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ファーストインプレッションの重要性

普段の仕事の中で、作品やオーダーの制作は勿論だが、SNSの発信も日々の仕事として必要不可欠な時代。その為の写真も、下手の横好きではあるが、長年の写真撮影の趣味も高じて作品の撮影もプロなどにお願いすることなく自分で撮影している。そんな状況の中、主に趣味としての意味合いが強いが、仕事にも新しいカメラが欲しくなり、sigma fpというカメラに出逢い、俄然興味が湧いた。

散々ネットで調べ倒して1ヶ月、昨日、店舗にて実機を触って試してみて、ようやく購入。今朝早くから試し撮りをして現像した写真を見比べてこんなにも違うものかと以下比較をまとめた。ちなみに被写体はワタシの普段の仕事のジュエリー。

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新カメラ・sigma fp/70mmマクロ、フルサイズセンサーで撮影。

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旧カメラ・sony α6000/30mmマクロ、APS-Cセンサーで撮影。

共に1/30 f11 1:1でLED光下で撮影。

焦点距離が違うので画角は変わるがこの圧倒的力量差。まずテクスチャーというか質感が違いすぎる。同じ条件でピントの深度も違うけど立体感が圧倒的。宝石の色や深さ・奥行きが感じられる。シャープさもこれほど違いが出るとは正直思わなかった。逆にもう少しマイルドなのかと思ったほど。撮って出しで必要十分以上のクオリティーだ。

しかし、センサーの大きさが違うし6年の年月差で比べるのはもっとも酷な話だが、仕事で使用するという点では、このコロナ禍のような状況でネット販売などの必要性を考えると、商品や作品は画像での判断となるので撮影機材や技術は重要性が増す。そもそもプロにお願いすれば、という問いはこの際無しとして。購入するか否かの判断ともなるイメージを決定付ける写真の良し悪しは、ネットでもカタログでもファーストインプレッションである。

昨日の今日なので操作も不慣れな上、機材の特性特徴をまだ解らないが、オートフォーカスの遅さやwifi非装備の為によるデータの移行の煩わしさは撮影のストレスと言えるので、この点では旧カメラに大きく軍配が上がる。

旧カメラは処分するつもりはないので、今後は使い分けていくことにする。ワタシにとっては非常に高価な買い物だったので購入まで時間をかけたが、使いこなせるよう、また楽しみながら撮影したい。加えて、新カメラはファインダーレスの機体で、老眼にはモニターを見ながらというのはやはり厳しいが、これも慣れていく、もしくは別の手立てで付き合うとする。


#ジュエリー #作家 #写真 #sigmafp

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