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【配信コラム】#EDDIEのかく語りき 第24回/AppleTV+最前線/ピックアップ映画『俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー』/#あなたの好きな卒業映画 特集

みなさん、こんにちは、こんばんは。

さて、EDDIEのかく語りきも次の4月で配信を開始して1周年を迎えます。
もともと喋ることに苦手意識があって、今でも苦手意識があるという点では変わらないのですが、リスナーの皆さんが聴きに来てくださることもあって多少なりとも一人語りが上手くなったのではないかと自己分析しています。

今回の配信のオープニングトークでは、主に3月11日にリアルタイム配信したアカデミー授賞式や佐藤玲さんプロデュースの朗読劇について語っています。

▼「第96回アカデミー賞実況生配信」は下記のツイキャスより

"名作に触れる"シリーズ第一回 『江戸川乱歩 短編集』について

佐藤玲さんについては、僕が今最も推している俳優の一人であり、現在はプロデュース業もされていて、その第1回目の作品となりました。
今回は3月17日(日)昼公演を観劇しに行き、大好きな佐藤玲さんにチケットをもぎってもらうという感激の体験もできました。朗読劇も実に面白かったのですが、やはり推しの俳優さんと直接会う機会になってそれはそれはドキドキしたしそれだけでお釣りが来る満足度でした。

#EDDIEのかく語りき 第24回トークテーマ

2024年3月17日(日)22時〜𝕏のスペースで配信した「#EDDIEのかく語りき」第24回目のトークテーマについてまとめていきます。
細かい話は配信の方で語っていますので、アーカイブを聴いていただけると幸いです。


①EDDIEのピックアップ映画/映画『俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー』ほか

◆『俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー』

「グリーンブック」のピーター・ファレリー監督が、少年時代の悪ふざけから始まった嘘が思わぬ事態を引き起こす姿を描いたコメディドラマ。

ディーン、JT、ウェスの少年3人組は、ちょっとした悪戯が大失敗して警察も駆けつける騒動を引き起こしてしまい、とっさに「リッキー・スタニッキー」という架空の人物をでっちあげて罪をなすりつける。20年後、大人になった3人は自分たちが何かやらかした時の便利な言い訳として、現在もリッキー・スタニッキーを使って難を逃れていた。そんな彼らを不審に思った妻やパートナーは、リッキー・スタニッキーに会わせるよう要求。そこで3人は、有名人のモノマネをする落ちぶれた俳優ロック・ハード・ロッドを雇ってリッキー・スタニッキーを演じてもらうことにするが……。

「グレイテスト・ショーマン」のザック・エフロンがディーン、「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」のジョン・シナが雇われ俳優ロック・ハード・ロッドを演じた。Amazon Prime Videoで2024年3月7日から配信。

映画.comより

アカデミー賞授賞式のメイクアップ&ヘアスタイリング賞のプレゼンターの一人として、場内だけでなく世界中からの注目を浴びたジョン・シナ。WWEのプロレスラー新人時代から追いかけている自分としては、彼が俳優としてもこのような形で脚光を浴びるのは嬉しいものです。

全世界に中継が繋がっている状況で、全裸に近い姿で登場しただけでも驚きですが、これがメイクアップ&ヘアスタイリング賞の発表のタイミングだったというのが面白いですね。「衣装は何よりも大切です」というメッセージが痛烈にも多くの方々に届く形となりました。

そんなジョン・シナが大活躍している最新映画がAmazonプライムの配信で観られるのでこれは要チェック!
あらすじは前述のとおりですが、子供の頃からつるんでいる仲良し3人組がでっち上げた架空の人物…しかし彼の存在を証明する必要が出てきて、場末の売れないコメディ俳優に白羽の矢を立てるという話。
「オオカミ少年」に近いような話ですが、これが最終的にめっちゃ感動できる話になっているんだから、たくさんの人に観てほしいというのが本望です。

アカデミー賞授賞式でコメディアン的な存在としてもその実力をいかんなく発揮したシナですが、本作でも多種多様なジョン・シナ七変化が見られるのがおすすめポイントです。

腹を抱えるぐらい笑い、最終的にすごく感動する話に展開していく…日頃から鬱屈としている日々を過ごし、最近笑っていないなぁって人はぜひ観てみてください!

◆『ロードハウス 孤独の街』/2024年3月21日Amazonプライム配信

1989年のパトリック・スウェイジ主演作「ロードハウス 孤独の街」(ビデオ題「ロードハウス 誓いのカクテル」)を、ジェイク・ギレンホール主演でリメイクしたアクション映画。フロリダキーズにある美しい島「ロードハウス」で用心棒の職を得た元総合格闘技家のダルトンが、その楽園のような島でマフィアのボスと対峙することになる姿を描く。

監督は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」「ボーン・アイデンティティー」のダグ・リーマン、製作に「マトリックス」シリーズなど数々の大作を手がけてきたジョエル・シルバー。ジェイク・ギレンホールが主人公ダルトン役で主演を務め、「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」のダニエラ・メルヒオール、「アラジン」「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」のビリー・マグヌッセン、「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」のジェシカ・ウィリアムズ、「search #サーチ2」のヨアキム・デ・アルメイダらが共演した。

映画.comより

Amazonの配信作品繋がりということで、近日中に配信開始する予定の新作をご紹介します。
過去にパトリック・スウェイジが主演した同名作品のリメイクということで、今回主演するのがジェイク・ジレンホール。
何を隠そう、僕の推し俳優の一人がジェイク・ジレンホールなのです。
以前からジェイクの存在は認識していながらも、『ナイトクローラー』でのげっそりと痩せこけた形相の悪いダークヒーローの役作りを見せられてからは彼の虜になっています。その直後に『サウスポー』で鍛え上げたボクサーの体を披露しているのですから、彼の役作りにかける思いは見てわかる通りです。

そんなジェイクが元総合格闘技家の用心棒役ということで、アクション面なども含め楽しみで仕方ありません。

②AppleTV+最前線

今回のAppleTV+最前線では、普段と趣向を変えて配信中もしくは最近配信開始したAppleオリジナル作品をご紹介します。

■ドラマ『ディック・ターピンのデタラメ大冒険』

成り生きで無法者一団の親分となった伝説の追いはぎ・ディック・ターピンは、腐敗しきった捕物長官ジョナサン・ワイルドを出し抜こうと荒唐無稽な冒険を繰り広げる。
ディック・ターピン役をノエル・フィールディングが演じるほか、ジョナサン役でヒュー・ボネヴィルが出演する。

海外ドラマNAVI

■ドラマ『マンハント~リンカーン暗殺犯を追え~』

『マンハント』は、ニューヨーク・タイムズのベストセラー小説「マンハント:リンカーン暗殺犯を追った12日間」(ジェイムズ・L. スワンソン著)に基づき、アメリカ合衆国大統領として初めて暗殺されたエイブラハム・リンカーン大統領の暗殺事件とその裏に隠された真実の出来事を描く歴史フィクション。全7話。
1865年4月14日の夜、ワシントンD.C.のフォード劇場でショーを観劇していたリンカーンは、ジョン・ウィルクス・ブースにより後頭部を銃で撃たれ殺害された。
本作では、暗殺事件、ブースの逃亡、陸軍長官エドウィン・スタントンによる追跡、逮捕、そして物議を醸した犯人たちの裁判を掘り下げる。

海外ドラマNAVI

■ドラマ『コンステレーション』

国際宇宙ステーションで発生した死亡事故の後、奇跡の生還を果たし地球に戻った宇宙飛行士のジョー。ところが、戻ってきた彼女は自分の記憶と異なる日常に直面する。果たして、彼女は失ったものをすべてを取り戻せるのか。
『ドラゴン・タトゥーの女』のノオミ・ラパス主演。クリエイターをピーター・ハーネス、監督をミシェル・マクラーレンが務める。

海外ドラマNAVI

■ドラマ『ニュールック』

第二次世界大戦を生き抜いたクリスチャン・ディオールが同世代のココ・シャネル、ピエール・バルマン、クリストバル・バレンシアガらとともに、いかに現代ファッションを世に贈りだしてきたかを実話を基にして描く。ファッション・アイコンである彼らの、情緒的スリルに満ちた衝撃的な物語。

クリスチャン・ディオールをベン・メンデルソーン、ココ・シャネルをジュリエット・ビノシュ、キャサリン・ディオールをメイジー・ウィリアムズ、ルシアン・ルロンをジョン・マルコヴィッチが演じる。ほかに「ハーパーズ バザー」の編集長カーメル・スノー役でグレン・クローズが出演。

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■ドラマ『マスター・オブ・ザ・エアー』

アメリカ陸軍航空部隊の第100爆撃隊、またの名を血の第100隊。極寒や低酸素といった過酷な環境の中で、空軍兵たちは上空約7500mでの戦闘の恐怖に立ち向かっていく。命を危険にさらしながら戦う若者たちが払った様々な犠牲や喪失、勇気、仲間たちとの絆を描く。

ドナルド・L・ミラーの同名小説が原作。スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクス、そして歴史的な戦争ドラマ『バンド・オブ・ブラザース』と『ザ・パシフィック』を二人と共に製作したゲイリー・ゴーツマンが製作総指揮として参加する。オースティン・バトラー主演、バリー・コーガン、カラム・ターナーらが出演。

海外ドラマNAVI

■ドキュメンタリー映画『ブラッディ・ハンドレッド』

「マスターズ・オブ・ザ・エアー」のモデルになった実在の空軍兵たちが、第100爆撃群での人生観が変わった悲惨な出来事について語る。ナレーションはトム・ハンクス。ゲスト出演はスティーヴン・スピルバーグ。

