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タイ料理で覚えるタイ語(4)―センレック

第4弾はセンレックです。ベトナムのフォーの方が馴染みがありそうですね。いわゆるライスヌードルです。

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発音はこちらから。

まずは เส้น から。ส は [s] の音の高子音です。タイ語の挨拶「サワッディーカー(สวัสดีค่ะ)」 の最初の文字ですね。น は [n] の低子音。一番先頭にある เ は、いろんな文字と組み合わせることでいろんな母音を表しますが、基本は [e] の音。 เ◌ だけで [ee] という長母音になるので、これも [seen] になるかと思いきや、実は(末子音ありの場合) เ ็ で短母音の [e] になり、これに声調符号がつくと ็ の上のニョロが取れるという規則があるので、これは短母音です!面白い!!そして、高子音に ้ がついているので、声調は下声になり、sên になります。

続いて เล็ก。ล は [l] の低子音。ก は毎度おなじみ [k] の中子音ですね。そしてここに出てくる เ ็ が先ほどの [e] の音!ここでは声調符号がついていないので、そのまま ็ も残っています。低子音に声調符号なしなので、声調は平声 lek です。

全部合わせて sênlek。読めました!

ちなみに、タイのライスヌードル(クイッティアオ ก๋วยเตี๋ยว)は太さによって名前が違い、中くらいのものをセンレック(เส้นเล็ก)、太いものをセンヤイ(เส้นใหญ่)、細いものをセンミー(เส้นหมี่)と言います。また、食べ方も汁ありと汁なしの2種類に大きく分けられ、汁ありはナーム(น้ำ)、汁なしはヘーン(แห้ง)と言います。先ほどの麺の種類と組み合わせて、例えば汁ありの中くらいの麺だったら「センレックナーム(เส้นเล็กน้ำ)」と言ったりします。ちなみにライスヌードルじゃなくて、いわゆる中華麺はバミー(บะหมี่)といいます。バミーも美味しいですよね。

さて、次回はタイカレーに挑戦です。お楽しみに。

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