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ズームレンズをやめてみたら自分の写真がわかってくるかもしれないという話

です。僕は365日写真を撮ります。ここ1年で撮るようになりました。
でも元々は旅行とか友達の結婚式みたいなイベントで使うくらいでした。

単焦点レンズを使うようになって徐々に撮る頻度が増えていきました。
いわゆる日常スナップが好きになり、自分がよく撮る写真、自分らしい写真が何か少しづつわかってきました。

便利ズームの難しさ

ズームレンズ、便利ですよね。今は単焦点と画質も変わらないし、ISOも上げれるのでボケ感以外に単焦点レンズを使うメリットは薄いと思われるかもしれません。
24-105があれば日常シーンは何でも撮れます。
でも何でも撮れるということは何にも撮らないということにもなりかねません。

どういうことかというと、写真を撮る時には「撮ろう!」と思うわけです。当たり前ですね。

で、撮ろう!と思うトリガーみたいなものが個人個人あって、そのトリガーがわかりにくくなるのがズームレンズじゃないかとおもってます。

例えば僕はきれいな光や、日常の中の変わったものを撮る癖があります(光が差し込んで良い感じとか、木片が落ちてるとか)

配置が良い感じだった

でもこれってズームレンズがついた大きいカメラだと撮ってませんでした。
(ちなみに元々はα7にシグマの24-70つけてました)

だってわざわざ適切な焦点距離を考えて撮るようなものでもないので。
焦点距離を選択するというのは意外と写真を撮るハードルになります

そう、ズームレンズは対象を適切な焦点距離で撮るには適しているのですが、職業カメラマンでなければ最適な写真である必要はありません。
遠すぎたり近すぎたりボケたりするのもまた良きです

無理矢理撮ってやっぱりダメだったけど好きな写真

言い方を変えると「これを撮れ」と言われた時に対応が簡単なのがズームレンズです。でも撮る対象が定まらないと撮るという行為が進みにくいとも言えます。

焦点距離の特性を掴むと何をフックに写真を撮るかが決まってくる

24mmと70mmは全く意味が違います。
焦点距離毎の特性も、はじめからズームレンズを使うと掴みにくいです。

50mm、35mm、85mm、28mm、焦点距離自体はなんでも良いのですが、一つの焦点距離だけ使ってるとその焦点距離が得意な被写体やシチュエーションがわかってきます。
そして、それが蓄積されて自分の中のトリガーになります

単焦点レンズは撮れるものがだいたい決まります。同じような距離で同じような種類の写真になります
似たような写真はつまらないと思う人もいるかもしれませんが、似たような写真ではなく撮り方が似ている違う写真になります

50mmは何でも撮れるけど、意外と振り返ってみると同じような撮り方をしてるはず

そこらへんの光と影ばかり撮ってます

なので一つの焦点距離を使いつづけていると「こういうものを撮る」というのがある程度固まってきます。
それがトリガーを獲得したということであり、その人の個性でもあります

もう一つのポイントが、マニュアルフォーカスのレンズを使うことです。
もちろん絶対必要ではないですが、フォクトレンダーやオールドレンズを使えばかなりコンパクトになり、カメラをカバンにとりあえず入れておけるサイズになります。

実際僕はコンビニ行くくらいでも持ってる(カバンに財布と一緒に入ってる)ので、常に写真を撮る目になり、トリガー(綺麗な光やへんなもの)があるとパシャっとやります。

パシャっとやってやった

ズームレンズがないと不安な気持ちもわかるので、
日々の撮影はマニュアル単焦点レンズで、イベントごとはズームレンズのように使い分けも良いです

シャッターを切らなくなってしまった、自分の写真とは何かわからない、という方の参考になれば幸いです

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