MOVIE WALKERより

③4月期待の新作映画

隔週第3日曜日の恒例である、「来月の注目新作映画」についてまとめていきます。
本コーナーはリスナー参加型で実施しており、まずは私が観ようと思っている次月の注目新作映画を紹介していきます。
その間にリスナーの方々にコメントをいただきながら、次月にどんな映画を観るかの参考になるような時間にできればと考えているコーナーです。
私の趣味嗜好だけでなく、リスナーさんからの注目映画を教えてもらうことで、「そんな映画があったんだ!」「それ面白そう!」とかの発見になれば嬉しいと考えて設けています。
【EDDIEの4月公開の注目新作映画】

●『パスト ライブス 再会』/2024年4月5日公開

海外移住のため離れ離れになった幼なじみの2人が、24年の時を経てニューヨークで再会する7日間を描いた、アメリカ・韓国合作の大人のラブストーリー。

韓国・ソウルに暮らす12歳の少女ノラと少年ヘソンは、互いに恋心を抱いていたが、ノラの海外移住により離れ離れになってしまう。12年後、24歳になり、ニューヨークとソウルでそれぞれの人生を歩んでいた2人は、オンラインで再会を果たすが、互いを思い合っていながらも再びすれ違ってしまう。そして12年後の36歳、ノラは作家のアーサーと結婚していた。ヘソンはそのことを知りながらも、ノラに会うためにニューヨークを訪れ、2人はやっとめぐり合うのだが……。

これが長編映画監督デビュー作となるセリーヌ・ソンが、12歳のときに家族とともに海外へ移住した自身の体験をもとにオリジナル脚本を執筆し、メガホンをとった。ノラ役はNetflixのドラマシリーズ「ロシアン・ドール 謎のタイムループ」や声優として参加した「スパイダーマン スパイダーバース」などで知られるグレタ・リー。ヘソン役は「LETO レト」「めまい 窓越しの想い」のユ・テオ。2023年・第73回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門出品。第96回アカデミー賞では作品賞、脚本賞にノミネートされた。

映画.comより

●『アイアンクロー』/2024年4月5日公開

日本でもジャイアント馬場やアントニオ猪木らと激闘を繰り広げ、鉄の爪=アイアンクローを得意技としたアメリカの伝説的なプロレスラー、フリッツ・フォン・エリックを父に持ち、プロレスの道を歩むことになった兄弟の実話をベースに描いたドラマ。

1980年代初頭、元AWA世界ヘビー級王者のフリッツ・フォン・エリックに育てられたケビン、デビッド、ケリー、マイクの兄弟は、父の教えに従いプロレスラーとしてデビューし、プロレス界の頂点を目指していた。しかし、世界ヘビー級王座戦への指名を受けた次男のデビッドが、日本でのプロレスツアー中に急死したことを皮切りに、フォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われ、いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになっていく。

長男ケビン役をザック・エフロンが務め、次男デビッド役を「逆転のトライアングル」のハリス・ディキンソン、三男ケリー役を配信ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」で第80回ゴールデングローブ賞主演男優賞(テレビ部門ミュージカル・コメディシリーズ)を受賞したジェレミー・アレン・ホワイトがそれぞれ演じた。米プロレス団体AEWのマクスウェル・ジェイコブ・フリードマンが製作総指揮、元WWE王者のチャボ・ゲレロ・Jr.がプロレスシーンのコーディネーターを務め、それぞれレスラー役で劇中にも登場。監督は「不都合な理想の夫婦」のショーン・ダーキン。

映画.comより

●『プリシラ』/2024年4月12日公開

「ロスト・イン・トランスレーション」「マリー・アントワネット」のソフィア・コッポラ監督が、エルビス・プレスリーの元妻プリシラが1985年に発表した回想録「私のエルヴィス」をもとに、世界的スターと恋に落ちた少女の波乱の日々を描いたドラマ。

14歳の少女プリシラはスーパースターのエルビス・プレスリーと出会い、恋に落ちる。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大邸宅でエルビスと一緒に暮らし始める。これまで経験したことのない華やかで魅惑的な世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼のそばでともに過ごし彼の色に染まることが全てだったが……。

「パシフィック・リム アップライジング」のケイリー・スピーニーが主人公プリシラの心の変遷と外見の変化を繊細に演じ、2023年・第80回ベネチア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞。「Saltburn」「キスから始まるものがたり」のジェイコブ・エロルディがエルビスを演じた。フランス出身のロックバンド「フェニックス」が音楽を手がけ、美しく精巧な美術とともに1960~70年代の空気を再現。

映画.comより

●『異人たち』/2024年4月19日公開

日本を代表する名脚本家・山田太一の長編小説「異人たちとの夏」を、「荒野にて」「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督が映画化。1988年に日本でも映画化された喪失と癒やしの物語を、現代イギリスに舞台を移してヘイ監督ならではの感性あふれる脚色と演出で描き出す。

12歳の時に交通事故で両親を亡くし、孤独な人生を歩んできた40歳の脚本家アダム。ロンドンのタワーマンションに住む彼は、両親の思い出をもとにした脚本の執筆に取り組んでいる。ある日、幼少期を過ごした郊外の家を訪れると、そこには30年前に他界した父と母が当時のままの姿で暮らしていた。それ以来、アダムは足しげく実家に通っては両親のもとで安らぎの時を過ごし、心が解きほぐされていく。その一方で、彼は同じマンションの住人である謎めいた青年ハリーと恋に落ちるが……。

「SHERLOCK シャーロック」のアンドリュー・スコットが主人公アダム、「aftersun アフターサン」のポール・メスカルがハリー、「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベルと「ウーマン・トーキング 私たちの選択」のクレア・フォイがアダムの両親をそれぞれ演じた。

映画.comより

●『マンティコア 怪物』/2024年4月19日公開

2014年の劇場デビュー作「マジカル・ガール」で第62回サン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞を受賞したスペインの鬼才カルロス・ベルムトが、ゲームデザイナーの青年が思いもよらない“怪物”を作り出してしまう姿を独創的なストーリーと予測不能の展開で描き、人間の心の闇に踏み込んだアンチモラル・ロマンス。

空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーの内気な青年フリアンは、同僚の誕生日パーティで美術史を学ぶ女性ディアナと出会い、聡明でミステリアスな彼女にひかれていく。その一方で、フリアンは隣人の少年を火事から救ったことをきっかけに、謎のパニック発作に悩まされるように。やがてフリアンが抱えるある秘密が、思わぬ怪物を生み出してしまう。

主人公フリアン役に「SEVENTEEN セブンティーン」のナチョ・サンチェス。2022年・第35回東京国際映画祭コンペティション部門出品(映画祭上映時タイトル「マンティコア」)。

映画.comより

●『REBEL MOON パート2 傷跡を刻む者』/2024年4月19日配信

固く結ばれた絆、立ち上がる反乱者たち、そして生まれる数々の伝説。マザーワールドに反旗を翻したレベルズに決戦の時が迫る。ザック・スナイダー監督作。

●『悪は存在しない』/2024年4月25日公開

「ドライブ・マイ・カー」でアカデミー国際長編映画賞、カンヌ国際映画祭脚本賞、「偶然と想像」でベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞するなど国際的に高く評価される濱口竜介監督が、カンヌ、ベルリンと並ぶ世界3大映画祭のひとつであるベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)受賞を果たした長編作品。「ドライブ・マイ・カー」でもタッグを組んだ音楽家・シンガーソングライターの石橋英子と濱口監督による共同企画として誕生した。

自然豊かな高原に位置する長野県水挽町は、東京からも近いため近年移住者が増加傾向にあり、ごく緩やかに発展している。代々その地に暮らす巧は、娘の花とともに自然のサイクルに合わせた慎ましい生活を送っているが、ある時、家の近くでグランピング場の設営計画が持ち上がる。それは、コロナ禍のあおりで経営難に陥った芸能事務所が、政府からの補助金を得て計画したものだった。しかし、彼らが町の水源に汚水を流そうとしていることがわかったことから町内に動揺が広がり、巧たちの静かな生活にも思わぬ余波が及ぶことになる。

石橋がライブパフォーマンスのための映像を濱口監督に依頼したことから、プロジェクトがスタート。その音楽ライブ用の映像を制作する過程で、1本の長編映画としての本作も誕生した。2023年・第80回ベネチア国際映画祭では銀獅子賞(審査員大賞)を受賞したほか、映画祭本体とは別機関から授与される国際批評家連盟賞、映画企業特別賞、人・職場・環境賞の3つの独立賞も受賞した。

映画.comより

●『シティーハンター』/2024年4月25日公開

物語の主人公・冴羽獠は、東京・新宿を拠点にし、裏社会での様々なトラブル処理を請け負う超一流のスイーパー(始末屋)。 無類の美女好きで、美女に出会うとタガが外れてしまうが、いざ依頼を受ければ、並み外れた銃の腕と身体能力、そして冷静沈着な頭脳で、仕事を遂行する。

Netflixより

●『リバウンド』/2024年4月25日公開

廃部寸前の高校バスケットボール部の新任コーチがわずか6人の選手とともに全国大会を目指す姿を、2012年に韓国を熱狂させた実話を基に映画化した青春スポーツドラマ。

元バスケットボール選手の公益勤務要員カン・ヤンヒョンは、釜山中央高校バスケットボール部のコーチに就任する。しかし全国大会初戦の対戦相手は高校バスケットボール最強の龍山高校で、チームワークが乱れた中央高は惨敗してしまう。学校はバスケットボール部の廃部を議論するが、ヤンヒョンは再び選手たちを集め、たった6人の部員たちとともに全国大会を目指す。

「シークレット・ジョブ」のアン・ジェホンが10キロ増量してコーチ役を熱演し、部員役にはドラマ「愛の不時着」のイ・シニョン、アイドルグループ「2AM」のチョン・ジヌンらフレッシュな顔ぶれが集結。「記憶の夜」のチャン・ハンジュンが監督を務め、「工作 黒金星と呼ばれた男」のクォン・ソンフィとドラマ「シグナル」のキム・ウニが脚本を担当。

