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<ラグビー>アオテアロア第8週プレビュー

ハイランダーズ対ブルーズ
日時:2021年4月16日(金)19:05キックオフ
場所:フォーサイスバースタジアム,ダニーデン
レフェリー:ブレンドン・ピッケリル
アシスタントレフェリー1:ポール・ウィリアムス
アシスタントレフェリー2:ジェイムズ・ドールマン
TMO:ベン・オキーフ

ブルーズ:
カール・ツイヌクアフェ,ルテル・トライ,オファ・トゥンガファシ,ジェラルド・カウリーツイオティ,サム・ダリイ,トム・ロビンソン(キャプテン代行),ダルトン・パパリイ,ホスキンス・ソツツ,ジョナサン・ルルー,オテレ・ブラック,カレブ・クラーク,TJ・ファイアネ,リエコ・イオアネ,マーク・テレア,スティーヴン・ペロフェタ
(リザーブ)
レニ・アピサイ,アレックス・ホッジマン,ネポ・ラウララ,ジョシュ・グッドヒュー,アキラ・イオアネ,フィンレイ・クリスティー,ハリー・プランマー,ブライス・ヒーム

ハインラダーズ:
アイデン・ジョンストン,アッシュ・ディクソン(共同キャプテン),シアテ・トコラヒ,ブリン・エヴァンズ,ジョシュ・ディクソン,シャノン・フリッゼル,ビリー・ハーモン,姫野和樹,アーロン・スミス(共同キャプテン),ミッチェル・ハント,ジョナ・ナレキ,スコット・グレゴリー,パテレシオ・トムキンソン,ナガツンガネ・プニヴァイ,ジョシュ・イオアネ
(リザーブ)
リアム・コルトマン,イーサン・デグルート,ジョシュ・ホーネック,マナアキ・セルビーリキット,マリーノ・ミカエレツウ,ケイン・ハミングトン,マイケル・コリンズ,ジェイムズ・レンチース,

プレビュー:
ブルーズ監督のレオン・マクドナルドは,既に今シーンズは,ハイランダーズとのゴードン・ハンター記念カップを奪取できないこととなったものの,アオテアロアの順位争いに影響する対戦に備えている。

キャプテンのLOパトリック・ツイプロツが,未だ首の怪我から回復していないため,引き続き新人のサム・ダリイとジェラルド・カウリーツイオティのLOコンビを先発させる。また,キャプテン代行は,6番FLトム・ロビンソンが継続する。両PRはローテーションしたが,BKではSHをローテーションした以外,交代はない。

ハイランダーズ監督のトニー・ブラウンは,クルセイダーズ勝利を契機としてチーム力上昇を狙っている。両PRをローテーションした他,オープンサイドFLをビリー・ハーモンとジェイムズ・レンチースで行った。また,LOパリパリ・パーキンソンが足首の怪我で欠場するため,ジョシュ・ディクソンが5番LOで先発する。一方,活躍していたFBコナー・ガーデンバチョップが手首の怪我で今シーズンのプレーでいなくなったため,ジョシュ・イオアネをFBで先発させ,22番にマイケル・コリンズを入れた。なお,最近の傾向である,FW6人+BK2人のリザーブにしている。

実力ではブルーズ有利と見られるが,ラグビー偏差値の高さと好調さからは,ホームのハイランダーズにも十分勝機がある。ハイランダーズとしては,オールブラックスを多数抱えたブルーズの強力FWに対して,自チームの軽量FWが最後まで対等にプレーしてくれさえすれば,ブラウン監督自慢の理詰めのアタックでトライを重ねることができるだろう。


チーフズ対クルセイダーズ
日時:2021年4月17日(土)19:05キックオフ
場所:FMGスタジアム,ワイカト
レフェリー:マイク・フレイザー
アシスタントレフェリー1: ポール・ウィリアムス
アシスタントレフェリー2:ジェイムズ・ドールマン
TMO:ベン・オキーフ

