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bittersweet poppy seed muffin

先日日本に帰ってきた、着陸2時間で、最愛親友との生ビール、寿司をコンプリート、憧れの島国から本日も全文駄文。

わたくし、先日25歳になった。普通に笑えないですね!四捨五入で30?概算しすぎだろ!ウェブテスト全部落ちるぞ!!!

9月の頭に修士論文を提出して、イギリスでの修士課程が終わった。失った(そもそも存在していなかったかもしれません)正気を取り戻す暇もなく、あっという間に過ぎ去ってしまった。

修士課程でのロンドン滞在、とても実りのある1年だった。学校のことも、それ以外のことも。

毎日いろんな論文を読んで、クラスメートと議論したり、一生文章書きたくないと願ったり、研究が楽しかったり、まだ勉強したいと思ったり、辞めたいと思ったりした。

修士論文、自分がやりたかったテーマで書けてよかった。今まで勉強したことの集大成、自分が今まで考えてきたことをちゃんと文章にできたのがよかったです!一旦ここの成果は認めていきましょう!お前のイギリスの主目的はしっかり果たせましたよ!と。

わたくし、これからも、柔軟に、軽やかに、強く、やさしく、社会に向き合っていけよ!

論文の終戦記念として先日、16歳の頃に左遷されたイギリス南部のボーンマスというビーチの街に行った。16歳の頃、8月から始まるオランダの学校についていくために英語をまず特訓しろということで、夏の間、家族から離れてホームステイした。
ボーンマスの日々は全編トラウマで、8年経った今でもあの時の大部分を許していないし、今でも思い出して同じ温度で泣いちゃうんですが。

あの頃、パブに入れなくて、1人で座って勉強していたスターバックスに行った。あの頃いつも食べていたポピーシードのマフィンは定番商品から消えていて、もう売ってなかった。

セントラル広場

海に入って、公園で寝転んで、酒を飲んだら、めちゃくちゃいいところだった。天気がとても良かったこともあると思うけど、すごく楽しかった。あの頃の日々を「全編クソ」と記憶しているけど、全編クソの日々の中にも、天気が良くて楽しかった日、お出かけして嬉しかった日があったのかもしれないな、などと思った。ひとつも覚えてないけど。

穏やかで楽しい気持ちで旅行をエンジョイできたことの要因として、「一応、ここまできた」ということがあると思う。修行してこい!と送り出されて、何も分からなくて毎日泣き散らしていた16歳の頃から、またイギリスに戻って修士号を取るまで終わった。自分が勉強したいことの修士号をとれたこと、16歳のあの頃の大泣きのわたくしに教えてあげたいです。

あの頃愛せなかった景色とか、場所とか、季節とか、時間が経って徐々にちょっとずつ愛せるようになった。これはさすがに、さすがに成長と呼んでいいかもしれません!

この1年間は、ご自分のことを考える時間がすごく長くありましたね。
わたしはわたしにしかなれないのに、他人のようになりたいと願ったり、できないところを認められなかったり、自分ではどうにもできないことでも自分のことを責めたり、劣等感を感じたりしました。今まで努力と根性でどうにかなっていたことが、努力と根性だけではどうにもできないことが増えて、諦めなきゃいけなかったり、悔しかったりしました。でも、努力と根性ではどうにもできないことが出てきたということは、私の人生が次のステージに1段階上がったということでもあります。辛いことを潜り抜けている時は、ポジティブに考えることは難しいけど、ぼちぼち、だましだまし明るくやっていきたい。

8年経って愛せるようになった海

ロンドン、楽しい日ももちろんたくさんありましたが、感想としては普通にキツかったですね〜、、。
イギリスはやはり、外国人に優しくなかったな〜、しっかりと差別を受けたり、人にめっちゃくちゃ嫌なこと言われたり、勝手に傷ついたり、なぜ私が存在するだけで、こんな気持ちにならなくてはいけないんだ?と思うこと、度々あった。

その度に、1人で戦う、というご自分のコンセプトに疲れちゃったのもありますね。「1人で生きていけるけど、、、」のその先を探しちゃう1年だった。私はいつも1人が好きで、楽だし、異国で毎日ライフルを構えて、自分で自分を守るということは、私は1人でもやっていける、というご自分の自信とか、自己肯定感になっている、、いるけど、疲れたし寂しい〜!(バカでか声)という気持ちが常にありましたね。
生きていて、誰と一緒にいたって1人の寂しさは消えることはないと思うけど、これからの人生はもう少し、コミュニティに属してみたり、ユニットの活動に参加してみてもいいかもしれません。

ロンドン、それでも私の24歳を形作った大事な都市になりました。いろんな感情に気づいたし、いろんなお気持ちがあってよい、と思えましたね。そしてやっぱり、それでもロンドン、悪くないかも、また機会があれば、住みたいなぁと思うのは、優しく、温かく、楽しい魂たちに出会えて、一緒に楽しいことも、楽しくないことも共有したからかな、と思いますね。

また少し休んで、軽快に走れるようになったら、また住んでみたい街、ロンドン、いろんな気づきと、素敵な繋がりと、成長、天気頭痛、悩み、1年間対戦ありがとうございました!

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