映画.comより

【リスナーさんの4月公開の注目新作映画】

●『毒娘』/2024年4月5日公開

「ミスミソウ」の内藤瑛亮監督が「ヒメアノ~ル」の佐津川愛美を主演に迎えて撮りあげたホラー映画。2011年にインターネットの匿名掲示板で話題となった、ある新婚家族の出来事をモチーフに、謎の少女と家族の争いをオリジナル脚本で描き出す。

夫と娘と3人で中古の一軒家に引っ越してきた萩乃。家族に恵まれずに育った彼女にとって、自ら築いた家庭で過ごす日々は夢にまで見た幸せな生活だった。そんなある日、外出中の萩乃のもとに、娘の萌花から助けを求める電話が掛かってくる。慌てて帰宅すると我が家は荒れ果てており、そこには洋服を切り裂かれた萌花に馬乗りになって大きなハサミを握りしめる見知らぬ少女の姿があった。その少女「ちーちゃん」はかつてこの家に暮らしていたが、ある事件を起こして町を去ったはずだった。ちーちゃんの存在は、幸せそうに見えた萩乃たち家族が隠してきた“毒”を暴き出していく。

共演は「糸」の植原星空、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の伊礼姫奈。思春期の暗部を描き出す「惡の華」などで知られる漫画家・押見修造が、ちーちゃんのキャラクターデザインとして参加している。

映画.comより

●『インフィニティ・プール』/2024年4月5日公開

「アンチヴァイラル」「ポゼッサー」など独自の世界観を持つ作品でカルト的人気を集める鬼才ブランドン・クローネンバーグ監督の長編第3作。

スランプ中の作家ジェームズと資産家の娘である妻エムは、高級リゾート地として知られる孤島へバカンスにやって来る。ある日、ジェームズの小説のファンだという女性ガビに話しかけられた彼らは、ガビとその夫と一緒に食事をすることに。2組の夫婦は意気投合し、観光客は行かないよう警告されていた敷地外へとドライブに出かける。実はその国には、観光客は罪を犯しても自分のクローンを身代わりにすることで罪を逃れることができるという恐ろしいルールが存在しており……。

「ノースマン 導かれし復讐者」のアレクサンダー・スカルスガルドが作家ジェームズ、「X エックス」「Pearl パール」のミア・ゴスがガビを演じ、「タクシー運転手 約束は海を越えて」「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマン、「月影の下で」のクレオパトラ・コールマン、「イヴ・サンローラン」などの作品で監督としても活躍するジャリル・レスペールが共演。

映画.comより

●『氷室蓮司』/2024年4月12日公開

Vシネマとしてスタートした人気任侠シリーズ「日本統一」の10周年記念作品で、本宮泰風演じる主人公のひとり・氷室蓮司の父親としての側面に焦点を当て、息子を救うため台湾で繰り広げる闘争を描いた劇場版。

沖縄にある黒龍幇のアジトのビルでは、侠和会の田村と石沢、翁長が突撃の時を待っていた。一方、ビルの裏口には同じく侠和会の氷室と台湾人通訳・李の姿もあった。激しい銃撃戦の末、侠和会は黒龍幇を倒す。数日後、東京に戻った氷室の携帯電話に、猿ぐつわをされ椅子に縛りつけられた息子・悠太の写真と、「お前を待っている。1人で来い」というメッセージが届く。元妻・涼子から悠太が高校の修学旅行で台湾に行っていると聞いた氷室は、ひとり現地へと向かうが……。

キャストにはシリーズでおなじみの俳優陣に加え、台湾で氷室をフォローする篠原将人役で「最後まで行く」の黒羽麻璃央、台湾の刑事・楊愛玲役で「幽幻道士」シリーズのテンテン役で知られるシャドウ・リュウが出演。

映画.comより

●『ゴジラ×コング 新たなる帝国』/2024年4月12日公開

ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング』の世界観がクロスオーバーする、“モンスター・ヴァース”シリーズの第4弾。隠された怪獣の歴史と起源に迫る冒険が、壮大なスケールで繰り広げられる。監督はアダム・ウィンガード。出演はレベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ダン・スティーヴンス、カイリー・ホットルら。

生命は地上しか存在しないと、人類は長らく信じていた。しかし、エジプトのギザをはじめ、世界各地で地下から未知の脅威が姿を現し、街の人々はたちまち混乱に飲みこまれてしまう。突然現れた怪獣たちの歴史と起源、人類の存在の謎にまつわる冒険が幕を開ける。

ぴあ映画より

④「#あなたの好きな卒業映画」特集

今回の特集企画は「あなたの好きな卒業映画」です。
3月は卒業シーズンということで、映画好きの皆さんにとっての卒業映画を募集しました。下記のX投稿の通り、「〜からの卒業」など色んな解釈での卒業映画をたくさん紹介しています。

●『愛と青春の旅だち』

海軍士官学校の訓練生となった青年が人間として成長していく姿をリチャード・ギア主演で描き、大ヒットを記録した青春映画。ワシントン州シアトル。13歳の時に母が自殺し、元海軍兵の自堕落な父のもとで不遇な少年時代を過ごしたザック。子どもの頃からの夢だったパイロットになるため海軍士官養成学校に入った彼は、訓練教官フォーリー軍曹の厳しい指導の下、仲間たちとともに過酷な訓練の日々を送る。そんなある日、市民との懇親パーティに参加したザックは、町工場で働く女性ポーラと出会い親しくなる。ルイス・ゴセット・Jr.がフォーリー軍曹役を好演し、第55回アカデミー賞で助演男優賞を受賞。

映画.comより

●『HAZARD ハザード』

「自殺サークル」「紀子の食卓」の鬼才・園子温監督がオダギリジョーを主演に迎え、ニューヨークを舞台に若者たちの危険な日常を描いた青春ドラマ。退屈な学生生活にうんざりしていた日本の青年シンは、大学の図書館で見つけた本で、ニューヨークの犯罪都市「HAZARD(ハザード)」の存在を知る。刺激を求めて単身ニューヨークへと渡ったシンは、そこで出会ったギャングスターのリーやタケダと行動を共にするようになるが……。

映画.comより

●『コーダ あいのうた』

家族の中でただひとり耳の聞こえる少女の勇気が、家族やさまざまな問題を力に変えていく姿を描いたヒューマンドラマ。2014年製作のフランス映画「エール!」のリメイク。海の町でやさしい両親と兄と暮らす高校生のルビー。彼女は家族の中で1人だけ耳が聞こえる。幼い頃から家族の耳となったルビーは家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、合唱クラブに入部したルビーの歌の才能に気づいた顧問の先生は、都会の名門音楽大学の受験を強く勧めるが、 ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられずにいた。家業の方が大事だと大反対する両親に、ルビーは自分の夢よりも家族の助けを続けることを決意するが……。テレビシリーズ「ロック&キー」などで注目の集まるエミリア・ジョーンズがルビー役を演じ、「愛は静けさの中に」のオスカー女優マーリー・マトリンら、実際に聴覚障害のある俳優たちがルビーの家族を演じた。監督は「タルーラ 彼女たちの事情」のシアン・ヘダー。タイトルの「CODA(コーダ)」は、「Children of Deaf Adults=“耳の聴こえない両親に育てられた子ども”」のこと。2022年・第94回アカデミー賞で作品賞、助演男優賞(トロイ・コッツァー)、脚色賞の3部門にノミネートされ、同3部門を受賞。ルビーの父親フランク役を務めたトロイ・コッツァーは、男性のろう者の俳優で初のオスカー受賞者になった。

映画.comより

●『カッコーの巣の上で』

刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装い、精神病院に入ったマクマーフィは、絶対的な管理体制をしくラチェット婦長のやり方に反発を覚える。マクマーフィは、管理されることに慣れ、無気力になっていた入院患者たちに生きる希望と活力を与えようとするが……。人間の尊厳と社会の不条理を描いたヒューマンドラマの名作。アカデミー賞では作品賞、主演男優賞(ジャック・ニコルソン)、助演女優賞(ルイーズ・フレッチャー)ほか主要5部門を受賞した。

映画.comより

●『卒業旅行 ニホンから来ました』

卒業旅行先の架空の国・チトワン王国でトップ・スターの〈外タレ〉になってしまう青年の騒動を描くコメディ。「僕らはみんな生きている」の一色伸幸の原作・脚本をもとに、「就職戦線異状なし」の金子修介が監督。

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●『リオの若大将』

「ゴー!ゴー!若大将」のトリオの田波靖男が脚本、岩内克己が監督、斎藤孝雄が、撮影をそれぞれ担当した。昭和三六年「大学の若大将」でスタートしたシリーズの最終作。

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●『卒業白書』

大学入試をひかえた豊かな中産階級育ちの主人公が両親の留守中にひき起こすお金目あての乱痴気パーティーの顛末と高級コールガールとの恋を描く青春映画。ゲフェン・カンパニー作品。製作はジョン・アヴネットとスティーヴ・ティッシュ、監督・脚本はこの作品がデビュー作に当るポール・ブリックマン。撮影はレイナルド・ヴィラロボスとブルース・サーティーズ、音楽作曲・演奏はタンジェリン・ドリーム、製作デザインはウィリアム・J・キャシディが各々担当。出演はトム・クルーズ、レベッカ・デモーネイ、カーティス・アームストロング、ブロンソン・ピンチョット、ラファエル・スバージ、ジョー・パントリアーノ、ニコラス・プライア、ジャネット・キャロル、シェラ・ダーネスなど。日本版字幕は岡枝慎二、テクニカラー、パナビジョン、1983年作品。

