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<ラグビー>ウェリントン・クラブのレターから

僕がNZウェリントンで仕事をしていた1987~90年の間、ジュニア8thという一番下のクラスでプレーさせてもらってから(そして、NZを去る最後の試合でトライをさせてもらってから)、NZウェリントンにいるときは現役会員として、その後2010年頃までは、会費と寄付だけを支払う名誉会員として、ずっとウェリントン・クラブのメンバーであると、自分で勝手に思っていた。

でも、クラブだけでなく、ウェリントンの名士であり、そして僕がウェリントン・クラブでプレーできた恩人でもあるビル・ブライアンさんが亡くなってからは、もうウェリントン・クラブとは縁が切れたと思っていた。

ところが、ずっと登録していたメールアドレスを消していなかったこともあって、現在もウェリントン・クラブからのメールレターが、僕のアドレスに届いている。もう、僕がプレーしていた(オールブラックスのLOマリー・ピアースがいた)ころからは、だいぶ時間が経っているけど、レターに書かれている文章の感じや、写真に見るグランドの風景は、僕がそこにいた30年前とあまり変わらない。

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そして、今回届いたレターを書いているJuddyという人が、引退した人たちが集まる日-Old Timers Day-で、なんと500試合目となる最後のゲームに出ると、ちょっと恥ずかしそうに付け加えていた。

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たぶん、この背番号9の人がJuddyなのだろうけど、500試合というのはとてつもない凄い数字だと思う。1992年から怪我をしなかったことが一番の理由と自分で謙遜しているが、ラグビーのレベルが恐ろしく高く、パシフィックアイランダー系を中心にフィジカルもきついNZの中で、よくやれたものだと感心してしまった。

そして、こんなことがさりげなくクラブメンバー用のレターに書かれているところに、いかにもNZらしい、素朴さと純情さがあって、僕はNZが益々好きになってしまったのだった。

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