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<ラグビー>アオテアロア:クルセイダーズ対ハリケーンズ

ビデオハイライト
https://www.allblacks.com/videos/round-7-crusaders-v-hurricanes-investec-super-rugby-aotearoa/
https://www.superrugby.co.nz/video/round-7-crusaders-v-hurricanes-investec-super-rugby-aotearoa/

試合前には、2016年以来のハリケーンズのクルセイダーズ勝利なるかということに加え、絶好調のハリケーンズ12番CTBナガニ・ラウマフィー対クルセイダーズ12番CTBジャック・グッドヒューの、トイメン対決が注目されていた。

ハリケーンズ3番PRタイレル・ローマックスが欠場し、ベン・メイが先発。リザーブPRは変更なし。19番LOイサイア・ウォーカーリーウェア及び20番FLヴァエア・フィフィタが欠場し、代わりにリアム・ミッチェル及びデヴァン・フランダーズがそれぞれ入った。

9分、ハリケーンズFBジョルディ・バレットがPG、0-3。
12分、クルセイダーズSOリッチー・モウンガがPG、3-3。

17分、クルセイダーズSOモウンガがトライ&コンバージョン成功で、10-3。
23分、ハリケーンズ14番WTBウェス・ウーセンがトライ。バレットのコンバージョン成功で、10-10。

30分、ハリケーンズFBバレットが40mのPG成功、10-13。
31分、クルセイダーズ11番WTBジョージ・ブリッジが、14番WTBセヴ・リースのロングパスが届かないのをキックし、それをインゴールで押さえる技ありの珍しいトライ。モウンガのコンバージョン成功で、17-13。

35分、ハリケーンズ14番WTBウーセンが2つ目のトライ。バレットのコンバージョン失敗で、17-18。
42分、バレットが35mのPG成功、17-21。

前半、クルセイダーズ17(2T2C1P)-ハリケーンズ21(2T1C3P)。
期待通りの接戦。スクラムはクルセイダーズ、ラインアウトはハリケーンズが有利な模様。またクルセイダーズは、ハイボール処理にやや苦戦しているが、これは、ハリケーンズFBバレットのキックが、回転をつけて取りづらくしているらしい。

ラウマフィー対グッドヒューのCTB対決は、突破型とパスマシーンというように、お互いのタイプが違うので、対決という感じにならない気がする。後半、クルセイダーズが100%力を発揮してくるので、この4点差はないに等しい。

47分、モウンガがPG、20-21。
53分、ハリケーンズ12番CTBナガニ・ラウマフィーが、前腕(手首?)の怪我で退場。絶好調の選手なので、早期の復帰が期待される。ただし、ハリケーンズの交代選手には、ヴィンス・アソという良いCTBがいるので、チーム事情は心配なさそうだ。

59分、バレットが40mのPG成功、20-24。
62分、ハリケーンズ13番CTBピーター・ウマガジャンセンがトライ。バレットのコンバージョン成功で、20-31。

68分、クルセイダーズ19番LOクインティン・ストレンジがトライ。モウンガのコンバージョン成功で、27-31。
74分、バレットが35mのPG成功、27-34。

76分、クルセイダーズ14番WTBセヴ・リースがトライ。モウンガのコンバージョン失敗で、32-34。
81分、クルセイダーズ19番LOクインティン・ストレンジが、ノーサイド直前に味方選手が反則をしたボールを、ハリケーンズFBジョルディ・バレットと争い、TMOの結果パンチを振るったとしてシンビン。試合後の裁定委員会ではさらに重い罰則になる可能性あり。

後半、クルセイダーズ15(2T1C1P)-ハリケーンズ13(1T1C2P)。合計、クルセイダーズ32(4T3C2P)-ハリケーンズ34(3T2C5P)。

トライ数では、クルセイダーズが優ったが、ハリケーンズがFBジョルディ・バレットのPGでぎりぎり2点差で勝利したゲーム。また、最後のゲームとなったベン・ラムへの餞となった。

ゴールキックを中心にした貢献で、MOMはジョルディ・バレットだが、ハリケーンズでは、HOアサフォ・アウムア、13番CTBピーター・ウマガジャンセンが良いプレーを見せていた。また、14番WTBウェス・ウーセンも2トライで決定力のあるところを見せた。

クルセイダーズでは、SOリッチー・モウンガが最後の同点となる難しいコンバージョンを外したものの、いくつものトライに繋がるパスを連発してオールブラックスの面目を保っていた。さらに、パスをキックしてインゴールで押さえる技ありのトライの11番WTBジョージ・ブリッジ、良いトライがあった14番WTBセヴ・リースも、オールブラックスらしいプレー振りだった。

最後の19番LOクインティン・ストレンジのシンビンは、勝負が既に決まった後だっただけに、残念なプレーとなった。

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