映画.comより

●『さらば青春の光』

1960年代イギリスを舞台に、当時流行した「モッズ」と呼ばれる若者たちの生きさまを描いた青春映画の金字塔。細身のスーツにミリタリーコートを重ね、飾りつけたスクーターで街に繰り出し、古い道徳を振りかざす大人たちに反発する“怒れる若者たち”。「モッズ」と呼ばれた彼らの、停滞する社会への行き場のない怒りや疎外感、刹那的な生き方を鮮烈に描き、モッズブームを引き起こした。65年、ロンドン。細身のスーツに身を包み、ベスパやランブレッタにまたがるモッズたちのグループは、革ジャンにリーゼントのロッカーズたちのグループと敵対関係にあった。広告代理店で働くジミーは、モッズのリーダー的存在であるエースに憧れ、モッズ仲間たちとドラッグやケンカに明け暮れる毎日を過ごしている。そんなある日、海辺の街ブライトンでモッズ対ロッカーズの大規模な衝突が起こり、暴動騒ぎにまで発展するが……。映画の原題「Quadrophenia」は、イギリスを代表するバンド「ザ・フー」が孤独なモッズ少年の物語をつづった73年のロックオペラアルバム「四重人格(Quadrophenia)」から。同アルバムがモチーフにもなっており、「ザ・フー」のメンバーが製作総指揮に参加している。1979年に製作され、日本でも同年公開。2019年10月には40年ぶりにデジタルリマスター版でリバイバル公開。

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●『おもいでの夏(1971)』

性への好奇心と、美しく優しい年上の女性への思慕の情と、同時に湧き起こる思春期を迎えた少年の微妙な心理をノスタルジックな感覚で描いた作品。製作は29歳の新進気鋭のプロデューサー、リチャード・ロス、監督は「レッド・ムーン」「幸せをもとめて」のロバート・マリガン、脚本はハーマン・ローチャー、撮影は「コレクター」「卒業」のロバート・サーティース、音楽は「シェルブールの雨傘」「華麗なる賭け」のミシェル・ルグラン、編集はフォルマー・ブラングステッドがそれぞれ担当。出演は「リオ・ロボ」のジェニファー・オニール、16歳の新人ゲーリー・グライムス、19歳で俳優志望のジェリー・ハウザー、オリヴァー・コナント、キャサリン・アレンタック、クリストファー・ノリス、ルー・フリッゼルなど。

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●『初体験 リッジモント・ハイ』

南カリフォルニア、リッジモント高校に通うステーシーは初体験に憧れるティーンエイジャー。同じファースト・フード店でバイトをしているリンダからアドバイスを受け、彼女はついにロストバージンに成功。やがて、そんなステーシーに恋焦がれていたマークが近づいてくるが……。80年代の高校生たちを描いた学園コメディ。キャメロン・クロウが書き下ろした小説を自ら脚本化。ショーン・ペンをはじめ、当時まだ無名だった俳優たちが大挙して出演。

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●『ファンダンゴ』

大学を卒業してゆく5人の若者が、現実から自分を解放させることを願いつつ旅する姿を描く。製作はティム・ジンネマン、エグゼクティヴ・プロデューサーはフランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ、監督・脚本は新人のケヴィン・レイノルズ、撮影はトーマス・デル・ルース、音楽はアラン・シルヴェストリ、編集はアーサー・シュミットが担当。出演はケヴィン・コスナーなど。

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●『旅の重さ』

母親との生活に疲れ、四国遍歴の旅に出た十六歳の少女の数奇な体験と、冒険をオール・ロケで詩情豊かに描く。原作は、覆面作家として話題をよんだ素九鬼子の同名小説の映画化。脚本は「約束」の石森史郎監督も同作の斎藤耕一、撮影も同作の坂本典隆。

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●『ルーキー』

新人刑事がベテラン刑事とコンビを組んで自動車窃盗団を追いつめてゆく姿を描くポリス・アクション。主演も兼ねるクリント・イーストウッドの「ホワイトハンター ブラックハート」に続く監督第15作。製作はハワード・カザンジャン、スティーヴン・シーバートとデイヴィッド・ヴァルデス、脚本はボアズ・イェーキンとスコット・スピーゲルの共同、撮影はジャック・N・グリーン、音楽はレニー・ニーハウスが担当。出演はほかにチャーリー・シーン等。

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●『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』

朝鮮、ヴェトナムで抜群の戦功を重ねたひとりの軍曹が再び古巣の海兵隊に志願し、そこのおちこぼれ集団を鍛え、第三の戦場へ向かう姿を描く。製作・監督・主演はクリント・イーストウッド、エグゼクティヴ・プロデューサーはフリッツ・マーネイズ、脚本はジェームズ・カラバトソス、撮影はジャック・N・グリーン、音楽はレニー・ニーハウス、編集はジョエル・コックスが担当。出演はイーストウッドのほかに、マーシャ・メイソン、エヴェレット・マッギルなど。

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●『羊たちの沈黙』

FBIアカデミーの優秀な訓練生クラリスは連続誘拐殺人事件の捜査スタッフに組み込まれ、犯罪者として収監されているレクター博士と面会する。それは、天才的な精神科医でありながら、自らの患者を次々と死に追いやったレクターこそ事件の謎を解く鍵になると見込んでのことだった。レクターはクラリスに興味を示し、捜査の手がかりを与える。ふたりが次第に心を通わせていく一方、新たな誘拐事件が。そしてレクターは脱獄を図り……。ジョナサン・デミ監督の代表作となったサイコサスペンス。1991年6月に日本公開。2001年3月にはニュープリント版が公開された。

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●『フェーム』

ニューヨークのマンハッタンにある芸術学校。ここでは、俳優、ミュージシャン、ダンサーとして成功することを夢見るたくさんの若者たちが、青春の日々を送っていた。夢に向かって奮闘する彼らの姿をドキュメンタリー・タッチで生き生きと描いた青春群像劇。監督は「ミッドナイト・エクスプレス」の名匠アラン・パーカー。大人気を呼んだ本作は、後に「フェーム/青春の旅立ち」というタイトルでテレビシリーズ化されている。

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●『いまを生きる』

ロビン・ウィリアムズが主演を務め、名門全寮制学校の型破りな教師と生徒たちの交流と成長を描いたヒューマンドラマ。1959年、アメリカの全寮制学校ウェルトン・アカデミーに、同校のOBである英語教師ジョン・キーティングが赴任してくる。厳格な規律に縛られてきた生徒たちは、キーティングの型破りな授業に戸惑うが、次第に触発され自由な生き方に目覚めていく。キーティングが学生時代に結成したクラブ「デッド・ポエツ・ソサエティ」を再開させ、自らを語り合うことで自分が本当にやりたいことは何かを自覚していく生徒たちだったが、ある日悲劇が起こり……。イーサン・ホークが生徒役で出演。監督は「刑事ジョン・ブック 目撃者」「トゥルーマン・ショー」のピーター・ウィアー。第62回アカデミー賞で脚本賞を受賞した。

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●『卒業(1967)』

将来に不安を抱えるエリート青年が、人妻と不倫の末にその娘と恋に落ちる姿を描き、主演のダスティン・ホフマンを一躍スターにした青春映画。大学を優秀な成績で卒業したベンジャミンは、将来を嘱望されながらもどこか悶々とした毎日を送っていた。虚無感を抱える彼は、父親の共同経営者の妻ロビンソン夫人に誘惑され、逢瀬を重ねるように。そんなある日、両親の勧めで仕方なく夫人の娘エレインとデートしたベンジャミンは、純粋な彼女を本気で好きになってしまう。チャールズ・ウェッブの同名小説をもとにマイク・ニコルズ監督がメガホンを取り、第40回アカデミー賞で監督賞を受賞。日本でも、劇中に流れる「サイモン&ガーファンクル」の楽曲「ミセス・ロビンソン」「サウンド・オブ・サイレンス」などとともに大ブームを巻き起こした。結婚式場から花嫁を奪い去る場面は、映画史に残る名シーンとしてあまりに有名。2019年6月、4Kデジタル修復版でリバイバル上映。

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●『学校II』

先生と生徒の心の交流を描いたヒューマンドラマ「学校」の第2弾。今回は北海道の養護学校に舞台を移し、その教室に集う様々な人間たちのふれあいのドラマをつづっていく。監督は「男はつらいよ 寅次郎紅の花」の山田洋次。脚本は山田と「男はつらいよ/寅次郎紅の花」の朝間義隆の共同。撮影をやはり「男はつらいよ 寅次郎紅の花」の長沼六男が担当している。主演は「釣りバカ日誌8」の西田敏行。共演に「男はつらいよ 寅次郎紅の花」の吉岡秀隆、「ユーリ」の永瀬正敏ほか。96年度キネマ旬報ベストテン第8位。

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●『アメリカン・グラフィティ』

後に「スター・ウォーズ」を生み出すジョージ・ルーカスの出世作となった長編第2作。1960年代初頭のアメリカを舞台に、4人の若者たちが過ごす一夜をロックンロールの名曲の数々に乗せて描いた青春群像劇。1962年、カリフォルニア北部の小さな街。高校を卒業したばかりのカートとスティーブ、1学年下のテリーと年上のビッグ・ジョンの4人は、それぞれの愛車に乗っていつもの溜まり場に集まる。カートとスティーブは大学に進学するため、翌朝に故郷を出る予定だ。4人は故郷でともに過ごす最後の夜を楽しむべく、それぞれの思いを胸に街へ繰り出していく。スティーブ役を後に監督として大成功を治めるロン・ハワード、カート役を「ジョーズ」のリチャード・ドレイファスが演じた。無名時代のハリソン・フォードも出演。

