ゲームは「遊ぶ」時代ではない!?
私が子どもの時、ゲームは「遊ぶ」だけのものでした。
でも今は違うようです。今回はそれを感じた出来事について。
きっかけは「密ですゲーム」。4月18日、このニュース記事をネットで見たとき不思議な感覚を覚えました。
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――Twitterの紹介投稿だけで25万回以上も再生されるなど話題になっていましたが、ここまでの反響があるとは予想していましたか?
全くの予想外でした。前作が友達の数人にしか遊んでもらえなかったので…。(中略)学校もアルバイトも休みになったので、早めに制作することができました。
このゲームを作ったのは学生なんです。また「前作は数人にしか遊んでもらえなかった」ということから「日常的にゲームを作っていること」が分かります。
「ゲームを作るのがこんなに身近だなんて、自分が学生のときはなかったな。こんな子もいるんだー。」そう思っていたのですが、この子が特別でないことを思い知ります。それは、5月5日のニュース。
★ゲーム全部失った、だから自作
人口減に悩むふるさとのため、気仙沼高校3年の畠山瑛護さん(17)と吉城拓馬さん(17)が街歩きゲームを考案し、高校生が地域課題の解決策を競う全国大会で最高の文部科学大臣賞を取った。※ニュース記事はこちら
高校生が考案したのはスマホを使ったゲーム。記事を詳しく読むと、「小学2年生の時に震災でゲームを全部失った。その悔しさから高学年になるとゲームを自作するようになり、今や趣味になっている」とのこと。
小学生の高学年からゲームを作ってる子がいるなんて!!
★ゲームは遊ぶ時代でなく、つくる時代
私が小学生のとき、ゲームは「親に買ってもらって、ただ遊ぶもの」でした。誕生日に新しいゲームをねだり、与えられたゲームで楽しく遊ぶ。ゲームってそういうものでした。
でも今は違うんですね。
ゲームはただ遊ぶ時代でなく、つくる時代にもなっている。
「こんなゲームがあったら楽しいだろうな」
「このゲームで地域の課題を解決できるかも」
「ただ受け身」ではなく「主体的につくり出していく」。
これって、今の教育の方針に合致している。子どもの時から「つくり出す」ことをたくさん経験することって、強みになるよなぁ。
★大人として何ができるか
今、自分が関わっているSpringin’も、まさに「作り出すツール」。
Springin’は、ゲームはもちろん、絵本や楽器など色々つくることができる。こういうアプリの存在は、子どもの「つくり出す」経験に欠かせない。
でも疑問。つくり出すツールを子どもに渡すだけでいい?
「ただ渡すだけ」でなく、そこに解決したいと思える課題があったり、考えられるための仕組みが必要だったりするので…??実際にうちの子どもは、コンテストのお陰で物語を作りだしたし(別記事参照)。
ん?でも、その後は何もしなくても毎日Springin’でワークをつくっている。
「つくり出す」ために大人ができることって何だろう。これから自分が考えてみたいテーマです。
2つのニュースからいろいろ考えさせられました。
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