見出し画像

あの日わたしを救った音楽

横になった、無気力しかなかった
五月病という言葉があるけれど
平日学校に行ってバイトに行って深夜に寝て6時に起きてまた学校へ授業を受ける生活
土日はバイト、入ってなかったらぐっすり眠りる、のだけれどここのところずっと眠れない
二度寝ができない
平日の朝は寝坊するくせして、土日の朝は7時に目覚めて一度起きたらもう寝れない、脳が起きてしまう

何もない休日、一階ではお母さんの怒鳴る声
それを聞くたび憂鬱になる、気の紛らわしに流している音楽すらうるさいと思う

ずっと考えている悩んでいる
来週ある実習、人間関係のこと、うまく返せなかった会話のこと、バイトでやらかしたミスのこと
断れなかった会う約束、下手くそな恋愛のこと
永遠に考えている、解決すらできなくて

エルレガーデンのCDを流した
ブックオフで1000円ちょっとで買ったアルバム
それがわたしを救った
歌詞カードには和訳があって

願い事をしようぜ 簡単なやつを
君が1人きりじゃなくて
そばに誰かがいて手を握ってくれるように
願い事をしようぜ 君が無事でいて
悲しませるものもなくて
そばに誰かがいて抱きしめてくれるように

難しいことはわからない、コード進行やらなんやらは分からないけれど、かっこいいと思った
わたしのそれが全てなんだと思う
音楽は尖っていて触れたもの全て吹き飛ばすくらいのサウンドで、
それでも優しい音楽だった、優しい言葉だった
本当に落ちて、どうしようもなくて救いがなくて葛藤して、そんな私を引っ張り上げたのは細美さんの書いた言葉だった
ほら、大丈夫な気がしてきた
だからCDって大好きだ

Googleで調べて出てきた歌詞の和訳より
歌詞カードでみる和訳の方が数億倍身に染みるのはなんでなのだろうか
私のためだけに書いてくれた言葉みたいに思える
こんな星の夜はそう思ってもいいだろうか

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?