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<ラグビー>オーストラリア・ワラビーズのスコッド発表

今年からワラビーズの監督に就任したNZ人デイヴ・レニーが、ザ・ラグビーチャンピオンシップ用の44人のスコッド(FW24人、BK20人)を発表した。

COVID19のため、特にザ・ラグビーチャンピオンシップ前のNZで開催されるブレディスローカップ2試合では、オーストラリアよりも厳格な検疫・隔離が行われるため、通常の35人よりも9人多くなっている。

同様に、NZオールブラックスも先日35人のスコッドを発表したが、さらに追加の11人を選ぶ予定となっている。

ワラビーズの44人のうち、14人がキャップ無し又は初選出となっており、さらに13人は10キャップ以下という経験値の浅い構成となった。また、ベテランのFLジャック・デンプシー、NO.8イシ・ナイサラニ、CTBテヴィタ・クリドラニ、FBジョック・キャンベルらが、選考外となった。

オーストラリア・ワラビーズのスコッド44人
(オーストラリア協会の発表にポジションがないので、そのまま掲載しています。)
FW:24人
ジャーマイン・アインズレイ、アラン・アラアラトア、フォラウ・ファインガア、ネド・ハニガン、マイケル・フーパー(恐らくキャプテン)、ハリー・ジョンソンホームズ、ブランドン・パエンガアモサ、マット・フィリップ、ラッカン・サラカイアロト、ピート・サム、ロブ・シモンズ、スコット・シオ、ジェイムズ・スリッパ―、ラッチー・スウィントン、タニエラ・ツポウ、ジョーダン・ウエレーゼ、ロブ・ヴァレティニ、リアム・ライト
以下は、初キャップとなる選手。
アンガス・ベル、ポア・ファアマウシリ、トム・ホートン、トレヴァー・ホセア、フレイザー・マクリート、ハリー・ウィルソン

BK:20人
トム・バンクス、ジェイク・ゴードン、ダン・ハイレットペティ、ジャック・マドックス、リース・ホッジ、マリカ・コロイベテ、ジェイムズ・オコナー、ジョーダン・ペタイア、ジョー・パウウェル、マット・トゥムーア、ニック・ホワイト
以下は、初キャップとなる選手。
フィリポ・ダウグヌ、ウィル・ハリソン、ノア・ロレシオ、レン・イキタウ、テイト・マクダーモント、ハンター・パイサミ、ジェイムズ・ラウ、イラエ・シモーネ、トム・ライト

【個人的見解】
若手が多くいるので、特にFWは23人の試合用メンバーが誰になるのかは、簡単に予想がつきません。ただし、右PRはタニエラ・ツポウ、HOはフォラウ・ファインガア、LOはラッカン・サラカイアロト、FLはピート・サム、マイケル・フーパー、ネド・ハニガンらが入ることは確実でしょう。リザーブを含めたPR3人、HO1人、LO2人、FL(NO.8)1人は読めません。また、ここがワラビーズの弱点になると思います。

一方BKは、おおよそ予想ができます。9番ジェイク・ゴードン、10番ジェイムズ・オコナー、11番マリカ・コロイベテ、12番マット・トゥムーア、13番ジョーダン・ペタイア、14番リース・ホッジ、15番ダン・ハイレットペティ。リザーブは、21番ニック・ホワイト、22番ウィル・ハリソン、23番ジャック・マドックス。若手が入る余地はあまりないように思います。

戦力的には、正直言ってオールブラックスに勝つまでは厳しいように思います。BKは、皆トライを取り切るスキルがあるので、ある程度タレントが揃っています。FWが良いボールを出せれば、勝ち負けの勝負になるでしょう。

ただし、FWが強い、オールブラックス、スプリングボクス、アルゼンチン、イングランド、ウェールズ、アイルランドとは、FW戦で相当に苦戦しそうです。特にFW3列に良い選手が少ないので、ブレイクダウンが致命的になりそうです。

名将デイヴ・レニーが、これから若手を中心に育成・錬成していくのでしょうが、その成果が出てくるのは、2023年RWC直前ではないでしょうか。

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