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<ラグビー>アオテアロア第7週プレビュー

ハイランダーズ対チーフス
日時:2021年4月10日(土)19:05キックオフ
場所:フォーサイスバースタジアム,ダニーデン
レフェリー:ベン・オキーフ
アシスタントレフェリー1:マイク・フレイザー
アシスタントレフェリー2:ブレンドン・ピッケリル
TMO:クリス・ハート

チーフス:
アイダン・ロス,サミソニ・タウケイアホ,アンガス・タアアヴォ,ツポウ・ヴァアイ,ナイトア・アークオイ,ミッチェル・ブラウン,カイラム・ボシアー,ルーク・ジェイコブソン,ブラッド・ウェバー(キャプテン),カレブ・トラスク,エテネ・ナナイセツロ,クイン・ツパエア,アントン・リエナートブラン,ジョナ・ロウ,ダミアン・マッケンジー
(リザーブ)
ブラッドレイ・スレイター,オリー・ノリス,ジョー・アピコトア,サミペニ・フィナウ,ピタガス・ソワクラ,テトイロア・タフリオランギ,アレックス・ナンキヴェル,ショーン・スティーヴンソン

ハインラダーズ:
イーサン・デグルート,アッシュ・ディクソン(共同キャプテン),ジョシュ・ホーネック,ブリン・エヴァンズ,パリパリ・パーキンソン,シャノン・フリッゼル,ジェイムズ・レンチース,姫野和樹,アーロン・スミス(共同キャプテン),ミッチェル・ハント,ジョナ・ナレキ,スコット・グレゴリー,パテレシオ・トムキンソン,ナガツンガネ・プニヴァイ,コナー・ガーデンバチョップ
(リザーブ)
リアム・コルトマン,アイデン・ジョンストン,シアテ・トコラヒ,ジョシュ・ディクソン,ビリー・ハーモン,ケイン・ハミングトン,ジョシュ・イオアネ,ヒュー・レントン

プレビュー:
チーフスのクレイトン・マクミラン監督は,順当にローテーションを行っている。FW1列を入れ換えた他,LOにツポウ・ヴァアイが戻った。胸筋の怪我で長期離脱するサム・ケーンに代わり,新人のカイラム・ボシアーを7番に入れた。6番のミッチェル・ブラウンは,チーフスで50キャップを迎える。

BKでは,両WTBにエテネ・ナナイセツロとジョナ・ロウが怪我から戻った。リザーブの23番には,病休のチェイス・ティアティアに代わって,ショーン・スティーヴンソンが入っている。

ハイランダーズ監督のトニー・ブラウンは,3番PR,7番FLで同じくローテーションを行っている。日本代表姫野和樹が,引き続き8番NO.8で先発する。一方,オールブラックス入りが期待されるSHフォラウ・ファカタヴァが,膝の怪我により今シーズンのプレーが不可能となったため,リザーブに昨シーズンまでリザーブでプレーしていたケイン・ハミングトンを入れた。また,リザーブはFW6人+BK2人としている。

CTBトーマス・ウマガジャンセンが手首の怪我で欠場するため,13番CTBにパテレシオ・トムキンソンが入り,14番WTBナガツンガネ・プニヴァイがハムストリングスの怪我から復帰した。また,先週チーム規約違反でメンバー外となったジョシュ・イオアネが22番に入っている。

クルセイダーズにアウェイで勝利したハイランダーズ監督トニー・ブラウンの評価が,非常に高くなっている。2019年RWC日本代表でも高い評価を受けてきたが,クルセイダーズのスコット・ロバートソン監督と,手駒の内容では劣勢であるチームを率いて勝利したことは,ひとえに監督の手腕によるものが大きいと言えるため,高評価になるのも当然だろう。

今回は,最下位候補となっているチーフス相手のホームゲームなので,無難に勝利すると思われるが,サム・ケーンの長期欠場というアクシデントを受けて,チーフスが実力以上の力を発揮した場合は,十分に番狂わせがあると思われる。


ハリケーンズ対クルセイダーズ
日時:2021年4月10日(日)15:35キックオフ
場所:スカイスタジアム,ウェリントン
レフェリー:ポール・ウィリアムス
アシスタントレフェリー1:マイク・フレイザー
アシスタントレフェリー2:ブレンドン・ピッケリル
TMO:グレン・ニューマン