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●『スターフィッシュ』

亡き親友に導かれ、世界を救うためのミックステープを集める少女の冒険を独創的な映像で描いた異色のSFスリラー。親友を亡くし大きな喪失感を抱えるオーブリーは、親友のアパートで思い出に浸りながら一夜を明かす。しかし目が覚めると街は深い雪に覆われており、人影はなく謎の怪物がうろついていた。親友が残したメッセージを手がかりに、世界を救うミックステープを集める旅に出るオーブリーだったが……。主演はドラマ「マーベル ランナウェイズ」のバージニア・ガードナー。ミュージシャンとしても活動するA・T・ホワイトが監督・脚本・音楽を手がけ、劇中のアニメーションパートは手塚プロダクションが制作を担当した。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2022」(22年1月28日~)で上映されて好評を博し、22年3月に単独で劇場公開。

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●『スタンド・バイ・ミー』

スティーブン・キングの短編小説「死体」をロブ・ライナー監督が映画化したノスタルジックな青春ドラマ。オレゴン州の小さな田舎町キャッスルロック。それぞれに家庭の問題を抱える4人の少年たちが、町から30キロばかり離れたところに列車の轢死体が放置されているという噂を聞き、死体探しの旅に出る。出演はリバー・フェニックス、ウィル・ウィートン、コリー・フェルドマン、ジェリー・オコンネル。

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●『プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角』

貧乏人の娘と金持ちの息子のロマンスを描く喜劇。製作はローレン・シュラー・ドナー。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョン・ヒューズとマイケル・チニック。監督はミュージック・ビデオ出身でこれが映画第一作のハワード・ドイッチ。脚本はジョン・ヒューズ、撮影はタク・フジモト、音楽はマイケル・ゴアが担当。出演はモリー・リングウォルド、アンドリュー・マッカーシーほか。

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●『劇場』

「火花」で芥川賞を受賞した又吉直樹の2作目となる同名小説を、主演・山崎賢人、ヒロイン・松岡茉優、行定勲監督のメガホンで映画化。中学からの友人と立ち上げた劇団で脚本家兼演出家を担う永田。しかし、永田の作り上げる前衛的な作風は酷評され、客足も伸びず、ついに劇団員たちも永田を見放し、劇団は解散状態となってしまう。厳しい現実と理想とする演劇のはざまで悩む永田は、言いようのない孤独と戦っていた。そんなある日、永田は自分と同じスニーカーを履いている沙希を見かけ、彼女に声をかける。沙希は女優になる夢を抱いて上京し、服飾の大学に通っている学生だった。こうして2人の恋ははじまり、お金のない永田が沙希の部屋に転がり込む形で2人の生活がスタートする。沙希は自分の夢を重ねるかのように永田を応援し、永田も自分を理解し支えてくれる沙希を大切に思いながら、理想と現実と間を埋めるかのようにますます演劇にのめりこんでいく。

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●『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』

「リチャード・ジュエル」「トロン:レガシー」などの女優オリビア・ワイルドが長編監督デビューを果たし、女子高生2人組が高校最後の一夜に繰り広げる騒動を描いた青春コメディ。高校卒業を目前にしたエイミーと親友モリーは成績優秀な優等生であることを誇りに思っていたが、遊んでばかりいたはずの同級生もハイレベルな進路を歩むことを知り、自信を失ってしまう。勉強のために犠牲にしてきた時間を一気に取り戻すべく、卒業パーティへ繰り出すことを決意する2人だったが……。主演は俳優ジョナ・ヒルの妹としても知られる「レディ・バード」のビーニー・フェルドスタインと、「ショート・ターム」のケイトリン・デバー。「俺たち」シリーズのウィル・フェレルとアダム・マッケイが製作総指揮。

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●『ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?』

未来のロボット養成学校で起こる不思議な事件を、ドラミちゃんとドラえもんズの面々が解決する姿を描いたSFアニメーション。監督は「2112年 ドラえもん誕生」の米谷良知。「ドラえもん のび太と銀河超特急」の併映作品。

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●『ハロウィン THE END』

鬼才ジョン・カーペンターが生み出した殺人鬼ブギーマンの恐怖を描く「ハロウィン」シリーズの最終章。1978年のシリーズ1作目から40年後を描いた2018年製作の「ハロウィン」、その続編として2021年に製作された「ハロウィン KILLS」に続く物語が展開する。

殺人鬼ブギーマンことマイケル・マイヤーズが再びハドンフィールドを恐怖に陥れた事件から4年、街は少しずつ平穏な日常を取り戻しつつあった。マイケルの凶刃から生き延びたローリー・ストロードは孫娘のアリソンと暮らしながら回顧録を執筆し、40年以上にわたりマイケルに囚われ続けた人生を解放しようとしていた。しかし、暗い過去を抱えた青年コーリーが、こつ然と姿を消していたマイケルと遭遇したことから、新たな恐怖の連鎖が始まる。ローリーは長年の因縁に決着をつけるため、マイケルとの最後の対峙を決意する。

監督・脚本は前作に続きデビッド・ゴードン・グリーン、シリーズ生みの親であるカーペンターもキャラクター原案や製作総指揮、音楽などで携わっている。主人公ローリー・ストロードを演じるジェイミー・リー・カーティスを筆頭に、アンディ・マティチャック、カイル・リチャーズ、ウィル・パットンらシリーズを支えるキャストが集結。

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●『BU・SU』

片田舎で育った性格ブスの女の子が東京での生活で人にもまれ、自分のカラを破り自立していく姿を描く。脚本は内館牧子が執筆、監督はCMディレクターでこれが劇場用映画第一回作品となる市川準、撮影は「ドン松五郎の生活」の小林達比古がそれぞれ担当。

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●『世の中にたえて桜のなかりせば』

「乃木坂46」の岩本蓮加と名優・宝田明が主演を務め、「桜の季節」と「終活」をテーマに描いたヒューマンドラマ。終活アドバイザーのアルバイトをしている不登校の女子高生・吉岡咲。一緒に働く老紳士・柴田敬三とともに、様々な境遇に置かれた人たちに寄り添いながら彼らの終活を手伝う日々を過ごしていた。一方、咲の担任だった南雲は生徒からのイジメが原因で教師を辞め、自暴自棄になっていた。咲はひきこもり生活を送る南雲の様子を見に、たびたび彼女の自宅を訪れる一方で、イジメの張本人である女子生徒に自分の気持ちをぶつける。自身も不登校で行き場を求めている咲に、敬三は病気の妻とかつて一緒に見た桜の下での思い出を語る。敬三夫婦を励ますため桜の木を探しに出かけた咲は、ある真実にたどり着く。監督は、2017年の短編作品「サイレン」が国内外の映画祭で注目を集めた三宅伸行。

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●『ゴーストワールド』

ダニエル・クロウズのカルトコミックを原作に、疎外感を抱えて生きる少女2人の日常をポップかつユーモラスに描いた青春ドラマ。

幼なじみで親友のイーニドとレベッカは高校を卒業したものの、進学も就職もせずに気ままな毎日を過ごしている。そんなある日、2人は悪戯心から、新聞の出会い広告欄に載っていた中年男シーモアを呼び出して尾行する。イーニドは冴えないシーモアになぜか興味を抱き、彼の趣味であるブルースのレコード収集を通して親交を深めていく。一方、レベッカはカフェで働き始め、イーニドとレベッカは次第にすれ違うようになっていく。

「アメリカン・ビューティー」のソーラ・バーチがイーニド、「のら猫の日記」「モンタナの風に抱かれて」などで子役として活躍してきたスカーレット・ヨハンソンがレベッカを演じ、冴えない男シーモアを「ファーゴ」のスティーブ・ブシェーミが好演。「クラム」のテリー・ツワイゴフが監督を務め、原作者クロウズと共同で脚色も担当。

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●『スーパーバッド』

「40歳の童貞男」などのヒットメイカー、ジャド・アパトーが製作を手がけ、童貞喪失を夢みる冴えない高校生たちの奮闘を描いた青春コメディ。

オタク高校生のセス、エヴァン、フォーゲルは、女の子に興味津々の童貞3人組。そんなある日、彼らは人生で初めて女の子からパーティに誘われるが、なりゆきで酒を持っていく約束をしてしまう。どうしてもパーティに参加したい3人は、フォーゲルが手に入れたニセIDで酒を買おうとするが……。

セス役は後に「マネーボール」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でオスカー候補となるジョナ・ヒル、エヴァン役は「JUNO ジュノ」などで知られるマイケル・セラ。「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンの映画デビュー作でもある。2007年に製作された作品で、日本では「スーパーバッド 童貞ウォーズ」のタイトルでDVDスルーとなっていたが、2024年1月に「スーパーバッド」の邦題で初めて劇場公開。

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●『カラオケ行こ!』

変声期に悩む合唱部の男子中学生と歌がうまくなりたいヤクザの交流をコミカルに描いた和山やまの人気コミックを、綾野剛主演で実写映画化。

中学校で合唱部の部長を務める岡聡実は、ある日突然、見知らぬヤクザの成田狂児からカラオケに誘われる。戸惑う聡実に、狂児は歌のレッスンをしてほしいと依頼。組長が主催するカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける恐怖の罰ゲームを免れるため、どうしても歌がうまくならなければならないのだという。狂児の勝負曲は、X JAPANの「紅」。嫌々ながらも歌唱指導を引き受ける羽目になった聡実は、カラオケを通じて少しずつ狂児と親しくなっていくが……。

綾野が狂児を演じ、聡実役にはオーディションで選ばれた新星・齋藤潤を抜てき。「リンダ リンダ リンダ」の山下敦弘監督がメガホンをとり、テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の野木亜紀子が脚本を手がける。

