家(ホームスクーリング)にあって、公教育にないものとは?
みなさま、こんにちは。
今日も北海道は寒いです!
私の住んでいる地域は雪がまだないのですが、それが寒さに拍車をかけております・・雪かきは大変だけど子供達は大喜び、少し積もってほしいなと思います。
今年に入り週2-3でホームスクーリングを始めた息子ですが、私が息子と伴走する上で大切にしていることがあります。
それは、
「そのままの自分でいい」
ということです。
それはすなわち、社会が求めるものに応えるのではなく、自分の心の声に正直に、自分の人生を自分らしく歩んでほしいということです。
基本的に私が子供達に対して望んでいるのは健康でいることと、幸せでいること。
この考えがホームスクーリングの基盤となっています。
私は日々考えます。
この子の興味のある事をどうやったらより伸ばしていけるだろう。
この子の可能性をどうやったら広げられるだろう。
この子の興味に対してどんなアプローチや選択肢を用意すれば、その興味がさらに広がっていくのだろう。
子供達の無限の可能性に寄り添い、伴走できるなんて、この上ない幸せです。
一方、社会や公教育では、「子供の幸せ」の定義はある程度決められてしまっています。
「子供の頃にしっかりと学び、良い大学に入り、生活に不自由しない稼ぎを得る」
そう望む親御さんは多いと思います。
私も親なので、路頭に迷ってほしくない気持ちはわかります。
しかし、目標を「一般的に安定した稼ぎがある」ことに置いてしまうと、学校や社会に求められた(或いは与えられた)勉強をするしかなくなってしまいます。
そして、そこでの結果が全てになってしまいます。
公教育の学習が合っていて楽しい子は良いと思います。
しかし、そこに楽しさや意義を見出せず、自分の意思や興味を無視して与えられた環境の中で歯を食いしばって頑張ることはどうなのか?
と思うのです。
決して不登校を推奨しているわけではないのですが、
本来、学習とは自分のためにするものです。
そして、その学習は、自分が幸せになるためにするもので、誰かに強要されるべきものではありません。
国(社会)はなぜ公教育のシステムを作ったのでしょうか?
それは、国にとって有益な人材を輩出するためです。
基本的に「子供の幸せ」がベースにあるわけではないと私は思っています。
国の求める人物を公教育を通して育成する。
そのために必要以上の規則があるわけです。
それに敏感な子は「行かない」選択をします。
「自分の人生を歩みたい」という思いが強い子にとっては、しんどい環境ですよね。
しかし、子供達の幸せを1番に考えてくれる先生もたくさんいます。
息子の担任の先生はまさにそうです。
「子供達が幸せな人生を歩む」事を目標に、日々試行錯誤をしてくれていて、息子のクラスの子達は本当に恵まれているなと思います。
一方、子供達のためにと、一生懸命厳しく勉強させてくれる先生もいます。
そして、子供のためにと、頑張って子供に勉強させる親御さんがおります。
どちらも子供達の事を思ってのことですが、
「社会が求めることに対してのあるべき姿」をベースに子供を応援しているのです。
子供達が幸せな人生を歩むことを目標にすると、学校に通う通わないはたいして大きな問題ではなくなります。
この世の終わりのように、親御さんは悩み、泣く必要なんて全くなくなります。
子供は自分の幸せのために、あくまで暫定的に行かない選択をしている状況です。
今その子がどんな事に心を躍らせるのか?とその子の心に寄り添い、伴走する。
自分らしく、幸せに生きるためのお手伝いをする。
その境地まで来ると・・・
親も子供もめちゃくちゃ楽しいです!!
親は社会からの「こうあるべき」から解放されます。
親が解放されると、子供も解放されます。
そして、あるのは希望だけになります。
将来を案じ不安なる事にも、莫大なエネルギーを使います。
どうせ同じエネルギーを使うならば、不安より、子供を信じるエネルギーとして使ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、息子は担任の先生が大好きです。
クラスメイトのことも大好きです。
それでも、毎日学校へは行きません。
家でしかできない自分なりの学習があるからです。
それでも、学校へ行く日もあります。
学校での協働した学びにも意義を感じているからです。
必ず毎日行かなくたって良いんです。
好きな教科がある、給食の献立が良い、レクがある等、選択式でもその子が良ければ良いのです。
学校に行かなくても世界は終わりません。
むしろ、行かなくなった日が始まりです。
今までホームスクーリングの手法について記事を書いてきましたが、今回はホームスクーリングを進める上で私自身の考え・見解について書かせていただきました。
子供も親も先生も、みんながあるべき姿から解放され、自分らしく幸せに過ごせる社会になれば良いな、と心から思いながら、これからも息子との二人三脚は続きます。
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