職エージェント経由での候補者をほとんど採用しておりませんでした。転職エージェント経由で応募し、書類選考で落とされた候補者が1か月後にマッキンゼーに自主応募したところ、書類選考を突破したという事例があります。

また、ファームによっては、転職エージェントに支払う予算を設定しているところもあります。転職エージェント経由での候補者を受け入れつつ、予算が超過した時点で、候補者が選考途中であっても急に落とされるという事象が発生しているようです。

転職エージェント経由で応募したことが仇となり、志望するファームから落ちてしまった・・そういったリスクを避けるためにも志望するファームには自主応募で申し込みしましょう。

理由2:自主応募の方が自分のペースで、転職活動を進められる

私自身、転職エージェントを活用して転職活動をしていましたが、彼らはとにかくうざいです。
とにかく次の面接を早く受けるように勧めてきたり、時には希望していない企業も「練習になるから・・」といって勧めてきます。ただ彼らからの提案を断ればいいだけなのですが、しょっちゅう電話やメールが来るので対応がだんだん面倒になってきます。
また、転職活動中に気の合わないエージェントに当たると、ひたすらストレスが溜まります。

転職エージェントのビジネスモデルを考えると、
転職エージェント個人が年間で稼ぐ金額=年間で抱える候補者の人数×候補者の内定率×候補者の入社率×候補者1人あたりの報酬
となるので、転職エージェントが稼ぎを上げるためには、上記の式の各パラメータの数字を増やす必要があり、
とにかく、「年間で抱える候補者の人数」を増やすことで回しているような印象を受けました。聞いたところによると、ムー〇ンなどのエージェントも1人あたり同時並行的に20~40人の候補者を抱えているとのことです。
中には「候補者の内定率」を上げるためにケース対策付き合います!といってくれるエージェントもいるのですが、あまり期待しない方がいいです。
内定率を上げたい場合は、転職エージェントに頼るのではなく、ケース対策サービスを提供してくれそうなところに自分でお金を払って勉強しにいった方がいいと思います。

自主応募をする上でのTips

理由2と少し関連した内容になりますが、戦コン転職をする際、企業から面接の日程調整案内が来たら、面接を必ずしも1~2週間以内に設定しないといけないわけではないことを覚えておいてもらいたいです。
私自身、Webテスト通過連絡→1次面接日までの間に3か月空いたりしましたが、期間が空いていることがマイナスになることはなく、問題なく1次選考を通過できました。(その3か月の間でケース対策してました)
期間が空いているかどうかよりも、面接時の出来が重要です。
悔いが残らないようにするためにも、あなたにとってReadyなタイミングで受験してください。

この記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆様の素敵な転職活動を応援しております!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?