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●『25年目のキス』

高校に潜入取材することになったさえない25歳の女性記者が、大奮闘の末、学園の人気者になり、恋も実らせるまでを描いたホロリとさせるハッピーなラヴ・コメディ。監督は「ホーム・アローン3」のラシャ・ゴズネル。製作総指揮は本作でヒロインを演じた「エバー・アフター」のドリュー・バリモア。製作はナンシー・ジューボネン、ナンシー・アイザック(「誘う女」共同製作)。脚本は本作がデビューとなったアビー・コーンとマーク・シルヴァーステインのコンビ。撮影は「くちづけはタンゴの後で」のアレックス・ネポムニアスキー。音楽は「アナスタシア」のデイヴィッド・ニューマン。美術は「クルーレス』のスティーブン・ジョーダン。編集は「クルーレス」のデブラ・チェイテと「クローンズ」のマルチェロ・サンセビエリ。衣裳は「8mm」のモナ・メイ。共演は「ラビナス」のデイヴィッド・アークエット、「デットマンズ・カーブ』のミシェル・バルタン、「シン・レッド・ライン」のジョン・C・ライリーほか。

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●『ヘザース ベロニカの熱い日』

1人の少女が反逆的な転校生との出会いから、学園を牛耳る3人の女性リーダーに復讐を開始してゆく姿をシニカルに描く青春ドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはクリストファー・ウェブスター、製作はデニーズ・ディ・ノヴィ、監督は本作がデビューのマイケル・レーマン、脚本はダニエル・ウォーターズ、撮影はフランシス・ケニーが担当。出演はウィノナ・ライダーほか。

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●『ある子供』

「ロゼッタ」「息子のまなざし」などで高く評価されてきたベルギーのジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟が監督・脚本・製作を手がけ、2度目のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した人間ドラマ。20歳の青年ブリュノは手下の少年スティーブと盗みを繰り返し、盗品を売りさばいた金でその日暮らしの生活を送っていた。ある日、彼と18歳の恋人ソニアの間に子どもが生まれる。ソニアはブリュノに真面目に働いてほしいと頼むが、彼にその気はない。しかもブリュノはソニアが目を離した隙に、我が子を金で売ってしまい……。出演は「ジェヴォーダンの獣」のジェレミー・レニエと、本作が映画デビューのデボラ・フランソワ。

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●『セーラー服と機関銃 卒業』

1981年に製作・公開され、社会現象を巻き起こした薬師丸ひろ子主演の大ヒット映画「セーラー服と機関銃」のその後を描いた赤川次郎の小説を、人気アイドルの橋本環奈主演で実写映画化。橋本にとってはこれが映画初主演となり、長谷川博己、安藤政信、武田鉄矢ら実力派が共演。脚本は「そこのみにて光輝く」の高田亮、監督は「婚前特急」の前田弘二。かつて弱小ヤクザ・目高組の組長をつとめ、伯父を殺した敵を機関銃で襲撃する事件を起こした18歳の少女・星泉。目高組が解散してからは、商店街の「メダカカフェ」を切り盛りしながら普通の女子高生として平穏な毎日を過ごしていた。ところがある日、モデル詐欺に巻き込まれた友人の相談を受けたことから、彼女の周囲に再び不穏な空気が漂いはじめる。

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●『子猫をお願い』

同じ高校を卒業した5人の女性が大人へと成長し、それぞれの道を歩み始める様をあたたかく描き、国内外で高い評価を得た韓国の名作青春映画。

夢想家のテヒ、美貌の野心家ヘジュ、アウトサイダーのジヨン、陽気な双子ピリュとオンジョは、高校時代からの仲良し5人組。卒業後は別々の生活を送っているが、それぞれが将来への漠然とした不安を抱えていた。事あるごとに集まっていた5人だったが、証券会社で働くようになったヘジュと無職のジヨンは互いに反発しあうようになり、仲間の絆を守ろうとするテヒは、家庭では父の無理解に不満を募らせていた。そんな5人を結び付けているのは、ジヨンが拾ってきた1匹の子猫ティティの存在だった。

韓国の女性監督の先駆けで、後に中山美穂とキム・ジェウク出演のラブストーリー「蝶の眠り」やドキュメンタリー「猫たちのアパートメント」を手がけるチョン・ジェウン監督の長編デビュー作。テヒ役を務めたペ・ドゥナが第38回百想芸術大賞最優秀女優賞を受賞するなど高い評価を得て、その後の飛躍のきっかけともなった一作。

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●『デンジャラス・マインド 卒業の日まで』

荒廃するアメリカ社会の歪みの中で喘ぐ若者たちに希望を与え、なんとか救おうと孤軍奮闘する女性教師の姿を描いたヒューマン・ドラマ。自らの体験を綴ったルアン・ジョンソンのノンフィクション『ルアン先生にはさからうな』(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、カナダの映画/TV界で活躍するジョン・N・スミスの監督で映画化。製作は「クリムゾン・タイド」のコンビ、ドン・シンプソン(96年1月19日に逝去)とジェリー・ブラックハイマー、エグゼクティヴ・プロデューサーはサンドラ・ラビンスとルーカス・フォスター、撮影はカナダ映画界出身のピエール・ルタルテ、美術はドナルド・グラハム・バード、編集はトム・ロルフがそれぞれ担当。音楽はプリンスのバックバンド〈レボリューションズ〉出身の2人組ユニット、ウェンディ&リサがスコアの作曲と演奏を手がけ、クーリオの『ギャングスタズ・パラダイス』をはじめグランジ、ヒップホップなどの楽曲が全編に流れる。主演は「ウルフ」のミシェル・ファイファー。共演は「クリムゾン・タイド」のジョージ・ズンザ、「天使にラブソングを2」のブルックリン・ハリスほか。

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●『キャリー(1976)』

スティーブン・キングの小説を原作に、超能力をもった少女キャリーが引き起こす惨劇を描いた青春オカルトホラー。狂信的な母親のもとで育てられ、学校でも日常的にいじめを受けている少女キャリーは初潮を迎えて動揺するが、生理現象は汚れの象徴だと母親に罵られる。しかし、その日を境にキャリーは念じることで物を動かせる超能力に目覚めていく。一方、いじめっ子たちは陰惨な嫌がらせを思いつき、高校最後のプロムパーティの場でキャリーを陥れるが、怒りを爆発させたキャリーの超能力が惨劇を招く。画面分割などを用いたブライアン・デ・パルマ監督の凝った映像演出も見どころ。キャリー役のシシー・スペイセクと母親役のパイパー・ローリーが、それぞれアカデミー主演女優賞、助演女優賞にノミネートされた。

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●『わたしを離さないで』

「日の名残り」で英文学界最高峰のブッカー賞を受賞した、日本生まれのイギリス人作家カズオ・イシグロの同名小説を、キャリー・マリガン、キーラ・ナイトレイ、アンドリュー・ガーフィールドの共演で映画化。監督は「ストーカー」(2002)の新鋭マーク・ロマネク。外界から隔絶された田園地帯に佇む寄宿学校ヘイルシャムで学ぶキャシー、ルース、トミーは、絵や詩の創作活動に励みながら、“特別な子ども”として育てられた。18歳になってヘールシャムを出た3人は、農場のコテージで共同生活を始めるが、ルースとトミーが恋人同士になったことで友情が崩壊していく。

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●『少女は卒業しない』

直木賞作家・朝井リョウの連作短編小説を原作に、廃校前の高校を舞台に4人の少女の卒業式までの2日間を描いた青春恋愛映画。

廃校を控え、校舎の取り壊しが決まっている高校。進学のため上京するバスケ部長・後藤由貴は、地元に残る恋人・寺田との関係が気まずくなっていた。軽音楽部長の神田杏子は、幼なじみの森崎に思いを寄せている。クラスになじめず図書室に通う作田詩織は、図書室の管理をする坂口先生に淡い恋心を抱いている。そして卒業生代表の答辞を務める山城まなみは、ある思いを恋人に伝えられずにいた。

「サマーフィルムにのって」の河合優実がまなみ役で映画初主演を務め、「アルプススタンドのはしの方」の小野莉奈、「ヤクザと家族 The Family」の小宮山莉渚、「かそけきサンカヨウ」の中井友望が共演。短編「カランコエの花」で高く評価された中川駿が監督・脚本を手がけた。

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●『青春デンデケデケデケ』

第105回直木賞を受賞した芦原すなおの同名小説を、名匠・大林宣彦監督が映画化した青春ドラマ。香川県観音寺市でロケを敢行し、ロックに情熱を燃やす若者たちの友情と恋を、60年代ヒットナンバーの数々に乗せて描く。1965年の春休み。高校入学を控えた藤原竹良は、ラジオから流れてきたザ・ベンチャーズの曲「パイプライン」に衝撃を受け、高校に入ったらロックバンドを結成しようと決意する。住職の息子・合田富士男やギターの得意な白井清一、ブラスバンド部の岡下巧らメンバーもそろい、アルバイトで稼いだ資金で念願の楽器を購入。「ロッキング・ホースメン」というバンド名も決まり、バンド活動に明け暮れる日々を送る。

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●『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』

天才並みの頭脳を持ちながら、幼児期のトラウマが原因で周囲に心を閉ざし非行に走る青年と、妻に先立たれ人生を見失った精神分析医との心の交流を描いた感動作。本作で脚本家デビューを飾ったマット・デイモンとベン・アフレックが見事にアカデミー脚本賞を獲得したことで話題に。また、孤独な精神分析医を演じたロビン・ウィリアムズも助演男優賞を獲得している。監督は「ドラッグストア・カウボーイ」の鬼才ガス・バン・サント。

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●『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』

「幸せなひとりぼっち」の原作者フレドリック・バックマンによる小説「ブリット=マリーはここにいた」を映画化したスウェーデン発のヒューマンドラマ。結婚して40年になる専業主婦ブリット=マリーは、仕事で忙しい夫のために毎日食事を作り、家の中を奇麗に整えておくことが自分の役割だと信じ続けてきた。そんなある日、ひょんなことから夫の長年の愛人の存在を知った彼女は、これまでの生活を変えるべくスーツケースひとつで家を出る。しかし働いた経験などほとんどない63歳の彼女にまともな職は見つからず、ようやくありついたのは、小さな田舎町ボリのユースセンターの管理人兼、地域の子どもたちのサッカーチームのコーチという仕事だった。主演は「愛の風景」のペルニラ・アウグスト。「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」などの女優ツバ・ノボトニーが監督を務めた。