クルセイダーズ:
ジョー・ムーディ,コーディ・テイラー(バイスキャプテン),オリヴァー・ヤーガー,スコット・バレット(キャプテン),サムエル・ホワイトロック,ウェツカモカモ・ダグラス,シオネ・ハヴィリタリツイ,カレン・グレイス,ブリン・ホール,リッチー・モウンガ,ジョージ・ブリッジ,デイヴィット・ハヴィリ(バイスキャプテン),ジャック・グッドヒュー,セヴ・リース,ウィル・ジョーダン
(リザーブ)
ブロディー・マカリスター,ジョージ・ボウワー,マイケル・アラアラトア,ミッチェル・ダンシア,トム・サンダース,ミッチェル・ドルモンド,ダラス・マクロード,レスター・ファインガアヌク

ハリケーンズ:
ザヴィエール・ヌミア,ダン・コールズ,タイレル・ローマックス,ジェイムズ・ブラックウェル,イサイア・ウォーカーリーウェア,リード・プリンセップ,アーディ・サヴェア(キャプテン),デヴァン・フランダーズ,ルーク・キャンベル,ルーベン・ロウ,ウェス・ウーセン,ナガニ・ラウマフィー,ピーター・ウマガジャンセン,ジュリアン・サヴェア,ジョルディ・バレット
(リザーブ)
アサフォ・アウムア,テヴィタ・マフィレオ,アレックス・フィドウ,スコット・スクラフトン,ヴァエア・フィフィタ,デュプレッシー・キリフィ,ジョナサン・タウマテイネ,ビリー・プロクター

プレビュー:
クルセイダーズ監督のスコット・ロバートソンは,先週ハイランダーズにまさかの敗戦を喫したものの,順当にローテーションを行っている。

両PRをローテーションし,1番PRジョー・ムーディは,クルセイダーズで19人目となる100キャップを達成する。また,9番SHブリン・ホールと21番ミッチェル・ドルモンド,14番WTBセヴ・リースと23番レスター・ファインガアヌクが,それぞれローテーションしている。

FLイーサン・ブラカッダーが軽度の首の怪我で欠場した結果,6番FLにはウェツカモカモ・ダグラスが入った。リザーブFL20番には,トム・サンダースが怪我から復帰した。

ハリケーンズのジェイソン・ホランド監督は,残り試合が少ないこともあり,来シーズンを睨んだ選手起用に切り換えている。SOには本来CTBのオルビン・リージャーをメンバー外にし,19歳のルーベン・ロウをスーパーラグビーのデビューとして先発させる。優勝候補クルセイダーズかつオールブラックスSOリッチー・モウンガを相手にして,勝敗を度外視した多くの経験を積めることを期待する。

1番PRザヴィエール・ヌミアと17番テヴィタ・マフィレオ,5番LOイサイア・ウォーカーリーウェアと19番スコット・スクラフトンが,それぞれローテーションした。キャプテンのアーディ・サヴェアは,8番NO.8から本来の7番FLに戻り,NO.8にはデヴァン・フランダーズが戻った。BKでは,11番WTBにウェス・ウーセン,13番CTBにピーター・ウマガジャンセンがそれぞれ先発する。

リザーブでは,オールブラックスのHOアサフォ・アウムアが16番に,同じくオールブラックスFLヴァエア・フィフィタが20番にそれぞれ復帰した。また,21番にFLデュプレッシー・キリフィを入れたため,FW6人+BK2人の構成となっている。

なお,SOのリザーブがいないため,ロウが交代するとすれば,ジョルディ・バレットが15番FBから上がることになり,FBにはナガニ・ラウマフィーとジュリアン・サヴェアを除いたBKの誰かが移動するとみられる。

試合当日は,「クラブデー」と称して,セヴンズ男女代表がエキジビションゲームを行う他,大人に同伴された子供は無料で観戦できる。

今シーズンに戦力が整わずに苦戦するハリケーンズが,優勝候補クルセイダーズに勝つ可能性は,ハイランダーズ以上に低いと思われるので,アップセットはまずない。勝敗を度外視して,オールブラックス候補たちのプレー振りに注目するゲームとなるだろう。特に,クルセイダーズでは,カレン・グレイス,ジョージ・ブリッジ,ウィル・ジョーダンを,ハリケーンズでは,ダン・コールズ,アサフォ・アウムア,イサイア・ウォーカーリーウェア,ナガニ・ラウマフィー,ピーター・ウマガジャンセン,ヴァエア・フィフィタ,デュプレッシー・キリフィらに注目したい。

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