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乳がん闘病記(1)ドセタキセル投与1クール初日   2024年7月2日



いよいよ始まる抗がん剤投与。
ドセタキセルを3週間に1回投与、これを4クールです。
初回は入院での投与にしました。
何があるかわからないので。

当日相方が送ってくれました。
と言っても、1泊入院なので流石にスーツケースは大袈裟やな、と思っていたら、次女が推し活遠征用リュックを貸してくれました🎶

入院手続きのあと、薬サポートセンターへ。
ここではアレルギーについて聞かれました。特にありません。

ここまで付き添った相方、いよいよ病棟にというところでバイバイ👋
なんか、喉の奥がツーンとした気がしたけれど気のせい気のせい。

病室でのあれこれ

一人で乗り込む病棟、入院手続きの看護師さんが、一人でバタバタされてました。
特に入院患者が多い日だったようです。
血圧、体温、身長、体重を測り病室へ。

給湯器、給茶機、自動販売機がありました。あ、テレビカード販売機も。 
この病院は洗濯機、冷蔵庫もこのテレビカードで決済するようです。

病室は4人部屋。満室でした。窓ぎわのベッドで日当たり良すぎ問題発生につき、即日焼け止めを塗りました!

家族LINEしようと思ったら院内Wi-Fiが機能していなかったたので、次女が貸してくれたWi-Fiで連絡。

看護師さんが
「今日入院できるかどうか調べる採血しますね!」
え?血液検査次第では強制送還もあり?

その後主治医が来られて
「血液検査で問題なしなら抗がん剤投与を始めますね、吐き気止めの薬、抗アレルギー剤も使います」とのこと。
ネットでよく目にする
『抗がん剤投与の時に手足を冷やす』 案件をお尋ねしたら、特にしなくて良いとのこと。
それより浮腫のほうがキツイらしい…

続いて、薬剤師さんからドセタキセルのパンフレットを渡されました。
お薬手帳をチェックして、目の手術の件について
「目に影響が出ることはないけれど、まつげが抜けるとドライアイになるので、眼科医に保湿成分のある目薬を処方してもらえるか聞いてください」
とのことでした。

一通りレクチャーが終わったので荷解き。

入院時の持参品

ネットで検索すると『入院時に持っていくと良いもの』が出てきます。
直近2回の入院でだいぶ勝手がわかってきました。

S字フック、テレビ用イヤホン(3m)、紙コップ、水筒、蓋のできるコップ、ティッシュ、充電用延長コード。
これらはお約束!
シャワーが使えるかどうかわからなかったのですが、お泊りセットを用意しました。
ゆーても一泊ですからね、なくてもなんとかなるやろ。


これはスリコで550円で購入したもの。
3月に黄斑上膜手術で入院した時にとても役に立ちました。
もともと整理整頓が苦手なので、細かいものをこれに入れてました。
メッシュなので中に何が入っているかすぐわかるのがいいですね。
くるっと畳んでポーチ状になります。
フックが付いているので床頭台の取っ手にひっかけてました。


3月に入院した時に重宝したもの、あったらよかったとおもったものなど。
左上のデオドラントシート、ボディシートはシャワーを使えないときに備えて用意。結局シャワーは使えなかったので(そういう案内がなかった💦)早速役に立ちました。
食事用カトラリーは全部使い捨てにしました。一泊3食付仕様。

耳栓、アイマスクは3月の入院の時に持っていったらよかったと心底思いました。
同室のマダムのいびきがすごかったのと、夜中にお手洗いに行く人の足音が響いて案外気になりました。
アイマスク、いらないかなと思いましたが、いつも部屋を暗くして寝る私には病室は明るすぎた!
3月に入院した病院は、ベッドの足元にフットライトがあって、夜中にお手洗いに行くときなど足元を照らすのですが、そのライトのセンサーが高性能すぎて寝返りを打つと輝く✨
たぶん毛布が落ちかかっていて、それで反応したのだとは思いますが。

で、こちらの病院はそういうライトはなかったのですが、消灯中にしては全体的に明るくてこれは必須でした。
学習した!

3月に入院した時に、テーブルを拭こうとしたら
「アルコール入りですか?」
「ノンアルコールです」
「なら大丈夫です」
ということがあったので、これも前回入院のときの残り物。
アルコール入りのもので拭くと傷むということは聞いたことがあります。

そして、今回のヒット商品はこのペットボトルキャップ。
この病院内のコンビニで購入しました。
寝たまま飲めるのは助かりました。

そして、
「ゴミ箱はないので用意してください」
と言われて用意した『どこでもペタッとゴミ袋』

これは普段ミシンテーブルに貼っています。
糸くずや端切れをポイポイ捨てて、とても重宝しています。
それを入院用に転用。
枕元のベッドのフレームに貼ってました。


いびき防止テープ、万一大いびきをかくようなことがあったら大変!と前回入院の時にポチりました。

これ、本当に良かったんです。
パッケージは唇と平行(?)に貼ってますが、これを縦に貼るとさらに効果大です。
何がいいと言って、知らない間に口を開けて寝ることがないので、朝起きた時に口の中が乾燥しない、喉が痛くないんです。いびき、関係なし!
3月、乾燥する時期だったので本当に役に立ちました。

そして、役立ちグッズ界の大御所はこれ!


