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【無料】だから、鈴木奈々は信用できる

誰かにとっては普通のことだったとしても

普通のことを継続するのは難しいし、普通をやり続けることには値打ちがある。

鈴木奈々は一生懸命仕事してくれる。

いやいや、仕事を一生懸命するのは普通だよ!

って言われそうですけど

そんな普通をずっと続けられる人って、そこまで多数派なのか…?
そう、考えたら熟考せざるをえない。
自分はどうなんだ?
もちろん、一生懸命なつもりですが、これまでずっとずっと一生懸命だけでしたか?

そう聞かれたら、ハッキリYESと言えない自分もいる。

奈々ちゃんは仕事場で一生懸命爪痕を残そうとし、とにかく面白くしようと汗をかいてくれる。

毎度毎度を背水の陣だと思っているのだろうか?
それくらいの熱い気概を見せてくれる。

もちろん、現場は水物なので毎回上手くいくはずもない。
それは誰だって同じなのだが、3割バッターが優秀な選手だと言われるように、本来なら10回打席に立って3回芯を食えば上出来なのだ。
全ての打席でヒットを出すことより大切なのは
10回ともフルスイングでバットをぶん回すことである

キャリアを積めば、どこか駆け引きを覚えてしまい、力を入れるところと抜くところのバランスを覚えてくる。

それはそれで経験値から学んできたテクニックなので時と場合によっては必要なのだが、がむしゃらに毎度フルスイングをしてきた初心の心は忘れがちになる。

奈々ちゃんはそこそこのキャリアを積んでてきても、バットを短く持って思いっきりフルスイングする。

錚々たる手練れのメンバーに囲まれて腰が引けるのが当たり前のなか、なかなかそんな人は見つからない。

そりゃあ、誰だってスベりたくはない。

キャリアを重ねれば、スベりたくない気持ちはどんどん加速する。

自分の目の前にボールが飛んできても、サッとスカして逃げたり、素早く横にパスし続ければ絶対にスベることはない。

自ら前に出て笑いを取りにいくのはリスクが伴うので、
チャレンジさえしなければ永遠にノーミスでやり過ごせる。

真っ白なキャンバスの上に一筆目を入れるのは恐ろしすぎる作業なので、できれば誰かにお任せしたい。

いろんな人が足していった絵の具の上に、ちょこんと似たような色を添えてニコニコしておく。
そうすれば、ノーミスのまま1ポイントくらいは獲得している気分にはなれるので、できればそのままやり過ごしたい。

でも、そのごまかしは永遠に続かない。

いちいち言葉にせずとも、プロはシビアに見定められている。
そのパフォーマンスは数値化できるものではないぶん、辛辣なジャッジが生身の人間から下されてしまう。

だからこそ、駆け引きを覚えたり、空気を読むことに注力したりと試行錯誤を繰り返しながら戦いに挑むが

仮にスベったとしても、頭からおもいっきり突っ込んでいけるガッツ。

いつからか、高校球児のような泥くささを見失いがちになる。

経験を積めば、ちょっとしたプライドも出てくるし、がむしゃらに突っ込んでいくことに対して臆病な気持ちも出てくる。

ストロングスタイルのまま、飛んでくる球の全てを完璧に打ち返せるセンスの持ち主なら、ひたすらがむしゃらになる必要はないが

果たしてそんな人何人います?って聞かれれば、一流のお笑い芸人の中でもなかなかお目にかかれません。

才能やセンスだけで勝ち上がっていけたら1番カッコいいのかもしれませんが、なかなかそうもいきません。

時に、本気で挑んでいく熱量や泥くささは類稀なる才能を飛び超えていく。

目に見える結果だけを求めにいくのでもなく
自分の能力を見せにいくわけでもなく

目的や理由は一旦置いといて
ただ、一生懸命にやる。

何を分析して予測したとて、一寸先のことなど本当は誰にも分からない。

理屈は二の次三の次。とりあえず与えられた仕事を一生懸命にやる。

普通のことだと言われるかもしれないですが、普通を続けることは本当に難しい。

ただただ前のめりで立ち向かっていく鈴木奈々は信用できる。

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