あたりまえのこと

デザインのことではないです。

今通っている職場で、同じ部署にいる女性たちがいます。みんな私より年上の方たちです。

1人は中学生と高校生のお子さんがいる、お母さん。息子さんが朝練がある日は、5時前に起きてお弁当を作るそうです。

朝練って、あたりまえみたいに運動部では生活の一部になっているけど、その活動は、お母さんが作った弁当があって成り立っているのか。

なんか、しんどそうだなと思った私は、買って行くっていう選択肢はないの？と聞くと

「コンビニで買っていけばいいじゃんって言ったこともあるんだけど、なんか嫌なんだって・・・。学食もあるのに、高等部の上級生もいるから行きたくないんだっていうんだよね。目立ちたくないからって・・・」

お弁当作るの無理だから、たまには買って行って。と言うこともできるけど、このお母さんは毎回お弁当を5時前に起きて作っている。

こうやって、持っていかれる”あたりまえのお弁当””って、世の中にきっといくつもあるんだろうな。5時前の早朝に作られたお弁当と、それを差し出してくれる人がいてくれる風景。

あたりまえって日常に溶け込んでいて、ちっとも偉そうに主張しない。主張しないけど、いつも傍に寄り添ってる。