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●『ミスミソウ』

「ハイスコアガール」「でろでろ」などで知られる押切蓮介の人気サスペンスコミックを、「ライチ☆光クラブ」の内藤瑛亮監督のメガホンにより実写映画化。東京から田舎の中学校に転校してきた野咲春花は、学校で「部外者」扱いされ、陰惨ないじめを受けることに。春花は唯一の味方であるクラスメイトの相場晄を心の支えに、なんとか耐えていたが、いじめはエスカレートしていくばかり。やがて事態は春花の家が激しい炎に包まれ、春花の家族が焼死するまでに発展。春花の心はついに崩壊し、壮絶な復讐が開始される。主人公の春花役を本作が初主演となる「咲 Saki」の山田杏奈が演じる。

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●『ヤング・ゼネレーション』

自転車レースに挑む若者たちの友情と恋、家族との絆を描き、1980年・第52回アカデミー賞で脚本賞を受賞した青春ドラマ。インディアナ州の町ブルーミントン。高校を卒業したデイブら4人の仲間たちは、大学へ進学せず無為な日々を過ごしていた。自転車レースが趣味のデイブは、イタリアのレーシングチャンピオンに憧れ、すっかりイタリアかぶれになっている。そんなある日、女子大生キャサリンに恋心を抱いた彼は、彼女の気を引くため自分はイタリア人だと嘘をついてしまう。やがてデイブは、仲間たちと共に地元で恒例の自転車レースに出場することになるが……。「ブリット」のピーター・イエーツ監督がメガホンをとった。

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●『ひらいて』

芥川賞作家・綿矢りさが、高校生による禁断の三角関係を描いた同名小説を、「ジオラマボーイ・パノラマガール」「樹海村」の山田杏奈主演で映画化。明るく成績優秀で校内では人気者の愛は、同じクラスのたとえに片思いをしている。目立たず、教室でもひっそりと過ごす地味なタイプのたとえは、どこか人と関わりを持つことを避けているように見え、愛はなかなか近づけずにいた。そんなたとえが誰かからの手紙を大事そうに読んでいる姿を偶然目撃した愛は、ある夜、悪友たちと学校に忍び込んだ際、その手紙を盗んでしまう。手紙は、糖尿病の持病を抱える陰気な少女・美雪からのものだった。学校でも目立たない美雪とたとえが密かに交際していることを知った愛の思いは乱れるが、その気持ちを隠して美雪に近づく。そこから愛と美雪、たとえの三角関係が始まるが……。監督はオムニバス映画「21世紀の女の子」でも注目を集めた若手監督・首藤凜。

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●『旅するジーンズと16歳の夏』

赤ん坊の頃から16歳になる今までずっと仲良しの少女4人組が、生まれて初めて別々に過ごす夏休み。ティビーはスーパーでバイト、リーナは祖父母の済むギリシャへ、カルメンは別居している父の元へ、ブリジットはメキシコのサッカーキャンプへ。4人は忘れられない出来事を体験していく。「ヒー・セッド、シー・セッド/彼の言い分、彼女の言い分」のケン・クワピス監督が全米ベストセラー小説「トラベリング・パンツ」を映画化。

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●『ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー』

ディズニー・チャンネルのオリジナル・ムービーとして放送され大ヒットを記録したミュージカル・シリーズの3作目。主演は「ヘアスプレー」のザック・エフロン、幼い頃からミュージカルの舞台に立ってきたバネッサ・ハジェンズ。高校卒業を間近に控え、恋仲であるバスケット青年のトロイと優等生のガブリエラは悩んでいた。名門バスケットチームのある大学に内定をもらっているトロイだったが、ガブリエラの進学する大学と1600キロも離れていたのだ。

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●『映画 けいおん!』

かきふらいによる4コマ漫画を原作に、2009年から10年に計2シーズンがTV放映され大ヒットを記録した人気アニメーション「けいおん!」の劇場版。TVシリーズでは描かれなかった桜が丘高校軽音部の部活ライフが描かれる。卒業を控えた軽音部3年生の唯、澪、律、紬はいつも通りのゆるやかな日々を送っていたが、同級生たちが卒業旅行を企画していることを知り、自分たちも卒業旅行へ行くことに。2年生の梓も加わり、各々が候補地の希望を出す中、くじ引きでロンドン行きが決まるのだが……。

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●『インスペクション ここで生きる』

ゲイであることから母に捨てられ海兵隊に入隊した青年が自らのアイデンティティを貫こうとする姿を、本作が長編デビューとなるエレガンス・ブラットン監督が自身の半生をもとに描いたヒューマンドラマ。

イラク戦争が長期化していた2005年のアメリカ。ゲイの青年エリス・フレンチは母に見捨てられ、16歳から10年間にわたってホームレスとして生きてきた。自身の存在意義を求めて海兵隊に志願入隊したものの、教官から強烈なしごきを受け、さらにゲイであることが周囲に知れ渡ると激しい差別にさらされてしまう。何度も心が折れそうになりながらも、暴力と憎悪に毅然と立ち向かうフレンチ。孤立を恐れず、同時に決して他者を見限らない彼の姿勢は、周囲の人々の意識を徐々に変化させていく。

歌手としても活動する俳優ジェレミー・ポープが主演を務め、第80回ゴールデングローブ賞の最優秀主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。

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●『ジョン・ウィック』

「マトリックス」シリーズのキアヌ・リーブスが主演を務め、元殺し屋の壮絶な復讐劇を描いたアクション。「マトリックス」ほか数々の大作映画でスタントやスタントコーディネーターを手がけたチャド・スタエルスキが初メガホンをとり、銃とカンフーを融合させた新銃術「ガンフー」を中心とした独自のアクション世界を展開する。愛する女性ヘレンとの出会いをきっかけに、裏社会から足を洗った殺し屋ジョン・ウィック。しかし、ヘレンは病に倒れて帰らぬ人となってしまい、ジョンは悲しみに暮れる。そんなジョンのもとに、ヘレンが生前に用意していたデイジーという名の一匹の子犬が届けられる。亡き妻の思いが託されたデイジーとの生活で再び心に平穏を取り戻していくジョンだったが、ある日、ジョンの所有する車を狙って家に押し入ったロシアンマフィアが、デイジーを殺してしまう。生きる希望だったデイジーを奪われたジョンは、かつてその名をとどろかせた裏社会に舞い戻り、ロシアンマフィアの組織を相手に単身戦いを挑む。

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●『シング・ストリート 未来へのうた』

「はじまりのうた」「ONCE ダブリンの街角で」のジョン・カーニー監督の半自伝的作品で、好きな女の子を振り向かせるためにバンドを組んだ少年の恋と友情を、1980年代ブリティッシュサウンドに乗せて描いた青春ドラマ。大不況にあえぐ85年のアイルランド、ダブリン。14歳の少年コナーは、父親が失業したために荒れた公立校に転校させられてしまう。さらに家では両親のケンカが絶えず、家庭は崩壊の危機に陥っていた。最悪な日々を送るコナーにとって唯一の楽しみは、音楽マニアの兄と一緒に隣国ロンドンのミュージックビデオをテレビで見ること。そんなある日、街で見かけた少女ラフィナの大人びた魅力に心を奪われたコナーは、自分のバンドのPVに出演しないかとラフィナを誘ってしまう。慌ててバンドを結成したコナーは、ロンドンの音楽シーンを驚かせるPVを作るべく猛特訓を開始するが……。

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●『アメイジング・スパイダーマン2』

アンドリュー・ガーフィールド主演、マーク・ウェブ監督のメガホンで人気ヒーローシリーズをリブートした「アメイジング・スパイダーマン」(2012)の続編。スパイダーマンとしてニューヨークの人々を守り、ひとりの男性として恋人グウェンを愛する日々を送るピーター・パーカー。しかし、街を離れていた旧友のハリー・オズボーンが戻ってきたことから、その生活に少しずつ変化が現れる。そんな中、高圧電流を武器とするエレクトロ、強力なサイ型パワードスーツの超人ライノ、高速グライダーで全てを切り裂く冷酷なグリーン・ゴブリンなど、スパイダーマンのいない世界を作ろうと目論む強敵が次々と出現する。ハリー役に注目の若手デイン・デハーン、エレクトロ役にオスカー俳優のジェイミー・フォックス、ライノ役にポール・ジアマッティなど豪華キャストが新参入。

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●『ウォールフラワー』

1999年にアメリカで出版され、「ライ麦畑でつかまえて」の再来とも言われたベストセラー青春小説を、原作者のスティーブン・チョボウスキーが自らのメガホンで映画化。「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」のローガン・ラーマン、「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン、「少年は残酷な弓を射る」のエズラ・ミラーが共演する。小説家を志望する16歳の少年チャーリーは、高校入学初日にスクールカースト最下層に位置付けられてしまう。誰からも話しかけられず、「壁の花(Wallflower)」のようにひっそりと息を潜めて毎日をやり過ごすことに注力していたチャーリーだったが、陽気なパトリックとその妹で美しく奔放なサムに出会い、生活が一変。初めて友情や恋を知るが、過去のある事件をきっかけに、3人の青春の日々は思わぬ方向へ転がり始める。

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●『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』

