ズボラでも年間150冊以上読める、おすすめ読書法
あけましておめでとうございます。
「今年は読書を習慣化したいな」と決意を新たにしている人も多いのではないでしょうか。
私はもともと活字嫌いで読書モチベが低い方だったのですが、昨年「読書の仕組み化」に取り組み、年間200冊弱の本を読むことができました。
今回は、読書効率を最大化し、学びのコスパを高める読書法についてシェアしたいと思います。
起業がきっかけで読書に目覚める
私はもともと読書へのモチベーションが低く、起業前はせいぜい月に数冊程度の読書量でした。
たまに興味のあるジャンルをぱらぱらっと読めば知識欲が満たされていたし、それでも不都合はなかったんですよね。
しかし、起業をして180度事情が変わりました。
事業計画も広報も採用も法務も、わからないことだらけ。経営陣の知識不足のせいで、戦略を間違ったり、知らず知らずのうちに法に触れることをしていたらヤバイですよね。
「インプットしないと詰む!」と追い込まれたのがこの読書法に行き着いたきっかけでした。
私のように活字が苦手だけど読書習慣をつけたい方もいらっしゃると思い、実践方法についてお伝えしていていきます。
入手したい情報のみ読む。全部読み切ろうとしない。
これまでは「せっかく買ったのだから1冊読まないともったいない」という気持ちがあり、頑張って1冊を全部読みきろうとしていたのですが、それが「読書=つらい」→「読みたくない」という悪循環を引き起こしていました。
でも実際本で自分にとって重要なパートは5〜10%ほど。全部読む必要はありません。
「読書は問題解決のためにある」と割り切り、自分にとって必要な情報以外はなるべく読まないようにしてから、読書効率がグンと上がりました。
例えば経営本を読む場合、私は創業してまだ1年なので「50人の壁をどう乗り越えたか」というような、自分にとってまだ早いフェーズの話はすぐに実践に落としづらいです。
そういう場合は遠慮なく読み飛ばし、自分の知りたい章だけを読むようにしています。
念のため「この読み飛ばした章は組織づくりに悩んだ時にまた読みそうだ」と読書アプリに記録しておけば、未来の自分がすぐアクセスできるようになります。
本って1回で全てを理解する必要はなくて、「今の自分に必要な章だけ読んで、他の章は未来の自分が必要な時にまた読みにいけばいい」とわかってから、読書が苦ではなくなりました。
基本的には自分が気になる章だけを中心に読み、「ハズレだな」と感じる本は潔くやめて次の本にいきましょう。
同ジャンルの本を複数冊読んで、共通する原理を見つける
また、「同ジャンルの本を複数冊同時で読む」ことで学びの効率が深まりました。
これまでは学びたい領域の中で自分の目的に一番合う本を厳選していたのですが、たくさんある本の中から一番コスパが良い本を見極めるのが面倒で、買うにも至らないことがしばしば。
でも、そもそも自分の学びたいことが1冊で全てカバーされることはないし、すぐに当たり本に出会えるわけではありません。
そう気づいてからは、まずは知りたいジャンルについて書かれている有名本を5冊〜10冊くらい同時並行で読み進めるようにしました。
複数冊を同時並行で読み進めると、「この概念はどの本でも出てくるから大事なんだろうな」「このテクニックに関してAとBの本は違うことを言っているから、ケースバイケースなんだろうな」という見極めができるようになってきます。
また、本によっては一度読んだだけでは理解しきれない概念もありますが、
「Aの本では文体が難しくてよくわからなかったけど、Bの本はイラスト付きでわかりやすかった。さらにCの本を読んだら具体的な応用パターンまで書いてあって完全に理解できた」というハッピーな体験も起きるようになり、読書が楽しくなりました。
図書館を活用して読書を自動化する
同じジャンルの本を10冊も用意するとか、お金ないとできん!って思ったそこのあなた。わかります、私もそうでした。そこで「図書館」の出番です。
図書館が家から近い&ネット予約できるというのが条件ですが、私は以下の方法で、自動的に月20冊新しい本に触れられる環境を作りました。
①おすすめされた本、読みたい本はその場でスマホ検索、図書館の在庫を確認する
②8割くらいは図書館に在庫あるので、片っ端から図書館でネット予約していく(在庫ない2割はKindleですぐ買う)
③私が通っている図書館の場合、一度に20冊までネット予約できるので、最低でも10〜15冊くらいはネット予約している状態にする
③本が用意されたら図書館からメールで連絡がくるので、それを毎週5〜7冊とりにいく
ネット予約の枠を10〜15冊埋めておけば、相当人気の本じゃない限り、だいたい毎週5~7冊の本が順次用意され、私は毎週図書館に取りに行くだけというサイクルが完成。
読書の意思が弱くても、自動的に毎月20冊の本には出会えるようになったのです。(ハズレ本もあるのでそのうち読むのは10〜15冊ですが)
さらに図書代もほぼかからなくなるというコスパの良さ...!
図書館をおすすめする理由はもう一つあって、それは「2週間で返さなければいけない」という良い感じに緊張感のある制約が生まれること。
人気本をせっかく借りれたのだから期限までになんとしても読まねば…!という気持ちになり、積ん読も発生しにくかったです。
高い住民税を払っている社会人こそ、積極的に図書館を活用しましょう!
常に未知の領域に挑戦し、アウトプットの機会を先に作ってしまうこと
色々テクニック的なことを書いてきましたが、私の場合は基本的な読書モチベが低いので、結局のところ「新しい知識をインプットしないと詰む!」という状況に追い込んだことが一番効いたなと思います。
「いつか役立ちそうだから読んどこ」程度のモチベーションで読んだ本はやはり得るものが少なく、アウトプットしなきゃいけない中で読んだ本と比べると吸収量が段違いです。
結局「未知の領域に挑戦し続け、アウトプットの機会を先に作っておく」ことが、学びを最大化するコツなんだなということに気づかされました。
というわけで、2021年も皆さんと一緒に新しい領域にどんどんチャレンジしていきたいなと思っています。
2021年も困難がたくさんあると思いますが、挑戦して、吸収を続ける年にしましょう〜!
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