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<ラグビー>アオテアロア,チーフス対ハイランダーズ,プレビュー

今年9~10月にNZで開催予定だった女子RWCについては,COVID-19による世界中で実施されている人の移動制限から,大会までにアスリートとして十分な準備ができないため,1年延期することが望ましいとの提案をWR(世界ラグビー協会)が発表した。これを受けて,来週8日又は9日にWR理事会が開催され,この提案が採決される模様。そのため,本ブログにおいては,来週の最終決定・発表を待ってから感想などを含めてこの件について掲載したい。

NZのスーパーラグビー,アオテアロア第2週は,COVID-19感染者発生でNZに部分的なロックダウンが実施されているため,土曜に予定していたクルセイダーズ対ハリケーンズの試合が日曜の夕方に延期された。また,これからプレビューを紹介するチーフス対ハインラーズも,観客数を制限して開催する。一年前の3月に比較すれば,状況は改善しているとはいえ,真の春到来までにはまだ時間がかかりそうだ。

チーフス対ハイランダーズ
日時:2021年3月5日 19:05キックオフ
場所:ワイカトスタジアム,ハミルトン
レフェリー:ポール・ウィリアムス
アシスタントレフェリー1:マイク・フレイザー
アシスタントレフェリー2:ジェイムズ・ドールマン
TMO:ブレンドン・ピッケリル

ハイランダーズ:
ダニエル・リエナートブラウン,アッシュ・ディクソン(共同キャプテン),シアテ・トコラヒ,ジョシュ・ディクソン,ジャック・リーガン,シャノン・フリッゼル,ビリー・ハーモン,マリーノ・ミカエレツウ,フォラウ・ファカタヴァ,ジョシュ・イオアネ,ジョナ・ナレキ,パテレシオ・トムキンソン,ナガツンガネ・プニヴァイ,コナー・ガーデンバチョップ,ミッチェル・ハント
(リザーブ)
リアム・コルトマン,ジョシュ・ホーネック,ジェフ・スワイテス,マナアキ・セルビーリキット,リアム・スクアイアー,アーロン・スミス(共同キャプテン),ソロモン・アライマロ,ヒュー・レントン

チーフス:
ルーベン・オニール,サミソニ・タウケイアホ,シオネ・マフィレオ,ツポウ・ヴァアイ,ナイトア・アークオイ,サミペニ・フィナウ,サム・ケーン(共同キャプテン),ルーク・ジェイコブソン,ブラッド・ウェバー(共同キャプテン),ブリン・ゲイトランド,エテネ・ナナイセツロ,アントン・リエナートブラウン,ショーン・ワイヌイ,ジョナ・ロウ,ダミアン・マッケンジー
(リザーブ)
ブラッドレイ・スレイター,オリー・ノリス,アンガス・タアアヴォ,ミッチェル・ブラウン,ミッチェル・カーピック,ザヴィエール・ロウ,アレックス・ナンキヴェル,ショーン・スティーヴンソン

プレビュー:
ハイランダーズSHアーロン・スミスは,2011年からオールブラックスの正SOの座を維持しているが,この度NZ協会,マナワツ州,ハインラダーズとの契約を2023年まで延長することを決めた。この結果,2023年RWCまでは,オールブラックスでプレーできる。また,今シーズン中に,ベン・スミスの持つハイランダーズの最多キャップ153を超えるとみられている。

ハイランダーズのトニー・ブラウン監督は,初戦のクルセイダーズ戦を落としたものの,格上相手に善戦したことで自信を深めている。オールブラックスSHのアーロン・スミスをリザーブに下げる一方,NZ3番手のSHに名乗りを上げている新鋭フォラウ・ファカタヴァを先発させる。SOには,ジョシュ・イオアネを入れ,ミッチェル・ハントはFBにし,ソロモン・アライマロはリザーブに下げた。また,リザーブはFW6人+BK2人にしている。

チーフスのクレイトン・マクミラン監督は,今シーズン初戦にスーパーラグビーのデビューとなる選手を入れてきた。6番FLサミペニ・フィナウ,リザーブのSHザヴィエール・ロウの2人だ。また,FLサム・ケーンとSHブラッド・ウェバーの共同キャプテンにして,チームのリーダーシップを強化している。

今シーズンは,ハリケーンズとともに最弱とみられているチーフスだが,ハイランダーズ相手にそれなりのメンバーが揃った。やはり,NZのスーパーラグビーチームはどこも人材が豊富だ。その中で期待されるのは,セブンズでブルーズのカレブ・クラークとともに活躍していたエテン・ナナイセツロで,スーパーラグビーでの活躍が期待される。ハイランダーズでは,新鋭SHフォラウ・ファカタヴァで,その派手な髪型とともに,次世代のオールブラックスSH候補だ。

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