乳がん闘病記(7) ドセタキセル投与2クール目 2024年7月26日
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思ったほどの副作用がなかった1クール目が終わり、2回目の投与の朝。
8時半から開始ということだったので、相方の運転で8時10分に病院着。
この日は相方が有休を取って、万一の場合に備えていました。
受付前に到着したのは初めてで、またしても係の方に色々聞くことに。
待合室のソファに来た順に並んで座り、時間が来たら順に機械を通す仕組みだとか。
8時半、受付開始。
25番目でしたが、わりとサクッと進みました。皆さん、慣れてらっしゃる。
そのまま血液検査票を受け取り外来化学療法センター(以下、外来センター)へ。
血圧、体温、体重は朝計って来たけれど、体重と体温は改めて計りました。
外来センターでは一番乗り!
特権!ベッドかリクライニングチェアかを選べました。
ベッドはナースステーションに面していて、人の出入りが多くてゆっくりできなさそうなので、端っこにあるリクライニングチェア選択。
一番奥の窓際でした。
窓際すぎて隣のビルから丸見え!
でも、リクライニングチェアがとても心地よくて寝てしまいそうでした。
まず、今日化学療法ができるかどうかの血液検査。
前回の点滴跡が赤くなっているので、そこではない静脈にチクリ。
その後、担当の看護師さんによる、1クール目からの体調変化について問診。
「治療日記」にバイタルや副作用は細かく記していたのでそれを見てもらいました。
手の指の荒れ具合はスマホの画像を見ていただきました。
1クール目の点滴と採血の注射跡、MRIの造影剤の注射の針の跡が赤くなっているのも見ていだきました。
髪の毛は…
この日はニット帽だけだったので
「辛うじてこのサイドの毛が残っています。他はほぼ全滅です」と。
それから、睡眠不足を訴えると、
「眠剤をお願いしましょう、それと手の保湿剤も」
ということに。
続いて薬剤師さん。
咳がなかなか止まらなかったので、この病院に連絡して、かかりつけ医に咳止めの薬を処方してもらったこと、黄斑上膜の手術をした主治医に保湿用の目薬を出してもらったことをお伝えしました。
と、私の周りがにわかにバタバタ。
レントゲンを撮るようにという指示がでているらしい。
でも、今日の私のTO DOにそんな指示はないらしく。
何かの間違いではないか?と、内線のやり取りが。
前回は入院しての投与だったので、次の投薬の指示は病棟から出ています。
病棟からの伝達事項に「次回レントゲン」はない。
あ。これ、咳が出てるから念の為の検査じゃ?。
看護師さんにも確認されました。
「退院のときに次、レントゲンって言われましたか?」
かくかくしかじか。
おそらく今こうして話しているときも出る咳のことで、レントゲンということになっているのだと思います、と返答。
このとき、まだ咳は完全には治まってはいませんでした💦
とりあえず、生理食塩水の点滴をして、そのまま診察室→レントゲン室→診察室ということになりました。
と言われても、初心者なのでよく理解できてません。
血液検査の結果が出るまで1時間近くかかります。
それまで生理食塩水を点滴
(レントゲン検査をして)
→その状態で診察室待機
→診察(血液検査の結果がOKなら投与)
→外来センターに戻り投与
→会計
という流れ。
コロナに感染するとIQが下がるらしいです。
これだけのことを理解するのに時間がかかりました🥲
ずっと、外来センターにいて、点滴が終わったら診察だと思ってました。
というわけで、まずは診察室に顔出しして、レントゲンの検査票を受取り、レントゲン室へ。
ここは待たされることなくすぐに入れたのはいいけれど、左手に点滴が。 撮るのは胸のレントゲン。
この日はTシャツにデニムスカート。
脱げない。
「下着に金属はありますか?」
と男性技師。
ブラトップで金具はありませんが、パットはついてます。
これ、PET-CT検査でアカンかったやつ。
「でも、点滴があるから脱げませんよね。とりあえずやってみましょう。映らないかもしれません。映ってたら…その時考えましょう」
こういうやってみよう精神、キライじゃないぜ!
そして一発OK!
こういう事があるから、やっぱり上半身は全部前あきが正解かな。
再び診察室前に戻り順番待ち。
乳がん告知前にこの場所にいたとき、普通の服で点滴している方を何人かお見かけしたけれど、そういうことだったのね、と合点。
点滴=入院というイメージだったので、外来診察を受けるのにいちいちお着替えしてはるのだと思ってました。
順番が来て中に入ると、主治医が笑顔で
「血液検査の数値もレントゲンも問題なしでした」
ということで2回目の投与決定!
