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<ラグビー>オールブラックストライアルの北島対南島戦、最新情報

参考とした記事は、NZヘラルド、オールブラックス.コムなど多岐複数のため、掲載省略しました。

COVID19の関係で、スーパーラグビーや7月のテストマッチが中止となった関係で、今年のオールブラックスは、久々の開催となる北島対南島のトライアルマッチを、8月29日にイーデンパークで行う予定だった。

しかし、オークランドでCOVID19の感染が発生したため、オークランド市がロックダウンとなり、試合は9月5日に延期され、場所もウェリントンのスカイススタジアムに変更されることで進められている。

しかし、NZ全土は9月6日まで(感染防止対策)レベル2を維持される一方、レベル3となっているオークランド市については、8月30日23時59分までロックダウンとなる。もし、オークランド市がレベル2に下がれば、翌31日からは、NZ全土がレベル2になる見込みだ。

しかし、レベル2では、10人までしか人が集まることは許されず、一方葬儀やタンギ(マオリの祭礼)は特別に50人まで許可されている。そのため、ウェリントンでトライアルマッチが開催されたとしても、無観客試合になる可能性が高い。さらに、閉鎖された空間となるダニーデンのフォーサイスバースタジアムへの再変更も検討されている。

また、もしもオークランド市がレベル2に下がらない場合は、オークランド在住の14人の選手、5人のサポートスタッフが市外に出られないため、試合開催そのものが危ぶまれる可能性もある。

なお、NZのアーダーン首相は、全土に対するレベルの見直しは、9月6日に行うとしているため、5日の試合開催には間に合わない。また、これ以上延期した場合は、マイター10カップの試合日程に影響するため、再延期は難しいと見られている。

一方、未定ながら、オールブラックスは、10月3日に、南太平洋出身選手で構成されるモアラパシフィックとの試合を、マウントスマートスタジアム(注:所在地不明。恐らくオークランドまたはその近隣)で予定しており、この試合が、オールブラックスの今年初めてのゲームになる可能性もある。

ところで、この北島対南島の試合には、Loving Cupというものを1931年まで勝利チームに授与していた。このカップは、1924~25年に英国を中心にヨーロッパ遠征して、32戦不敗の記録を作った遠征チーム「インヴィシブル(不沈戦艦)」の凱旋を記念して作ったものだ。

しかし、長い間保管場所がわからずに行方不明となっていた。それが、今年久々に試合開催をすることになったため、歴史家の提言によりイーデンパークの事務員が探索したところ、同スタジアムの保管庫に埋もれていることが判明した。今年の北島対南島の試合が開催される場合は、勝者にこのカップが贈呈されることとなる。

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【個人的見解】

不公平な階級社会である英国から逃げてきた人が多いNZでは、公平性というのが、最も大事な信念となっていますが、ラグビーについては、多少の便宜を計り、試合開催をしても良いのではないかと思います。最後は政治的判断になるのでしょうが、COVID19で落胆している国民が、アオテアロアで元気付けられたのですから、ここはオールブラックス同士の素晴らしい試合を開催して、さらに元気付けて欲しいと思います。

また、Lovingの意味は、大事なもの、嬉しいものといったことだと思いますが、1924年のチームが、オールブラックスとしての輝かしい伝統を築いたことを改めて思い出し、感謝するためにも、やはりこのトライアルマッチは、無観客試合であっても開催して欲しいと思います。そして、きっと1924年のチームも、同じように願っていると思います。

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