ニューヨーク、ブルックリンの街並みを背景に、元バンドマンの父と医大を目指す娘がそれぞれの人生へ踏み出そうとする姿を描き、サンダンス映画祭やサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で話題を集めたヒューマンドラマ。ブルックリンの海辺の街レッドフックでレコード店を営む元ミュージシャンのフランクは、17年間続けてきた店を閉めることに。フランクが男手ひとつで育ててきた娘サムは、ロサンゼルスにある医大への進学が決まっていた。ある夜、フランクは勉強中のサムの邪魔をして一緒に曲をレコーディングする。その曲をSpotifyにアップロードすると瞬く間に拡散され、多くの反響を得る。予想外の出来事に舞い上がるフランクだったが、サムには恋愛や進学など向き合うべき人生の課題が山積みで……。父フランクを「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」のニック・オファーマン、娘サムを「さよなら、僕のマンハッタン」のカーシー・クレモンズが演じる。共演に「ヘレディタリー 継承」のトニ・コレット。

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●『旅立ちの時』

17歳の少年ダニーは両親とともに逃亡生活を送っていた。反戦活動家だった両親はベトナム戦争当時に事件を起こし、そのかどで指名手配されていたのだ。そんなダニーはニュージャージーの小さな町で音楽教師に才能を認められ、その娘ローナと心を通わせていく。しかしかつての同志が警察に逮捕されたことから、ダニーの一家は窮地に追い込まれる……。大人へと成長していく少年をリバー・フェニックスが好演した感動の青春映画。

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●『ナイトクローラー』

「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホールが主演し、刺激的な映像を求めて夜のロサンゼルスを駆けめぐる報道パパラッチの姿を通し、視聴率至上主義のテレビ業界の裏側を浮き彫りにしたサスペンススリラー。まともな仕事にありつけず軽犯罪で日銭を稼ぐ男ルイスは、偶然通りかかった事故現場で報道スクープ専門の映像パパラッチの存在を知り、自分もやってみようと思い立つ。早速ビデオカメラを手に入れたルイスは、警察無線を傍受して事件や事故の現場に猛スピードで駆けつけ、悲惨な映像を次々と撮影していく。過激な映像で高額な報酬を得るようになったルイスは、さらなるスクープ映像を求めて行動をエスカレートさせていき、ついに一線を越えてしまう。共演に「マイティ・ソー」シリーズのレネ・ルッソ。「ボーン・レガシー」などの脚本家として知られるダン・ギルロイがメガホンをとり、長編監督デビューを果たした。

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●『8 Mile』

デトロイトの工場で働くラビットこと青年ジミーには夢があった。ラッパーとして成功し、どん底の日々から抜け出すこと。プロデビューを目指す彼は街で行なわれているラップ・バトルに出場しようとするが、繊細な性格ゆえにプレッシャーを感じ、棄権してしまう。モデル志望の娘アレックスとの恋、トレーラーハウスに暮らす家族との生活、そして仲間たちと思い描く成功の夢。ジミーは迷い、傷つきながらも、やがてラップのバトルステージに立つ……。カリスマ的人気を誇るラップ・ミュージシャン、エミネムの半自伝的な青春物語。

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●『ゾンビ・ガール』

「グレムリン」「ハウリング」の鬼才ジョー・ダンテ監督が、ゾンビ化した元恋人に振り回される青年を描いたホラーコメディ。ホラー映画を愛する青年マックスは憧れの美女エブリンと付き合うことになり一緒に暮らし始めるが、彼女の束縛に耐えきれなくなり別れを決意する。そんな矢先、エブリンがバスに跳ねられて死んでしまう。突然の死にショックを受けながらも、どうにか立ち直ったマックスは、ゾンビ映画を鑑賞中に知り合ったホラー好きの女性オリビアと意気投合する。ところが、死んだはずのエブリンが2人の仲を邪魔するため、ゾンビとなって墓の中からよみがえってくる。主人公マックス役に「ターミネーター4」のアントン・イェルチン。共演に「トワイライト」シリーズのアシュリー・グリーン、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズのアレクサンドラ・ダダリオ。「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2015」で劇場公開

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●『免許がない!』

免許を取るため教習所通いを始めた映画スターの苦労ぶりと周囲の騒ぎを描くコメディ。オムニバス「バカヤロー!4 YOU! お前のことだよ」(91)の第3話「サギるなジャパン」を手がけた明石知幸の初長編監督作で、「未来の想い出 Last_Christmas」の森田芳光の脚本を得たもの。撮影は「リング・リング・リング 涙のチャンピオンベルト」の仙元誠三が担当。

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●『トゥルーマン・ショー』

人生のすべてをテレビのリアリティショーで生中継されていた男を描いたコメディドラマ。離島の町シーヘブンで生まれ育った男トゥルーマン。保険会社で働きながら、しっかり者の妻メリルと平穏な毎日を送る彼には、本人だけが知らない驚きの事実があった。実はトゥルーマンは生まれた時から毎日24時間すべてをテレビ番組「トゥルーマン・ショー」で生中継されており、彼が暮らす町は巨大なセット、住人も妻や親友に至るまで全員が俳優なのだ。自分が生きる世界に違和感を抱き始めた彼は、真実を突き止めようと奔走するが……。主人公トゥルーマンをジム・キャリー、番組プロデューサーをエド・ハリスが演じ、第56回ゴールデングローブ賞で主演男優賞と助演男優賞をそれぞれ受賞。「刑事ジョン・ブック 目撃者」のピーター・ウィアーが監督を務め、「ガタカ」のアンドリュー・ニコルが脚本を手がけた。

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●『キューティ・ブロンド』

おしゃれで成績優秀のブロンド美人エルは、政治家を目指す恋人に「ブロンドは官僚夫人に不向き」と振られ、彼を追って難関ハーバード・ロー・スクールに進学。周囲のブロンドへの偏見の中、弁護士をめざして奮闘する。監督ロバート・ルケティックはオーストラリア出身、本作でハリウッドデビューし、ミラマックスと3本の契約を結んだ注目株。撮影はニコラス・ローグ監督とのコンビで知られるアンソニー・B・リッチモンド。

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●『クリード 炎の宿敵』

「ロッキー」シリーズを新たな主人公アドニスの物語として復活させ、世界中で好評を博した「クリード チャンプを継ぐ男」の続編。「ロッキー4 炎の友情」で、アドニスの父であり、ロッキーの盟友だったアポロ・クリードを葬ったイワン・ドラコの息子ヴィクターが登場し、アドニスが因縁の対決に挑む姿を描く。ロッキーの指導の下、世界チャンピオンに上り詰めたアドニスは、かつて父アポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子ヴィクターと対戦することになる。ヴィクターの反則行為により試合には勝利したものの、納得のいく勝利を飾ることができなかったアドニスは、心身ともに不調に陥ってしまう。やがて婚約者のビアンカが出産して父親になったアドニスは、ロッキーから父親という存在の大切さを諭され、しばらく一線から遠のくことに。しかし、「ボクシングこそが自分そのもの」と気づいたアドニスは、ヴィクターとの再戦を決意する。前作から続いてアドニス役をマイケル・B・ジョーダン、ロッキー役をシルベスター・スタローンが演じ、スタローンは脚本も担当。「ロッキー4」でイワン・ドラコを演じたドルフ・ラングレンも同役で出演。監督は新鋭スティーブン・ケイプル・Jr.が務めた。

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●『6才のボクが、大人になるまで。』

「ビフォア・ミッドナイト」のリチャード・リンクレイター監督が、ひとりの少年の6歳から18歳までの成長と家族の軌跡を、実際に12年をかけて撮影したドラマ。主人公の少年メイソンを演じるエラー・コルトレーンを筆頭に、母親役のパトリシア・アークエット、父親役のイーサン・ホーク、姉役のローレライ・リンクレーターの4人の俳優が、12年間同じ役を演じ続けて完成された。第87回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞ほか計6部門で候補に挙がり、アークエットが助演女優賞を受賞した。米テキサス州に住む6歳の少年メイソンは、キャリアアップのために大学に入学した母に伴われてヒューストンに転居し、その地で多感な思春期を過ごす。アラスカから戻って来た父との再会や母の再婚、義父の暴力、初恋などを経験し、大人になっていくメイソンは、やがてアート写真家という将来の夢を見つけ、母親のもとを巣立つ。12年という歳月の中で、母は大学教員になり、ミュージシャンを目指していた父も就職し、再婚して新たな子が生まれるなど、家族にも変化が生まれていた。

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●『ワイルド・スピード SKY MISSION』

人気カーアクション「ワイルド・スピード」シリーズの第7作。オーウェン・ショウ率いる国際犯罪組織を倒し平穏な毎日を送っていたドミニクたちの前に、オーウェンの兄デッカード・ショウが弟の仇を討つべく現われる。元特殊部隊の暗殺者で一国の軍隊に匹敵するほどの力を誇るデッカードは、東京にいるドミニクたちの仲間を襲撃。大切な仲間を奪われたドミニクたちは、圧倒的な強さを誇るデッカードに決死の戦いを挑む。ドミニク役のビン・ディーゼルや本作の撮影期間中に急逝したポール・ウォーカーらおなじみのキャストに加え、人気アクションスターのジェイソン・ステイサムがシリーズ最強の敵デッカード・ショウ役で登場。「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンが監督を務め、空中からのダイブや超高級車を使用したジャンプなど、ド派手なカーアクションが連続する。

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◆まとめ

配信コラムは以上です。
今回はAppleTV+作品やこれから公開予定の新作映画のほか、「#あなたの好きな卒業映画」特集でもたくさんの映画を紹介しました。
みなさんの映画鑑賞ライフの参考にしていただきますと幸いです。

次回は少し間があきますが4/21(日)に配信予定です。EDDIEのかく語りき配信1周年を記念して、特別企画として「#推しの俳優の珠玉の一本」特集をします。
みなさんの推しの俳優の「これだ!」というおすすめの映画作品をご紹介ください。

今回もありがとうございました。

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