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頭はカラダの賢さに嫉妬しているかもしれない

こんにちは、ロルファー™の小圷如子です。

一変して暑くなりましたねえ。
一歩出るというと日焼け止めに、日傘
あんなに恋しかった日射しを避けて…

炎天を満喫しなければ
とは思わないけれど(笑)
カッと照らされてる景色のコントラストを
エアコンの効いた部屋にいて
楽しんでるというのは
いかにも人工的な感じだなあと(苦笑)。

と言うのも
ある番組を見て以来
physisピュシス(自然)とlogosロゴス(言語・論理)
という2つの言葉がぐるぐるしているからなのですが
その話はちょっと後回しにして…


私、以前は長らく
スピリチュアル系が苦手でした(笑)。
今は、気がついてみると
親しい友人にそちら系の人が結構いて
かなりぶっ飛んだ話を聞いても
ソワソワしなくなりました(笑)。

その理由の一つには
ロルフィングでも 気にするポイント
身体の天地のバランスから
その人が大丈夫かどうかわかるから。

エネルギーとか無意識とか
空に向かう感じが強いほど
大地に足が着いていることが大切なのですが
それがないと宙に浮いてしまうので
こちらも落ち着かなくなるのですね。

もう一つの理由は、私自身が
堂々とカラダの真ん中にいられるようになったから。

それを実感したのは先日。
オイリュトミーシューズを探していた縁で
ソウルサウンドライアーという
ヒーリング効果のある楽器の体験会に行ったのです。

ホストのまり子さんは
沖縄のユタの血筋を引いていて
幼い頃からあらゆるものと
お話しができるという
まさにスピリチュアル系の人。

ライアーを奏でていると
光の粒子になって宇宙に昇って帰ってくるのよ♬
と幸せな笑顔で話す彼女に

私は特別何かが見えたり
過去生がわかったりはしないんです(笑)
って自己紹介したら

ああ、もうカラダはわかってるからね〜♬ って

彼女の声には大地を感じたし
その世界もフワフワした霞でない
安心感が当然あったのですが

自分の正面で受け止めてるから何が来ても大丈夫
という妙な自信があることに気がついたんです。

つまり、相手が地に足を着けて
カラダにいると安心だけど
それ以上に、

自分のカラダにちゃんといる
実感があることが大切なんですね。

スピ系に限らず(笑)苦手なものに会うとき
自分が幽体離脱気味になっていないか
背骨をしっかり感じているか

チェックしてみてください。


さてさて無理矢理ですが
ここで冒頭のキーワードに戻りますよ。
physisピュシス(自然)とlogosロゴス(言語・論理)

人間はロゴス(言語・論理)によって
種の保存という遺伝子の法則に逆らって
ピュシス(自然)の外に出た生物で

世界を白黒できっちり塗り分けられるような
幻想を見せるロゴスが潔癖主義を生み出し
本当は制御不可能なピュシスを
コントロールできると勘違いさせた。

人間は完全なロゴスにもなれないし
ピュシスに完全服従もできないのを認めて
この2つの間で生きるしかない。

ウイルスは本来、私達の一部で、友達で
生物の間で遺伝子情報を運ぶという意味では
利他的なんだという
生物学者の福岡伸一さんの言葉が印象的でした。

沢山いるウイルスの中で
たまたま症状を引き起こすものを
病原としているだけ

そう考えると免疫システムも
病原菌やウイルスも同じピュシスなので
戦うという表現は間違いかもしれません。

ロゴスを頭、ピュシスを身体と思うと
頭は説得力のある整然とした世界を
華麗にプレゼンテーションするのが得意。

一方、カラダは奥手でアピールも下手だけど
実はとても賢いし、カラダなしでは
生き物として存在できない。

そういう意味で、頭は実はカラダの
存在感や賢さに負けまいとして
必要以上に理屈や思考で圧倒しようと
するのではないか
と思うことがあります。

この状況が早く収束して欲しい
早く安心したいという気持ちは
当然、皆が持っていると思いますが

自分のカラダの中にちゃんと居て
地に足を着けて過ごすことが
一人一人の安心の源
になると
ロルフィングでそれを伝えたい!と
この番組を見て強く思いました。

「コロナ新時代への提言2 
  福岡伸一×藤原辰史×伊藤亜紗」
8月13日(木)午前9時から再放送
あります。
「風の谷のナウシカ」(漫画版)が好きな人には特にオススメです。

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yukiko@rolfingpresence.com

長〜くなってしまいましたが
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!

あなたの毎日がすこやかでありますように。

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