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<ラグビー>アオテアロア第10週プレビュー

ハリケーンズ対ハイランダーズ
日時:2021年4月30日(金)19:05キックオフ
場所:スカイスタジアム,ウェリントン
レフェリー:ベン・オキーフ
アシスタントレフェリー1:ジェイムズ・ドールマン
アシスタントレフェリー2:ポール・ウィリアムス
TMO:ブレンドン・ピッケリル

ハイランダーズ:
イーサン・デグルート、アッシュ・ディクソン(共同キャプテン)、シアテ・トコラヒ、ブリン・エヴァンス、ジョシュ・ディクソン、シャノン・フリッゼル、ビリー・ハーモン、姫野和樹、アーロン・スミス(共同キャプテン)、ミッチェル・ハント、ジョナ・ナレキ、スコット・グレゴリー、パテレシオ・トムキンソン、サム・ギルバート、ジョシュ・イオアネ
(リザーブ)
リアム・コルトマン、アイデン・ジョンストン、ジョシュ・ホーネック、マナアキ・セルビーリキット、ヒュー・レントン、ケイン・ハミングトン、マイケル・コリンズ、ジェイムズ・レンチース

ハリケーンズ:
ザヴエール・ヌミア、ダン・コールズ(キャプテン代行)、タイレル・ローマックス、ジェイムズ・ブラックウェル、スコット・スクラフトン、リード・プリンセップ、デュプレッシー・キリフィ、デヴァン・フランダーズ、ルーク・キャンベル、ルーベン・ラヴ、サレシ・ラヤシ、ナガニ・ラウマフィー、ビリー・プロクター、ジュリアン・サヴェア、ジョルディ・バレット
(リザーブ)
アサフォ・アウムア、フレイザー・アームストロング、アレックス・フィドウ、イサイア・ウォーカーリーウェア、ブライデン・イオセ、カム・ロイガード、ピーター・ウマガジャンセン、ペペサナ・パタフィロ

プレビュー:
トニー・ブラウン監督のハイランダーズは、アオテアロア最終戦に向けて、最小の交代に止めている。1番PRをイーサン・デグルートと17番アイデン・ジョンストンでローテーションした。また、BKナガツンガネ・プニヴァイが怪我をしたため、サム・ギルバートを14番WTBに入れた。

リザーブでは、FW6人+BK2人とし、FLのリザーブに怪我のマリーノ・ミカエレツウに代わって、20番にヒュー・レントンが入った。日本代表の姫野和樹は、引き続き8番NO.8で先発する。

不本意なシーズンとなっているジェイソン・ホランド監督のハリケーンズも、最小の交代に止めた。14番WTBにベテランのジュリアン・サヴェアを先発させる。そして、23番BKには、これがスーパーラグビーのデビューとなるペペサナ・パタフィロを入れた。また、若手のルーベン・ラヴがSOの先発に定着したのは安心材料だろう。

今シーズンにコーチングスキルを高く評価されているハイランダーズ監督のトニー・ブラウンにとっては、不調のハリケーンズは組やすい相手となる。しかし、不調とはいえ惜敗が続いているハリケーンズとしては、トランスタスマンシリーズに向けて、徐々に調子を上げており、若いSOラヴもスーパーラグビーに慣れ、本来の持ち味を発揮しつつある。

また、両チームともにFWが強力な武器ではないため、FWの局地戦よりはBKでラインブレイクを狙うアタックが中心になると見られるため、ゲームとしては面白いプレーが多く見られるかもしれない。最近流行の80分を過ぎた後のPGで勝負が決まるとは思わないが、両チームの良いトライが多く見られることを期待したい。


ブルーズ対チーフス
日時2021年5月1日(土)19:05キックオフ
場所:イーデンパーク,オークランド
レフェリー:マイク・フレーザー
アシスタントレフェリー1:ジェイムズ・ドールマン
アシスタントレフェリー2: ポール・ウィリアムス
TMO:ブレンドン・ピッケリル

チーフス:
オリー・ノリス,ブラッドレイ・スレイター,シオネ・マフィレオ,サミペニ・フィナウ,ジョシュ・ロード,ヴィリアミ・タウラニ,ザイン・カペイ,ピタガス・ソワクラ,テトイロア・タフリオランギ,ブリン・ゲイトランド,ショーン・スティーヴンソン,ラメカ・ポイヒピ,ショーン・ワイヌイ(キャプテン代行),バイリン・サリヴァン,カレブ・トラスク
(リザーブ)
ネイサン・ハリス,エゼキエル・リンデンムス,ジョー・アピコトア,リアム・メッサム,トム・フローレンス,ザヴィエール・ロー,リヴェズ・レイハナ,ギルドン・ウランプリング

ブルーズ:
カール・ツイヌクアフェ,カート・エクランド,ネポ・ラウララ,ジェラルド・カウリーツイオティ,サム・ダリー,トム・ロビンソン(キャプテン共同代行),アドリアン・チョアト,ホスキンス・ソツツ,フィンレイ・クリスティー,オテレ・ブラック,カレブ・クラーク,タニエル・テレア,リエコ・イオアネ(キャプテン共同代行),ブライス・ヒーム,ザーン・サリヴァン
(リザーブ)
ソアネ・ヴィケル,オファ・トゥンガファシ,マルセル・レナタ,ジョシュ・グッドヒュー,アキラ・イオアネ,サム・ノック,ハリー・プランマー,AJ・ラム

プレビュー:
既にクルセイダーズとの決勝戦進出が決まっている,チーフス監督クレイトン・マクミランは,6人のスーパーラグビーデビューとなる選手を起用し,そのうち2人が先発に入った。

先発するのは,6番FLヴィリアミ・タウラニと7番FLザイン・カペリで,またリザーブからの4人は,17番PRエゼキエル・リンデンムス,20番FLトム・フローレンス,22番SOリヴェズ・レイハナ,23番WTBギデオン・ウランプリングとなっている。また,19番LOのリザーブに,チーフスのキャップ179を持つ既に引退していたリアム・メッサムが,短期契約で入っている。

決勝戦進出を,先週のクルセイダーズ戦の大敗で阻まれたブルーズ監督レオン・マクドナルドは,ホームゲームということもあり,選手交代はあまりしていない。6番FLにトム・ロビンソンが戻り,13番CTBリエコ・イオアネとキャプテン共同代行となる。SHには,先発にフィンレイ・クリスティーが入り,サム・ノックが21番のリザーブになった。また,15番FBには,ザーン・サリヴァンが入り,スーパーラグビーのデビューとなる。

メンバー的には,ブルーズのほぼAチームに対して,チーフスは若手主体のBチームなので,勝敗は自ずと決まっているゲームとなる。見所は,ブルーズ及びチーフスでスーパーラグビーにデビューする選手たちだ。そして,意外にもリアム・メッサムが大活躍するかも知れない。

なお,この試合に先立ち,女子のブルーズ対チーフスも行われるダブルヘッダーとなっている。

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