こちらでも「治療日記」に書き込んでいた咳止めの薬を見ていただき、残っていた吸入薬は最後まで使用してください、とのこと。
そして、
「眼科の主治医から、この保湿用目薬は必ずこちら(乳腺外科)の主治医の指示に従って使うこと、と言われてます」
「大丈夫ですよ、目が乾いた時には使ってください」
そして、気になっていたことを質問。
☆サプリについて
「重大な副作用が出たときに、それがサプリのためか抗がん剤のためか原因不明となるので使わないでください」
☆中途半端に残っている髪の毛をバリカンで剃っていいかどうか
「全部ツルツルになる人はほとんどいません。大体の人は赤ちゃんくらいの髪の毛が残ります。肌が敏感になっているので肌の弱い人にはおすすめしていません」
☆12月に予定している大腸内視鏡検査について
「手術が終わってからにしてください」
大腸への転移がないことははっきりしてますしね!
診察の結果、睡眠不足には眠剤処方ではなく、吐き気止めのデカドロン減量で対処。このデカドロンに含まれるステロイドが興奮状態を呼び起こすわけです。
手の荒れにはヒルドイド軟膏と、ひどくなったときのためにステロイド軟膏処方ということになりました。
眠剤は正直少し怖かったのでホッとしました💦
というわけで、診察室から再び外来センターへ。
先にお手洗いに行ったのですが、外来センター内のお手洗いは一つしかないので、ここに来るまでに外科外来のような、他のところで済ませておいたほうがいいですよ、とのことでした。
わりとシニアの方も多いみたいですしね。
まずは抗アレルギー剤の点滴。
看護師さんが、副作用防止のための冷却希望なら用意があります、と言われましたが自宅から持ってきているのがあるので遠慮しました。
冷やすことで手足のしびれといった副作用を軽減できると言われています。
明確なエビデンスはないそうですが。
リクライニングチェアをゆーっくり倒して、毛布をかけて、足には冷却する代わりに血流を悪くして抗がん剤が指先にいかないようにするための着圧レギンス+着圧ソックス、手には冷凍ペットボトル、そして冷凍していたリポビタンアイススラリー。
6月のラグビー日本代表vsイングランド代表戦で配っていたやつです。
でも、ここまでけっこう時間がかかって、半解凍になっていたので、次はアイススラリーじゃない冷凍パックのソルティライチあたりにしようかと思います。
そして、本日のメインイベント!
ドセタキセル2クール目投与!
え?
病棟のときはあんなに厳重に曝露予防してたのに?
他の点滴と同じような扱いよ?
二重の手袋も、フェイスガードも使い捨てエプロンもなし!
病棟が厳重だったのはがん患者以外の入院患者さんも多いから?
それともセンターの看護師さんの制服に曝露防止の秘密があるの?
よくわからないけれど、そういうシステムのようです。
当日の家族LINE、こんな感じでした。
このあと、威風堂々が流てきて、選曲がカオス!!
いつの間にかうつらうつらしていたようで、薬剤師さんに起こされました。今回使った薬のシールをおくすり手帳に貼るというお仕事でした。
院外処方の薬局で、この投与薬を見た薬剤師さん→(察し
まさに、漫画で見るようなお察し顔になってました。ええ、こう見えてれっきとしたがん患者なんです。
特にアレルギー反応が起きることもなく、無事投薬終了。
しばらく生理食塩水を流して終了。
12時10分。午前中に終わるかと思ったけれど、思ったより時間がかかりました。
相方にLINEしようとして失敗。
この病院の院内Wi-Fi、わりと弱め。
ひっさしぶりに電話で連絡🤙
スマホの電話番号、自分以外の人の、覚えられません(コロナでIQ以下略)
会計を済ませて、相方が来るまで院内のコンビニで時間つぶし。
お昼過ぎなので、お昼ごはん用のものはほとんど残ってません💦
残ってるお弁当は700円近くしますよ、奥様!
今コンビニのお弁当ってこんな値段するの?また一つ知識を得ました。
そんなこんなで2クール目も、当日に特にトラブルはなく、無事終了しました。
もちろん、帰宅後48時間はリネン類、洗濯物は家族と別。
抗がん剤治療中は外出は控え、家族も外出時マスク着用。
まだ始まったばかりの術前化学療法。
酷暑の日々、ネットスーパーも視野にいれる夏の日でした。
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