じゃ~ん!
サニーナです。

これは私だけかもしれませんが、自宅以外の場所のお手洗いのウォシュレット機能は使うのに抵抗があります。
でもキレイにしたい。
ペーパーにシュッとスプレーして使います。

旧Twitterで、
『下痢の時に肛門が痛くなるのは、下痢と一緒に出てくる強アルカリ性の腸液が肛門を溶かしているから』
というツイートに触れ、あれは紙による物理的刺激によるものではなかったのか!(もちろん、固い紙だと刺激が強すぎるでしょうが)と目からウロコが落ちまくりでした。

なので、抗がん剤の副作用で下痢に悩まされている方、その腸液パーツも優しく拭き取れたら少しはマシなのでは?などと思ったり。 

もちろん、症状がある時は主治医に相談、が鉄則です。

ベッド周りとお昼ごはん


荷解きが終わりベッドメイキングへ。
以前かよっていたジムで購入したマイクロファイバーのバスタオルをシーツの上にかけました。
万一飲み物をこぼしても大丈夫なように。
かなり大判、かつ薄手なのでかさばらず重宝しています。
15年以上前のものですが、バリバリの現役です。
残念ながら商品名を忘れてしまいました💦


枕には自宅でいつも枕カバーに使っているタオルを掛けて、ベッド周りは終了。

そして待望のランチ!

ご飯が多い!!
でもお残しは許しまへんで、という天の声。
きっちり完食しました。

これ、入院のたびに持っていってます♥

ドセタキセル投与

14時30分。
いよいよ始まりました。
まず、生理食塩水と抗アレルギー剤、吐き気止めの点滴。

ドセタキセルは針がずれるとかなり腫れて大変なことになるらしいので、その点は厳重に説明されました。

15時。
ドセタキセル投与。
それまで普通の点滴注入光景だったのに、一気に緊張が走りました。
コロナ禍の頃よく見たマスクの上にフェイスガード、防護エプロンに二重の手袋。

それくらいキツイヤツが体内に入ってくるわけね、と覚悟しました。

が、特にアレルギー反応も吐き気もなく16時30分無事終了。

私は血管が出やすいらしく、採血も点滴も一発でOKでした。

これ、本当に重要案件。
以前治験で一緒だった方は、採血の際中々血管が出ないので、腕を温めるカイロみたいなのを当てられてました。

抗がん剤治療だともっとグレードの高い手術を経て投与、ということもありますからね。



この4人部屋のお手洗いには蓋がないので、事前の説明で「蓋をして2回流す」ができない、蓋のあるお手洗いに行くのか質問したら、
「2回流せば大丈夫ですよ」とのことでした。
でもなんか気になる!

投与後の自由時間


17時50分。
ディナー。

生まれて初めてテレビカードを使ってテレビ視聴。
こうやって大人の階段をまた一つ登るBBA。

相変わらず御飯の量がおおいけれど、心配していた吐き気もなく、全部美味しくいただきました。
ご馳走様でした🍚

点滴の量が多いのと、抗がん剤を早く体外に排出するために水をよく飲んでいたためか、お手洗いがかなり近くなりました。

同室の方はかなりハードな手術をされた方と、透析をされている方がお二人のよう。
狭い病室で、シニアの方に対してかなり大声でお話されるので、わりと病状が筒抜け。

私の「乳がん」は病気ステータス(?)が高いためか、病室に他の方がいらっしゃる時は『がん』という言葉を使わない会話でした。

手術の時は個室がいいな、と思った出来事の一つ。

6時50分。
点滴終了。
最後まで頑張ってくれた生理食塩水くん、ありがとう。

フリーになったので病棟内探検。

前回入院した病院は、4人部屋でもエアコンが個別についていて、好みの温度設定ができたけれど、こちらはそれがなかったので暑い!

よく考えたらここまでずっと来た時の服のままだったので、パジャマに着替え。

埼玉パナソニックワイルドナイツ、堀江・内田選手引退記念Tシャツ、来季から着る機会がないので、パジャマにしてます。
ものすごく守られてる感があります!


ちなみに、通院の度に着ているデニムスカート。
裾の方を引っ掛けてしまって破けたところに次女がクローバーの刺繍をしてくれました🍀
私のお守りです。

そんなこんなで22時消灯。
深夜1時30分くらいに目が覚めてからはまったく眠れなくなり、ネットを見たり、考え事したり。

投薬の中にステロイドが入っているので、それで興奮状態になり眠れなくなることがある、と後で知りました。

この時は、いろいろな不安、寂しさ、暑さ、そんなことで寝られないのだと思ってました。

そして寝不足のまま朝を迎えることになります。

つづく




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