クルセイダーズ:
ジョージ・ボウワー,ブロディー・マカリスター,マイケル・アラアラトア,ミッチェル・ダンシア,クインティン・ストレンジ,スコット・バレット(キャプテン),トム・サンダーズ,イーサン・ブラカッダー,ミッチェル・ドルモンド,リッチー・モウンガ,ジョージ・ブリッジ,デイヴィット・ハヴィリ(バイスキャプテン),レスター・ファインガアヌク,セヴ・リース,ウィル・ジョーダン
(リザーブ)
コーディ・テイラー(バイスキャプテン),イシレリ・トゥンガファシ,オリヴァー・ヤーガー,ルーク・ロマノ,シオネ・ハヴィリタリツイ,ブリン・ホール,ダラス・マクロード,マナサ・マタエレ

チーフス:
アイダン・ロス,サミソニ・タウケイアホ,アンガス・タアアヴォ,ツポウ・ヴァアイ,ナイトア・アークオイ,ミッチェル・ブラウン,ラクラン・ボシアー,ルーク・ジェイコブソン,ブラッド・ウェバー(キャプテン),ダミアン・マッケンジー,エテネ・ナナイセツロ,アレックス・ナンキヴェル,アントン・リエナートブラン,ジョナ・ロウ,チェイス・ティティア
(リザーブ)
ネイサン・ハリス,オリー・ノリス,シオネ・マフィレオ,ピタガス・ソワクラ,カイラム・ボシアー,テトイロア・タフリオランギ,ブリン・ゲイトランド,ショーン・ワイヌイ

プレビュー:
余裕のクルセイダーズ監督スコット・ロバートソンは,大幅にメンバーを入れ代え,プレー時間の少ない控え選手を中心に構成している。FWで先発に残ったのはキャプテンのスコット・バレットのみで,ポジションも6番FLに移動した。7番FLトム・サンダーズと8番NO.8イーサン・ブラカッダーが,それぞれ怪我から復帰した。

SHはローテーションしているが,先発のミッチェル・ドルモンドがクルセイダーズで20人目となる100キャップを達成する。CTBジャック・グッドヒューが,膝の怪我で今シーズンのプレーが不可能となったため,13番CTBに本来WTBのレスター・ファインガアヌクが移動し,14番WTBにセヴ・リースが入った。

リザーブでは,17番PRイシレリ・トゥンガファシ,19番LOルーク・ロマノ,23番WTBマナサ・マタエレが,それぞれ今シーズン初登場となる。

対照的にチーフスのクレイトン・マクミラン監督は,強豪相手に最小限の選手交代に止めた。注目されるのは,15番FBに固定していたダミアン・マッケンジーを10番SOに移動させたことだ。22番にブリン・ゲイトランドが入っていることを考慮すると,FB固定を諦めたように見える。FBの先発には,チェイス・ティティアが入った。

また,CTBクイン・ツパエアが膝の怪我で欠場するため,アレックス・ナンキヴェルが12番CTBに入った。6番FLにラクラン・ボシアーが怪我から復帰し,弟のカイラムが20番に入って,ローテーションした。

リザーブでは,16番HOに元オールブラックスのネイサン・ハリスが長期欠場から久々に復帰した。また,本来FW3列のピタガス・ソワクラが,LOのリザーブに入っている他,22番SOブリン・ゲイトランド,23番WTBショーン・ワイヌイが,それぞれメンバーに戻っている。

実力的にはクルセイダーズの順当な勝利が予想されるが,メンバーが控え中心になっているので,チーフスにも十分勝機があると思われる。しかし,チーフスの課題はSOダミアン・マッケンジーで,今シーズン好調とはいえ,FBでこそ才能を発揮できるプレヤーなので,クルセイダーズSOリッチー・モウンガ相手に苦戦しそうだ。そのため,早々にブリン・ゲイトランドをSOにして,FBチェイス・ティアティアがベンチに下がるような気がする。

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